油汚れを落とす洗濯方法③いつもの洗濯洗剤を使う
毎日の洗濯に使っている洗濯洗剤でも、少し工夫すれば頑固な油汚れを効率よく落とすことが可能です。いつもの洗剤で油染みをきれいにする方法をみていきましょう。
原液をしみこませる
いつも使っている洗濯洗剤も、原液を使えば効果が高まります。ただし、洗濯機にいつもより多い量の洗剤を入れるのではなく、洗濯機に入れる前の汚れた部分に直接塗りこみます。そうすることで、汚れに洗剤の効果を直接働きかけることが可能です。
洗濯洗剤を使った上手な油染みの落とし方
- 油汚れの部分に洗濯用洗剤の原液を塗り、少しもみこんでなじませる。
- 汚れが浮いてきたら、お湯(40℃位)で軽くすすぐ。
- 洗濯機に入れて、通常の洗濯をする。
洗濯用固形石鹸
子どもたちの上ばきや靴下などの泥汚れに大活躍する、洗濯用固形石鹸。育ち盛りの子どもがいる家では、必ずあるといっても過言ではありませんね。洗濯用固形石鹸は弱アルカリ性で、襟などの皮脂や化粧品などの油分の含まれた汚れ、食べこぼしにも効果抜群です。
洗濯用固形石鹸での洗い方
- 汚れた部分を水かお湯で濡らす。
- 石けんをこすりつけ、泡立ててもみ洗いする。
- バケツに水かお湯を張り、つけおきして汚れを浮かす。
- 洗濯機に入れて、通常の洗濯をする。
油汚れを落とす際の注意
油汚れの落とし方についてご紹介してきましたが、実際に洗濯をする際にいくつかの注意点があります。それらに気をつけて、洗濯をしていきましょう。
衣類の洗濯表示に気をつけよう
洗濯を始める前に、衣類についている洗濯表示を確認しましょう。見た目は簡単に洗濯できそうでも、高温に弱かったり、水洗いできない素材だったりする可能性があります。また、デリケートな素材やけば立ちやすい素材などは、ブラシでこすると傷んでしまう場合もあります。
洗剤の成分表示を確認しよう
洗濯洗剤の原液を使うときは、蛍光剤や漂白剤を含まない洗剤にしましょう。蛍光剤や漂白剤が入った洗剤は、効果が強すぎて塗った場所が色落ちしたり漂白されてしまう場合があります。また素材によっては、変質してしまう可能性もありますので、見えない部分で試してみるなどして注意しておこなってください。
お湯の温度に注意しよう
洗濯にお湯を使用するときは、やけどしないように注意しましょう。また、高い温度のお湯の方が汚れが落ちる気はしますが、油汚れとたんぱく汚れの混ざった食べこぼしの場合、お湯で凝固して残ってしまうので完全には落ちません。
手荒れに注意しよう
お湯や洗剤を使用する際は、できればゴム手袋や使い捨て手袋などでガードをしましょう。お湯や洗剤は、汚れはもちろん、手の皮脂までも落としてしまうので手荒れを引き起こすことがあります。特に肌が弱い方は要注意です。洗濯の後は、ハンドクリームやオイルなどで保湿をしましょう。
まとめ
衣類の油汚れの落とし方についてみてきました。汚れの成分や汚れがついてからの時間、衣類の素材などでも汚れの落ち方に違いがあります。条件によって衣類の色落ちなども発生してしまう場合があるので、十分気をつけて試しみてください。