ダニは掃除機で吸えるのか?
家の中の掃除を完璧にしていても、目に見えない厄介者の「ダニ」があちこちに潜んでいます。ダニはできれば早急に退治したいですよね。そこで今回は、掃除機を使って効果的にダニを吸う方法とダニ退治に最適な掃除機を紹介します。効果的な対処法と、ある程度の性能を備えた掃除機を使えば、ダニを吸い取ることができますよ!
まずはダニの特徴をよく知っておこう!
ダニはどういう状況で発生するのでしょうか?ダニを効率よく退治するための基礎知識として、まずはどんな時期にダニが発生しやすいのか、家の中のどんな場所や環境に発生することが多いのかを知っておきましょう。
ダニが発生しやすい環境は?
梅雨などの湿気の多い時期
ダニが発生しやすい気候条件として、湿気が多い時期があげられます。1年の中でもとくに、梅雨の時期は湿気が多く雨が降る日が続くため、布団やカーペットを外に干すことができず、ダニにとってとても過ごしやすい環境になってしまいます。ダニは室温25℃・湿度60%で急激に増えるといわれています。
窓が少ない部屋
家の中でも、窓が少なかったり日当たりが悪い部屋は湿気がとても溜まるので、ダニにとっての好条件がそろった部屋になります。気温が暖かくなってきた時期に、窓を開けて換気するなどの十分な対策がとれないことで、つねにジメジメした部屋になってしまいます。換気が不十分な部屋では、扇風機などを使って湿度を下げるのが効果的です。
ホコリが溜まりやすく掃除が行き届かない場所
ダニの種類によって違いますが、家の中で発生することが多いチリダニのエサは、主にホコリや人の皮脂やアカなどのたんぱく質です。ホコリが溜まりやすいところはダニにとってのエサ場になってしまいますので、ダニ駆除のためにはホコリが溜まらないような家具の配置を考えることや、クリーナーなどを使用した掃除でのホコリ除去が必要になります。
家の中に思い当たる部屋や場所があるなら、ダニ取りの早急な対策が必要ですね!
ダニによる被害で体にどんな症状がでるのか
ダニによる被害で、人体にはどのような症状が出るのでしょうか?「かゆいぐらいでしょ?」と、体にかゆみを発症するぐらいと甘く考えている方が多いかもしれませんが、体質によっては重症化する場合もあります。ダニによる被害と被害によって発生する症状を確認してみましょう。
ダニによる主な被害と症状
ダニによる被害はどんなこと?
- ダニに咬まれる
- ダニに咬まれた傷口からウイルスが侵入することにより感染症になる
- ダニの死骸を含むチリ吸引によるアレルギーの発症
ダニ被害での症状
- 咬まれたところのかゆみや腫れ
- 咬まれた跡が残る
- 咬まれた部分から病原菌が侵入し、感染症による様々な病気の発生
- ダニのフンやダニの死骸の吸引によるアレルギー症状(鼻炎・アトピーによる肌の炎症・発疹によるブツブツ)
布団から起きたらなんだか体がかゆいと感じたり、知らない間に咬まれたような跡があったらダニの被害を疑いましょう!
軽症の場合もあれば体質により重症化の可能性も
もともとアレルギー体質の方が、ダニの被害によって喘息になったりアトピー性皮膚炎を発症することがあります。ダニ被害の症状がかゆみや鼻炎程度と思ってすぐに治るだろうと、かゆいのを我慢したり効果のありそうな市販の鼻炎薬で症状をごまかしてしまう方もいます。ですが、被害のもとになっているダニをクリーナーなどで退治しなければ症状が改善することがないのを知っておきましょう。
かゆみや鼻炎の症状を抑えることも必要だけど、まずはダニ退治の対策をすることが大事なんですね。
ダニを知ることで効率的にダニを駆除するための対策を取ることができるよ!