焚き火台は必要なの?
焚き火台は、その名のとおり、焚き火を楽しむためのものです。「わざわざ台を使わなくてもよいのでは?」と思う人もいるでしょう。しかし、日本のキャンプ場や公園は、ほとんどの場所において直接地面で焚き火することを禁止しています。また、庭で焚き火を楽しみたい場合も直接火を焚くと地面にあとが残ってしまいます。地面や植物を傷つけないためにも、焚き火台は必要です。
焚き火台を自作するメリット
メリット①コストが安い
焚き火台を有名ブランドのキャンプ用品で購入しようとすると、数万円するものもあります。しかし、自作の場合は100均の素材だけでも製作が可能で、場合によっては数百円で作れます。なるべくコストを抑えたい場合は、自作がおすすめですよ。
メリット②簡単にDIYできる
焚き火台の自作と聞くと、難しそうな印象を受けるかもしれません。しかし、焚き火台は意外にも簡単に作れます。しかも、1時間程度という短時間で自作可能です。簡単なものなら5分ほど完成するため、庭で焚き火を楽しみたいと思ったときにサッと用意できます。DIY初心者でもチャレンジしやすく、DIYデビュー作にもおすすめです。
メリット③自分好みに作れる
大きさやデザインを自分好みにできることも、焚き火台を自作する大きなメリットです。例えば1人で使うのであれば、折り畳んでリュックサックにしまえるコンパクトなものも作れます。また、こだわりの素材を使えば、世界でたったひとつしかないオリジナルデザインの焚き火台を作ることも可能ですよ。
自作焚き火台に使える素材・材料
焚き火台の素材は、熱に耐え、錆にも強いステンレス製のものがおすすめです。ステンレスがない場合は、鉄素材でも製作可能です。プラスチックや木製の部品は破損や変形の危険があるため、使用は控えましょう。素材はホームセンターやダイソーなどの100均でも手に入れられます。アイデア次第で使えるものがたくさんあるため、好みのアイテムを探してみましょう。
材料①ステンレスメッシュ
ステンレスメッシュは、ステンレスを細い糸状にして編み込んだメッシュ素材で、網戸の網部分のような見た目です。熱や錆に強く、大きさや形も自由に加工できるためおすすめです。丸めたり、折りたためたりなど持ち運びもコンパクトにできますよ。
通販でも手に入る
ホームセンターで見つからない場合は、Amazonなどの通販サイトでも手に入ります。値段は網目の細かさや大きさによって変わりますが、安い物なら数百円から入手可能です。cm単位で切り売りしているショップもありますよ。
材料②ペグ
ペグとは、テントが飛ばないように地面に打ち付ける杭のようなものです。キャンプ用品店やダイソーでも手に入られますよ。大きさや形、素材はさまざまです。長いペグを使用すると大きな焚き火台を作るときに対応できます。プラスチックなどは溶けたり変形してしまうため、金属製のものを購入しましょう。
材料③折りたたみ式パイプ椅子
土台になる折りたたみ式パイプ椅子は、ホームセンターやダイソーなどの100均で購入できます。作りたい焚き火台のサイズにあわせて選びましょう。背もたれの付いていないものが使いやすくておすすめです。火に耐えられるように鉄製を選んでください。折りたたみができるため、コンパクトに持ち運べます。
材料④ステンレストレイ
ステンレストレイも、ダイソーなどの100均やキッチン用品を販売している店舗で手に入ります。形や大きさはさまざまです。炭や薪をのせて火を焚くときに使います。ステンレスは折り曲げるのが簡単にできておすすめです。缶のフタやアルミトレイなどでも代用できますよ。大きさがあえば、家にあまっている菓子缶なども使用可能です。
材料⑤焼き網
ダイソーやホームセンターなどで手に入る焼き網は、焚き火台で調理をする際に重宝します。網の上に直接食材を置いて焼くことはもちろん、網の上にフライパンや鍋を置けばお湯を沸かせ、煮込み料理も調理可能です。鉄板もあると料理のバリエーションがさらに増えますよ。
あると便利な道具
ハトメ ハトメパンチ |
ステンレスメッシュなどの鉄素材に開けた穴を強化するときに使う。穴が広がってちぎれてしまうのを防げて、穴をしっかりと固定可能。 |
金切りバサミ | 薄い鉄板やステンレスメッシュ、アルミ板、針金などは金切りバサミで簡単に切断できる。 |
ペンチ プライヤー |
鉄を曲げたり切ったりするのに使用。硬いペグなども曲げるられる。 |
電動ドリル | 鉄に穴を開けるときにあると便利。 |
鉄製のトング | 火傷しないためにもあると便利。火がついていても焼き網や炭、マキなどを掴んだりずらしたりできる。料理でも食材をひっくり返すときに使える。 |
出典:写真AC