場所別・大掃除のポイント
一口に大掃除と言っても、部屋によって掃除のやり方や使う道具は変わります。もちろん効率のよい大掃除のポイントも場所ごとに変わります。場所ごとの掃除のやる事やポイントがわかると、スケジュールを立てる際にも参考になりますよ。どの場所を掃除する場合も、コツを上手に取り入れながら掃除してくださいね。
キッチン
冷蔵庫などの電化製品
冷蔵庫の中や、食器棚の中にあるものを一度取り出して、棚の中をきれいに拭きましょう。この機会に賞味期限切れの食品が残っていないかチェックもしてくださいね。電子レンジや炊飯器などの電化製品を動かせるなら、機械の裏や下にたまったほこりを取り除きます。電化製品本体も意外に汚れているため、洗剤を薄めた水につけたふきんを固くしぼって表面を拭きます。除菌ウェットティッシュを使うのもおすすめです。
シンクと排水口もきれいに
大掃除のときはシンクと排水口の中もきれいにしましょう。排水口のぬめりや臭いには重曹が有効です。台所仕事が終わったら最後に漂白剤を薄めた水を流すようにすればぬめりや臭いが出にくく、消毒もできます。シンクは金属タワシでこすると傷になってしまうため、柔らかいスポンジを使用してシンクの中を磨きます。メラミンスポンジもシンク掃除に便利なグッズです。
油汚れを落とすにはアルカリ性洗剤
キッチンの大掃除でメインとなるのは、コンロや換気扇の油汚れの掃除です。しつこい油汚れにはアルカリ性の洗剤が効果的です。ガスコンロの五徳に油と焦げの両方がこびりついている場合は、ぬるま湯で溶かした洗剤液に五徳をしばらくつけておきましょう。口に入るものを扱う場所のため薬品を使うのは心配、という場合は洗剤の代わりに重曹を使えば安心です。
リビング
リビングの大掃除はまずは上から、照明をきれいにすることから始めます。ソファカバーやクッションが布製で取り外しできる場合は洗います。洗えない場合は掃除機で念入りにほこりを吸い取りましょう。カーテンやラグなどの大きな布製品も、天気のよい洗濯物が乾きやすい日を選んで洗います。壁のシミは消しゴムで消える場合があるため、一度試してくださいね。
フローリングの掃除のポイント
フローリングは木目に沿って掃除します。木目にほこりや汚れが入らないようにするためです。フローリングに掃除機をかけ、雑巾で拭きあげます。このとき、米のとぎ汁を使って雑巾をかけるとフローリングにつやが出ます。木材によっては水拭きができないものもあるため、素材をチェックしてから掃除してくださいね。最後はワックスをかけて仕上げます。ワックスをかけるとつやが出るだけでなく、汚れや傷がつきにくくなります。
カーペット掃除を重点的に
カーペットはほこりがたまりやすい場所です。部屋全体にカーペットが敷きつめられているなら、出入り口やいつも人が通るところを中心に何度も掃除機を往復させてていねいに掃除機がけします。カーペットの汚れと臭いを取るには、重曹を水で薄めた重曹液をカーペット全体にスプレーしながら拭くのがおすすめです。カーペットの素材によって手入れの方法が異なるため注意してください。
寝室
クローゼットからものを出して、クローゼットの中を掃除機をかけるか雑巾で拭いてきれいにします。この際クローゼットに眠っていて使わないものは処分しましょう。寝具は洗濯し、マットレスはていねいに掃除機をかけてほこりを取ります。ダニやほこりはアレルギーの原因です。普段からほこりをためないよう、こまめな掃除機がけや寝具の取り替えを意識してください。
窓掃除も忘れずに
窓ガラスに光が当たると反射して汚れが見えにくいため、窓を掃除するときはくもりの日がおすすめです。窓の汚れの主な原因は泥やほこりで、しつこい汚れはつきにくい場所です。そのため、洗剤を使わなくてもきれいに掃除できます。どうしても汚れがひどいという場合は炭酸水を使うのもよい方法です。水拭きした後は乾拭きし、最後に新聞紙を使って、窓に残った雑巾の繊維やカスまで拭き取りましょう。
バス・トイレ
バス・トイレは毎日使う場所だからこそ、大掃除のときにはていねいにしっかり掃除したいものです。バス・トイレの中に置いてあるものも一度取り出し、棚も掃除しましょう。特に見落としがちなのはトイレの壁です。トイレの壁には飛び散った水あかや汚れがついています。壁を拭き掃除するとトイレの臭いが軽減するかもしれません。風呂のゴムパッキンについたカビは塩素系スプレーか酸素系漂白剤で落とせます。
水あかを落とすにはクエン酸
水あかや皮脂といったバス・トイレについている汚れはアルカリ汚れです。アルカリ汚れの掃除にはクエン酸が有効です。クエン酸を溶かした水をスプレーにして使うとバス・トイレの掃除はもちろん、家全体の掃除にも使えます。
コツをつかんで我が家をピカピカに!
大掃除を成功させるにはコツがありました。ぜひ普段の掃除でコツを使ってみましょう。普段の掃除でコツをつかめば、大掃除が楽になります。スケジュールを組んだり、リストを書き出したりして、掃除の状態を見えるようにしておけば達成感にもつながります。効率のよい大掃除で、ピカピカな我が家で爽やかな毎日を過ごしましょう。
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