失敗した場合の対処法
細心の注意を払ってSIMカッターを使っても、残念ながら失敗してしまうことがあります。失敗した場合の原因と対処法も前もって知っておけば、必要以上にあわてずに対処できます。失敗しないでSIMカードをパンチできるのが一番ですが、どういう失敗例があるか知っておき、同じように失敗しないよう参考にしましょう。
対処法①サイズがあわない
SIMカードをパンチした結果、必要以上にサイズが小さくなる場合があります。SIMカードのサイズが小さすぎるとカードがSIMトレイの中でずれてしまい、うまく通信できません。そういう場合はSIMカードアダプターを利用しましょう。アダプターを使ってサイズを大きくできます。SIMカードアダプターは通販サイトで数百円以内で購入可能です。
対処法②通信できない
通信できない原因が破損と考えられる場合は、そのSIMカードは使えません。通信ができなくなってしまったら、SIMカードの発行会社にカードの再発行を依頼して交換してもらいましょう。会社によっては再発行や交換に手数料がかかったり、再発行や交換そのものができなかったりする場合もあります。前もってカード発行会社の再発行と交換の規定を調べておくとよいでしょう。
SIMカッターを使う前に知っておきたいこと
簡単に手に入れられるSIMカッターですが、SIMカッターを使うことにはメリットとデメリットがあります。できればSIMカッターを使う前に、メリットとデメリットを知っておきましょう。しっかり比較検討して、時間とお金とエネルギーが無駄にならないように賢い選択をしたいですね。
SIMカッターを使うメリット
携帯電話を使えない期間がない
SIMカードを交換や再発行をすると、新しいSIMカードで通信ができるようになるまでに数日かかることがあります。自分でSIMカードをサイズ変更すれば、カット自体にかかる時間はほんの数分だけです。微調整が必要ですが、数日待つ必要がないためすぐに通信が可能で、携帯電話がないことで感じるストレスがありません。
データを維持できる
新しい携帯電話を利用には、今までの携帯電話からアプリや連絡先の移行が必要で大変面倒です。SIMカードをそのまま新しい携帯で使用できれば、今までのデータも新しい携帯電話で利用できるため、アプリや連絡先の面倒な移行がいりません。通信できるようになったらすぐにいつものように使用できます。
手数料が取られない
SIMカードのサービス提供会社では別のサイズに交換できます。その場合、通常は交換にともなう手数料が発生します。各社によって手数料の値段は変わりますが、数千円程度です。しかし、自分でSIMカッターを使ってパンチしてサイズを変更するなら、手数料は発生せず節約になります。もちろん、手数料よりもSIMカッターの購入金額が高額になってしまっては意味がないため、金額はしっかりチェックしましょう。
SIMカッターを使うデメリット
失敗しないとは限らない
SIMカードのカットは細心の注意を払っても、失敗してしまう可能性は捨てきれません。失敗してしまうと結果的にSIMカッターの購入代金だけでなく、再発行もしくは交換の手数料やそのほかの経費がかかります。その場では通信できても数日経過してから通信ができなくなることもあります。もし通信できなくなってしまったら再発行の依頼が必要です。
失敗するとデータが消える
失敗したらそのSIMカードは利用できなくなるため、SIMカードの中のデータは消えてしまいます。再発行してもデータは取り戻せません。SIMカードに消えては困る大切なデータが入っている場合は、前もってクラウド上やPCなどにバックアップをとっておきましょう。いつどんなときにデータが消えてしまうかはわからないため、普段からバックアップをとることをおすすめします。
損害金が求められる場合がある
SIMカードは提供会社が貸し出しているものです。SIMカードを使用しなくなった場合は基本的に返却を求められます。提供会社によっては、カードを加工することで、故意に破損させたとみなされて損害金を請求する場合もあります。前もって自分が使用しているSIMカードの提供会社の規定を調べておき、不必要なリスクを追わないように気をつけましょう。
賢いデジタルライフを送ろう
近年は、携帯電話もSIMカードも種類が豊富で選択肢が多くなっています。SIMカードのサイズ変更にはSIMカッターを使う、というのも一つの選択肢です。SIMカッターの知識があれば、いつか役に立つかもしれません。SIMカードの仕組みや提供会社のルールもしっかり理解して、快適で賢いデジタルライフを送りましょう。
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