マジックミラーフィルムとは？窓の目隠しにもなるシートの特徴や使い方！

マジックミラーフィルムとは、マジックミラーと同様に外から見ると鏡の様になっていて、室内が見えなくなる特殊なフィルムのことを言います。窓ガラスに貼ることによって、プライバシーを守るなどの効果を得ることが可能です。専門業者に頼ることなく、素人でも簡単に窓ガラスに貼り付けが可能で、DIY初心者にもおすすめのアイテムです。

マジックミラーフィルムの4つの特徴についてまとめました。マジックミラーフィルムを使用することで、日常生活で誰もが感じる不便の解消に繋がります。

マジックミラーフィルムには、マジックミラーと同じく、屋外から見たときは光が反射して鏡に見えるため、室内が見えにくくになっています。室内が見えにくくなる目隠し効果により、プライバシーの保護だけでなく防犯対策にも効果的です。

フィルムが日差しをさえぎることで、屋外からの熱を遮断し、室内の熱を逃がさない断熱効果もあるため、冷暖房の効きが良くなり省エネにもなります。それにともなって、冬には外の冷気が室内に入ることを防ぐため、結露防止効果にも期待ができます。冷夏、暖冬の年が続いていますが、暑いときは暑いですし、寒いときは、やっぱり寒く、エアコンは家庭には欠かせません。

マジックミラーフィルムには、シミ、そばかすなどのお肌のトラブルの原因となる紫外線をカットする効果もあります。屋外で過ごす場合は、日焼け止めや、帽子、日傘で紫外線対策をしている方も多いかと思いますが、屋内でもお肌を守るために、マジックミラーフィルムで紫外線対策をしてみてはいかがでしょうか。商品によっては、99％UVカットの機能を持つタイプもあります。

また、室内の床やインテリアの日焼け、劣化を軽減することもできるため、賃貸家屋の退去時の修繕費用や劣化した家具の買い替え費用などの節約にも繋がります。
 

マジックミラーフィルムには、窓ガラスの飛散防止効果もあります。これにより、地震などの災害時にガラスが割れて床に飛び散ることを防ぎ、怪我をせずに安全に避難することが可能です。この飛散防止効果を利用して、窓ガラス以外にも食器棚のガラス扉などにもマジックミラーフィルムを貼って防災対策を行うこともできます。

種類は主に、ミラータイプと目隠しタイプです。それぞれに特徴がありますので、用途にあった選び方が重要です。

室内から、外の景色を見たいという方は、こちらのタイプがおすすめです。マジックミラーと同じ効果があるので、明るい側（屋外）からは見えませんが、暗い側（室内）からはしっかりと外を見ることができます。ただし、昼間は基本的に屋外の方が明るいですが、夜間や悪天候の場合は室内の方が明るくなる場合があるため、室内が丸見えになってしまうため注意が必要です。

インテリアとして楽しみたい方、屋外からの視線を常に遮りたい方はこちらのタイプがおすすめです。半透明状のものが多く昼夜問わず視線を遮ることが可能ですが、室内からも屋外は見えにくいため、天気や屋外を見るためには窓を開ける必要があります。模様が入ったタイプ、すりガラスのようになったタイプなど選択肢が豊富です。
 

綺麗に貼るための下準備です。洗剤を使用して、しっかりと窓ガラスの汚れを落とします。

マジックミラーフィルムのほとんどが、水だけで簡単に貼ることができます。フィルムについているシートを剥がし、霧吹きで窓とフィルムに水を吹きかけてからフィルムを貼り付けます。一部シールタイプもありますが、水で貼るタイプの方が貼り直しがしやすいのでDIY経験が少ない方でも簡単に貼ることができます。
 

マジックミラーフィルムを貼るときに、一番重要な工程です。窓とフィルムの間に入っている、水分と空気をしっかりと抜くことで、気泡のない綺麗な仕上がりになります。水、空気を抜くためにはスキージーを使用すると作業がしやすいです。商品によってはスキージーが付属しているものもあります。
 

マジックミラーフィルムは、既成サイズをカットして使用するため、貼りたい窓のサイズを正しく図る必要があります。住まいによって窓のサイズは様々なため、事前にサイズを図り、窓に貼るために十分覆うことができる大きさを選びましょう。

ザラザラした窓や、凹凸のある窓の場合は正しく貼ることができない場合があります。ご自宅の窓ガラスのタイプを確認し、商品パッケージなどに記載されている対象となる窓ガラスのタイプと一致しているか確認しましょう。