実践キッチン周りの掃除のコツ!場所ごとのやり方
キッチン周りの掃除①IHヒーター
ガラストップのIHクッキングヒーターもステンレス製の鍋とのこすれや、油汚れの蓄積でどんどん焦げ付きがついてしまいます。デイリーの掃除では、セスキ炭酸ソーダをしみこませたウェットシートで拭き取りましょう。しかし、毎日トップを拭き掃除していても、加熱部にはこのように黒ずみができてしまいます。
10年以上使っているためガラストップの傷に汚れが入り込んでいるところもあります。汚れを放置してしまうと、さらに落としにくくなってしまうため、気づいたときに汚れ落としを実践します。
第1段階として、IHガラストップ用のスポンジを水に濡らしたもので、黒ずみ部分をこすります。少し根気強く円を描くようなイメージでこするのがコツです。まずは洗剤を使わずに落とします。ある程度汚れが落ちたら、キッチンダスターなどで拭き取りをします。
スポンジでは落とせない汚れがある場合は、アルミホイルを丸めたものと重曹ベースのクリームクレンザーを使ってこすり落としましょう。工夫次第でアルミホイルも掃除道具になりますね。くるくると円を描くように落とすのがコツです。
コゲ落としには重曹!微粒子が傷の中の汚れもかき取ってくれますよ。
画像のように黒い泡が出てきますが、アルミホイルがこすれて出てきた粉と重曹が混じってできたものです。拭き取りながら新しいクリームクレンザーを足してこすり洗いをしていきましょう。
キズがついてしまった部分の汚れはなかなか落ちにくいですが、スポンジでは落とせなかった茶色の汚れはアルミホイルとクリームクレンザーで落とせます。クレンザーを使ったやり方での清掃時間は5分程度です。仕上げに、ダスターなどで拭き取って完了です。
キッチン周りの掃除②シンク
排水口ネットを交換するときに、ネットにクリームクレンザーや食器用洗剤をつけてこすり洗いをします。ストッキングネットでステンレスも傷つけず、油汚れもしっかり落とせます。シンク洗い用スポンジを準備することも一案ですが、シンクにスポンジをいくつも置きたくない場合に排水口ネットで洗うのがおすすめです。
排水口ネットはすすがず、このまま排水口にセットできるのも便利です。毎日ネットは交換するため、ついでにシンク磨きができます。また、シンク用のスポンジを使っているとヌルつきが気になるかもしれません。しかし、食器用スポンジ1個だけを置くようになると、スポンジ自体も清潔に使えます。
食器用洗剤1滴だけでもしっかり泡立ってシンクを掃除できますよ。排水口ネット侮るなかれ!
キッチン周りの掃除③排水口
目につく排水口の内部は2~3日に1回の頻度で掃除するとよいでしょう。排水口ネットでシンクを洗った後、排水口の内部を洗うと便利です。使い古しの歯ブラシなどを使うやり方もおすすめです。内部のアタッチメントを外して歯ブラシでこすり洗いをして、固まった油汚れなどを落とします。
ニオイが気になる場合は、過炭酸ナトリウムを約100g排水口へ入れたのち、40℃くらいのぬるま湯をゆっくり注ぎ入れ、15分以上時間を置くとすっきりします。過炭酸ナトリウムはいわゆる酸素系漂白剤です。分解されたときに出る気体は酸素のため、ステンレスや排水口にも優しいですよ。
クエン酸と重曹を1:1の比率で混ぜたものを排水口に入れてぬるま湯を注ぐ方法もあります。
過炭酸ナトリウムを使う際の注意
- ステンレスに塗装が施されたものに使わない(塗装落ちのリスクがある)
- 排水口掃除の後は、ツマリを防ぐためしっかり水を流す
キッチン周りの掃除④電子レンジ
電子レンジのドア表面などは、毎日の拭き取りをおすすめします。庫内のにおいや油の飛び散りが気になったときは、アルカリ電解水やセスキ炭酸ソーダを使って拭き取りましょう。アルカリ電解水は簡単に汚れを落としやすいためおすすめです。
キッチン周りの掃除⑤冷蔵庫回り
冷蔵庫の持ち手は毎日拭きます。内部は汚れが気になるときに、特に卵ケースの部位やドア側面の牛乳などを入れて置けるケースなどは、定期的に拭き掃除をしましょう。水拭きでもよいですが、アルコール入りの台所用ウェットシートなどを使うのが清潔に保てるコツです。
キッチン周りの掃除⑥キッチンの壁
キッチンパネルは、油はねが固着しやすい部位です。できれば数日に1回の頻度で拭き掃除をしましょう。セスキ炭酸ソーダをしみこませたウェットシートで拭くだけでもすっきりします。汚れが浮き上がってきたときは、ウェットシートとアルカリ電解水の組み合わせで頑固な汚れもしっかり落とせます。
出典:筆者撮影