南欧風の素焼きテラコッタタイル
テラコッタタイルは土を成型して焼いた素焼きのタイルです。土の自然な風合いが特徴的で、もともとはイタリアやフランス、スペインなどで一般的に使われていましたが、最近は日本の南欧風住宅やレストランなどでも使われています。この記事では、テラコッタタイルの活用アイデア実例8選と上手な貼り方などをご紹介します。
テラコッタタイルが人気
テラコッタタイルは土を使ったタイルで、厚さは約2cmほどです。ハンドメイド的な質感があるため、こだわりたい人に人気です。かつては玄関まわりに最も多く使われていましたが、他のスペースにも使われています。最近は床材選びもアイデア性に富んできており、とくに欧風タイルが人気です。
テラコッタタイルの種類
テラコッタタイルは3種類あります。1つは「機械焼き」で、赤めの色が多く表面の凹凸が少ないもの。2つ目は「手焼き」で、色や形にバラつきがあるものです。そして、3つ目は「アンティーク」で、古いお城などを解体したときに採取されるタイルです。
テラコッタタイルの特徴
独特の質感と肌触り
テラコッタタイルは優しい肌触りで、年月が経てば経つほどさまざまな色合いに変化し、風合いが増してきます。
汚れや傷がつきやすい
テラコッタタイルは表面に凹凸があるため、汚れや傷がつきやすいといわれています。しかし風合いの変化を楽しむタイルなので、汚れはさほど気にならないという人が多いです。
テラコッタタイルの特徴
- 凹凸があるため汚れや傷がつきやすい
- 独特の質感で肌触りがよい
- 厚さは約2cm
テラコッタはイタリア語で「焼いた土」という意味です。土でできているため冷たい印象が少なく、全体的に優しいベージュ色で温かみがあります。
テラコッタ調やテラコッタ風タイルとは
最近は、テラコッタタイルの風合いを再現した「テラコッタ調(風)」タイルも人気です。一般的には本物のテラコッタとこれらのタイルを合わせて「テラコッタタイル」と呼ばれています。「テラコッタ調(風)」タイルは、テラコッタタイルの欠点をカバーした機能的な製品です。
テラコッタ調(風)タイルの特徴
- 汚れにくくお手入れがしやすい
- 滑りにくい
- テラコッタタイルの色味がみごとに再現されている
- 厚さは5mm前後
最近はリフォームで手軽に貼れる「テラコッタシート」や、テラコッタ柄のクッションフロアもよく使われています。次のページからはテラコッタタイルの使用実例8選を紹介しますね!
出典:写真AC