タンナファクルーとは?沖縄名産のお菓子の味・魅力についてご紹介!

タンナファクルーとは?沖縄名産のお菓子の味・魅力についてご紹介!

今回ご紹介するのは沖縄の伝統菓子タンナファクルーです。黒糖の風味と素朴な味わいが魅力のタンナファクルーは地元の方はもちろん観光客にも長い間支持されています。沖縄の伝統あるさんぴん茶とともにその魅力を存分に味わってみて下さい。

記事の目次

  1. 1.タンナファクルーとは?
  2. 2.タンナファクルーの歴史
  3. 3.タンナファクルーのこだわり
  4. 4.タンナファクルーはどんな味?
  5. 5.タンナファクルーはどこで買えるの?
  6. 6.まとめ

タンナファクルーとは?

タンナファクルーとは沖縄の丸玉製菓が作っている伝統の黒糖菓子です。黒糖、小麦粉、卵を使ったシンプルな焼き菓子で素朴な味わいが特徴です。特徴的なタンナファクルーという名前の由来は創業者の玉那覇二郎さんにあります。名前の玉那覇(たまなは=タンナファ)、そして創業者の方は色黒だったことからクルーというあだ名があったそうです。そしてタンナファ+クルー=タンナファクルーになったとされています。

タンナファクルーの歴史

Photo by cotaro70s

タンナファクルーの歴史は明治時代にさかのぼります。琉球王朝時代にクンペンというお菓子がありましたが、それはごま餡を使った高級お菓子で庶民の手にはなかなか入りませんでした。そこで創業者の玉那覇二郎が庶民のために安価なお菓子をと考え作られたのがタンナファクルーです。

タンナファクルーのこだわり

タンナファクルーにはたくさんのこだわりがあります。そのこだわりが伝統の味を作り、沖縄の人々に親しまれてきたのではないでしょうか。そのこだわりをいくつかご紹介します。

製法へのこだわり

創業当時と変わらない味を提供するために、材料やレシピは変えていないそうです。機械を使わず手でこねることにもこだわり昔の味を守っています。

黒糖へのこだわり

沖縄には「8つの島の沖縄黒糖」というブランドがあります。マルタマではその中の伊平屋(いへや)島で生産されたこだわりの黒糖を使いタンナファクルーを製造しています。外国産の黒糖が多数を占める日本の市場で沖縄産にこだわり続けています。

品質へのこだわり

品質にこだわり、その日の天候や湿度によって生地の配合を変えているそうです。生地の水分調整などは長年の勘や経験が重要です。このような日々の努力によって伝統菓子が守られてきたのでしょう。

11枚入りのこだわり

1袋に11枚のタンナファクルーが入っています。もともとは10枚入りでしたが直営店を訪れてくれたお客さんに1枚しーぶん(おまけ)を渡していたため、今はその名残で11枚なのだそうです。この1枚は店主からの感謝のしるしなのですね。

地元へのこだわり

地元へのこだわりは材料だけではありません。タンナファクルーは小学校や幼稚園の給食にも提供されているそうです。子供の頃から食べ慣れた素朴な味は大人になっても忘れられないでしょうね。地元に愛され続ける要因かもしれません。

タンナファクルーはどんな味?

こだわりの詰まったタンナファクルーですが実際の味や食感はどんなものなのでしょうか?一緒に飲んだらおいしい飲み物なども合わせてご紹介します!

タンナファクルーの味・食感

タンナファクルーは口の中に入れるとふわっと黒糖の風味と甘い味わいが広がります。食感はケーキとクッキーの中間のような感じでふんわりしっとりしています。口コミなどでは沖縄の言葉でチーチーカーカーする(口に中の水分がなくなりパサパサした状態)という意見もありました。飲み物を用意しておくとよさそうですね。

お供の飲み物

Photo by LordCassie

タンナファクルーを食べるとチーチーカーカーするという意見があったので飲み物は必須ですね!どんな飲み物が合うでしょうか?ご紹介します。

さんぴん茶

沖縄のお菓子を食べるなら沖縄のお茶はどうですか?ということでさんぴん茶です。さんぴん茶はジャスミン茶の一種で中国から伝わった飲み物です。中国語でジャスミン茶は「シャンピエンチャー」と言われていることからそれが訛って「さんぴん茶」になったとされています。優雅なティータイムを楽しんでみて下さい。

手軽にさんぴん茶のペットボトル

沖縄では缶入りやペットボトル入ののさんぴん茶も売っています。沖縄の味を手軽に楽しめるのでとてもうれしいですね!旅行のお土産などでも人気がありそうです。

牛乳

Photo byBru-nO

牛乳もおすすめです。甘いお菓子との相性は抜群ですよね。寒い季節にはホットミルクにすると体も温まってさらに満足感が増しそうです。ほっと一息できる飲み物です。

コーヒー

定番のコーヒーです。コーヒーはお菓子のお供には欠かせませんよね。大人はブラックで、お子さんはカフェオレにしてタンナファクルーを楽しんでみて下さい。

ぶくぶく茶

沖縄に行った際にはぜひ試してみたいぶくぶく茶です。かき氷のような見た目ですが実際は米やさんぴん茶を煎って泡立てた飲み物です。沖縄では泡づくりを体験できる喫茶店もあります。タンナファクルーやおいしい沖縄の伝統菓子と一緒にめずらしいぶくぶく茶もいいですね。

タンナファクルーはどこで買えるの?

タンナファクルーは沖縄のスーパーや土産物店で購入できますが、直営店もあります。口コミでは、直営店で買うとスーパーなどで買うよりも割安で、できたてふわふわ感があるとの情報もあります。またマルタマのホームページからも購入できますので食べたいけどなかなか沖縄までは行けないという方は利用してみて下さい。

まとめ

沖縄の伝統菓子「タンナファクルー」をご紹介しました。沖縄には数多くの代表的な土産物があります。その中でこんなにもシンプルなお菓子が長い間愛されてきたのは、作り手のこだわりや信念があったからでしょう。ぜひ素朴な伝統のお菓子を試してみて下さい。

shibamaru
ライター

shibamaru

読みやすい記事をこころがけています。

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