はじめに
インテリアの中でも引き戸やクローゼットの扉などの、ドアのイメージは大きいですよね。また省エネや防音対策を考える上でも、ドアの存在は外せません。自分でクローゼットの扉を付け替えたり、新しいドアを作ってみたりしたいけれども、簡単に作れるのかどうかが気になりますよね。
ドアのDIYはクローゼットの扉や部屋の引き戸を変えたいけど、低予算で済ませたい人や、予算の割におしゃれなドアや、機能の高いドアを作りたい人におすすめです。比較的簡単に作れておしゃれなドアのほかに、フラッシュドアの作り方をご紹介します。フラッシュドアは、引き戸やクローゼットのドアにも応用可能です。
木製ドアをDIYするときの注意点
部屋のドアや引き戸でも、クローゼットの扉でも、製作する前に知っておきたい注意点があります。実際インスタなどでDIYの作品を見ても、見た目はおしゃれでも反り返って開閉がしづらいというコメントもあります。ドア作りに向いている木材や、採寸方法は事前に確認しておきましょう。
ドアのDIYに向いている木材
- 厚さ2〜3mmのラワン合板やシナ合板がフラッシュドアに向いている。
- ランバーコア合板は無垢材より反りや狂いが出にくく、ドアの枠材にも向いている。
- SPFやホワイトウッドの2×4材も低価格で人気の無垢材。
- 集成材も材質が均一で強度があり人気。
ドアの寸法の出し方
- ドアを作り直す際は、使用していたドアの寸法を測りドアノブや蝶番の位置を同じにする。
- 新しくドアを設置する場合は、取り付ける枠の内寸を測る。幅はドア枠のー5mm〜-7mm程度、高さはドア枠の-7mm〜-10mm程度が目安。
- 蝶番を取り付け位置はドアの上下の端から、蝶番の長さの1.5〜2枚程度の距離が目安。上下の蝶番を離せばドアの垂れ下がりが防げる。
- 引き戸の幅は間口の寸法に合わせる。扉が重なる部分が30mm〜50mm必要。
木製の引き戸のDIY方法
本格的なリフォームができない、原状回復必須の賃貸にぴったりの、おしゃれで簡単な引き戸製作のアイデアです。
準備するもの
- 電動ドライバー
- 自立式のメジャー
- 横に木を固定する道具
- カッターナイフ
- 鉛筆
- 角定規など
- オイルやワックスを塗る道具
材料
- ベニヤ板(扉の表面用):10枚
- SPF1×3(枠用)長:3本
- SPF1×3(枠用)短:2本
- SPF1×3(桟用)2本
- 表板取り付け用のネジ:表板の枚数×4
- 枠板用のネジ:必要本数
- 取っ手用の金具
- 取っ手用の金具用のネジ:必要分
- キャスター:2個
- キャスター用のネジ:必要分
- ワトコオイル
- アンティークワックス
作り方
- ドアをつけたい場所の寸法を測って、必要な木材を用意しておく。
- 材木類にワトコオイルを塗る。
- 枠を組み立てる。
- キャスターを取り付ける。
- 表面用の板を枠材に上中下2ヶ所ずつネジで取り付ける。
- 裏面も同じように取り付ける。
- 取っ手を付ける