キッチン(台所)は掃除が一番必要な場所
家庭で一番汚れている場所とはどこか?真っ先に思い付くのがトイレとキッチン(台所)でしょう。特にキッチンは、料理などで普段から汚れているものです。キッチンの汚れは、ガス・調理器具の安全性を脅かします。それだけに、毎日のキッチン掃除は必要なものです。そこで今回は、キッチン掃除のコツやおすすめのキッチン掃除用洗剤(クリーナー)やアイテム、必要なグッズや効果的なおすすめ掃除方法、コツも紹介します。
本格的な洋式キッチン(台所)は戦後生まれた
現在の様にステンレス流し台を備えた洋式キッチンが本格的に住宅に備わったのは、1956(昭和31)年、現在のUR(都市機構)の前身である住宅都市整備公団が東京・晴海に整備した公団住宅が最初です。これ以降、洋式キッチンが日本中に広まっていきます。洋式キッチンの拡大が、掃除のやり方を大きく変え、掃除道具や必要なものが代わって行く時期でした。
キッチン(台所)掃除の意識が高まったワケ
ホームセンターやドラッグストアを訪れると、キッチン掃除用の洗剤やグッズ・掃除道具が所狭しと並んでいます。店舗によっては、一レーンがキッチン洗剤&グッズで占められることもあり、中にはキッチン掃除の仕方の実演や簡単なコツややり方を紹介するコーナーを設ける店も。キッチン掃除の洗剤やグッズ・掃除道具が必要なものとなったのは、どんな理由があるのでしょうか。
理由①複雑な用品が増えて掃除の仕方や必要なものが増えた
キッチンの洋式化にともない、日本のキッチンにいままでなかった調理用品やグッズ・道具が大量に増えました。キッチン掃除の仕方が複雑化し、専用の洗剤・道具が増えているのが理由の一つです。ガス台や電子レンジ&ミキサーなどのキッチン用調理道具が増え、対応したキッチン洗剤&グッズの増加につながりました。またそれと同時に掃除の仕方・やり方も変化しました。キッチンの洋式化は、掃除用品を必要なものとしたのです。
理由②キッチン(台所)収納スペースが増えた
従来日本の家屋では、調理する土間(台所)には調理道具を置き、食器などは居間の水屋(みずや)にしまっていました。しかしキッチンの洋式化に伴って、キッチン内に食器などを収納スペースが設けられたことにより、掃除用品が必要なものとして意識されるようになりました。
理由③通販がキッチン(台所)掃除グッズ普及のきっかけ?
90年代に入るとテレビやネット通販により、簡単にキッチン掃除が進むやり方として、スチームクリーナーなどの掃除グッズがおすすめされ広まりました。こうした掃除用品の広まりによって、キッチン掃除が簡単になるだけでなく「調理器具を傷付けない掃除の仕方」として必要なものとなっていきます。現在大手通販では、約1000種類のキッチン掃除アイテムが販売されているそうです。
キッチン(台所)掃除の傾向と方法
では、洋式化した日本のキッチンの中で、簡単かつ効果的にキッチンを掃除できる傾向と方法について見ていきましょう。場所別のやり方も必要なものをご紹介します。
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