加湿器掃除方法「黒カビ汚れ」
カビは湿度70%以上の環境を好みます。室内を加湿する加湿器のタンクや取水トレーの中にカビが発生してしまうこともあるのです。カビが発生した加湿器は、雑菌が繁殖して悪臭の原因になることもあるため、早めに対処しましょう。
カビ汚れには「重曹」
カビはアルカリ性の環境で生きられないため、対策には重曹を使うとよいでしょう。重曹を使えば、カビ汚れや加湿器表面についた手の油などの皮脂汚れもすっきり落とせます。環境にやさしく効果がおだやかな重曹は、ドラッグストアや100均で購入できます。
黒カビ汚れ掃除の準備物
- 重曹
- バケツ等
- ブラシ・雑巾など
黒カビ汚れ掃除のやり方手順
①お湯に重曹を溶かす
バケツやシンクなどに40~60℃程度の湯を張り、重曹の粉末を溶かします。1Lの水に大さじ4程度の重曹を目安にするとよいでしょう。パッケージに記載の重曹水の作り方があれば、そちらを参考にしてください。
②汚れたアイテムを重曹水に沈める
カビ汚れのついてしまったアイテムを重曹水に沈めます。黒カビだけでなく、雑菌汚れのピンクぬめりや赤カビ汚れも落とせます。そのまましばらく触らず、つけ置きしましょう。
③1時間ほど放置して水ですすいで完了
1時間ほどつけ置きをしてから水で全体をすすいで完了です。汚れがひどい場合は、ブラシや雑巾などで汚れを軽くこすり落としてください。加湿フィルター等は、変形の恐れがあってこすり洗いはできないため注意しましょう。白い曇りや石灰質の汚れが残っている場合はカビではなく水垢です。したがって、重曹では落とせません。「水垢汚れ」の掃除方法を試してみてください。
加湿器掃除方法「ホコリ汚れ」
加湿と同時に花粉やハウスダストを吸引してくれる、加湿空気清浄機を使っている場合は、加湿部分だけでなく空気清浄フィルターの掃除も必要です。
空気清浄フィルターは水洗い厳禁
メーカーにより取り扱い方法は異なりますが、基本的には空気清浄フィルターは水洗い厳禁です。効果が失われてしまったり破損したりする場合もあるため、まずは取り扱い説明書を確認しましょう。
ホコリ汚れ掃除のやり方手順
①後ろパネルに掃除機をかけて取り外す
裏面パネルとは、加湿空気清浄機の裏面の大きなメッシュ部分です。ホコリがたまりやすいため、掃除機をかけて取り外します。メーカーによっては汚れがひどい場合の中性洗剤での拭き掃除や、つけ置き掃除が可能な場合があります。パンフレットなどを確認してみましょう。
②集塵・脱臭フィルタに掃除機をかけて完了
裏面パネルを取り外すと、活性炭の脱臭フィルタや紙製の集塵フィルタが現れます。これらは水拭きできない場合が多いため、掃除機で表面のホコリを吸い取りましょう。掃除機をかけてよい面が指定されていることもあります。わからない場合はメーカーサイトやパンフレットを確認してから掃除しましょう。