頑固な油汚れを落とすには？洗濯する際の温度・手順などのコツを紹介！

キッチンにある身近なもので頑固な油汚れを落としましょう。日常的に出入りするキッチンにあるものですぐに対応できれば、食べこぼしや皮脂汚れなどのシミも落ちやすくなります。

バター・ラードなどの動物性油脂は、融解温度が比較的高いため常温（15℃）では固形で、ぬるま湯から少し熱いと感じるくらいの温度で液体になります。食べこぼしで衣類にこびりつく汚れは、動物性油脂が主である場合が多いので、汚れてから時間が経っていなければお湯だけで落ちる可能性があります。油汚れのついた食器がお湯できれいに落ちるのはこの原理です。

1. 触ると少し熱いくらいのお湯を用意する。
2. 油汚れのついた場所をお湯につけて、もみ洗いする。
3. 汚れが浮いてきたら、そのまま洗濯機に入れ、通常の洗濯をする。

食器洗い用中性洗剤は、食器についた油汚れを落とす力があるので、もちろん布についた油汚れも落とすことが可能です。油汚れがついてしまったら、食器洗い洗剤を直接たらしておけば、汚れが浮き上がってきます。

1. 汚れてもいいタオルや布の上にシミの部分を置く。
2. シミの部分に食器用中性洗剤をたらし、なじませる。
3. シミの部分を別の汚れてもいいタオルや布でたたき、下のタオルなどに汚れを移す。（水洗いできる場合は、汚れた部分を揉み洗いして水で流してもOK）
4. 洗濯機に入れ、通常の洗濯をする。

ベーキングパウダーとして料理に使用したり、鍋のコゲを落とすのに使ったりと万能な重曹。重曹は弱アルカリ性なので、酸性である油や皮脂を中和させて油汚れを落とすのに利用できます。重曹は消臭効果も期待できるので、時間の経ったにおう皮脂汚れには、試してみる価値があります。

1. 重曹に少量の水を入れ、重曹ペーストを作る。（可能であれば、食器用中性洗剤を加えると効果が上がります）
2. 重曹ペーストを油汚れがついた場所につけ、なじませる。（汚れがひどければ、ブラシなどでこすり洗いしても）
3. 布にしっかりなじむよう、汚れの部分を水を張ったバケツなどにつけて30分位つけおきする。
4. 洗濯機に入れ、通常の洗濯をする。

お風呂場にあるもので油汚れを落としてみましょう。お風呂に入っている間につけおきできれば時間も有効に使えますし、お湯も使えるので相乗効果も期待できます。

シャンプーなどお風呂で使うものは、ふだん髪や体に使うものなのでタンパク質汚れも皮脂汚れも落としてくれ、しかも肌に優しい優れものです。そのため、食べこぼしなどの油汚れとタンパク質汚れが混ざった複雑な汚れにも対応できます。肌に合わなくて使えないシャンプーなどを使ってもいいですね。

1. 油汚れの部分を少しお湯で濡らし、シャンプーなどをつけてもみ洗いする。
2. 汚れが浮き上がってきたら、軽く流す。
3. 洗濯機に入れ、通常の洗濯をする。

化粧品を落とすためのクレンジングオイルなども油汚れを落とせます。油分のある化粧品を落とすので、もちろん皮脂汚れなどの油汚れにも効果的です。肌に使うものなのでやさしく作用します。

1. 油汚れの部分を少しお湯で濡らす。（濡れた手が不可の場合は、この作業は不要です）
2. クレンジングを汚れの部分になじませる。
3. もみ洗いやブラシでこすり洗いなどで汚れを浮き上がらせる。
4. お湯で洗い流し、洗濯機に入れて通常の洗濯をする。