扇風機の風を冷たくする方法とは?
夏になると日差しが強くなり、気温が高くなります。例年、日本の猛暑に大活躍しているのはクーラーですね。クーラーがあれば、猛暑でも室内で快適に過ごせます。ただし、1日中クーラーを使っていると気になるのが電気代です。そこで今回は夏のおすすめ節約術として、クーラーよりも電気代がはるかに安い「扇風機」の風を、クーラー並みに冷たくするアイデアをご紹介します。
扇風機は省エネだけど...
扇風機はクーラーの電気代の約1/10ほどといわれているので、かなり省エネできます。それだけに、扇風機は可動時間を気にしないで使えるのですが、シンプルに風を送るだけなので、熱い室内で使っても涼しい風は来ません。扇風機の風を冷たくして涼しい風を送るには、扇風機のまわりの空気を冷やしておく必要があります。
【昔ながらの方法】扇風機の前に氷を置く
扇風機の前に氷を置いて、扇風機の風を冷たくする方法は昔からあります。しかし、大きい氷を家庭で作ると、冷凍庫がかさばって邪魔ですね。それに、そもそも大きい氷を用意するのは大変です。そこで今回は、氷の代わりに「保冷剤」を使って簡単に扇風機の風が冷たくなる方法を紹介します。
処理に困りがちな保冷剤も、かしこい使い道があるのよ!
保冷剤扇風機とは
ケーキやアイスを買ったときに付いてくる保冷剤を捨てずに取っておいて、夏に扇風機を使うときに活用しましょう。新しく保冷剤を購入する必要がなくなります。保冷剤扇風機とは、保冷剤を使って扇風機の風を冷たくしたアイデア家電で、扇風機のまわりの空気を冷やしてくれるので、とても涼しくなっておすすめです。
扇風機に使う保冷剤
扇風機に使える保冷剤はどんな物でもかまいませんが、サイズが大きすぎると使いづらいです。小さい保冷剤が無い場合は、100均でも保冷剤を購入できます。100均の保冷剤はデザインのかわいい物が多いので、ぜひ活用してみましょう。
保冷剤を付ける場所
保冷剤を扇風機の前に取り付けてしまうと、扇風機の風をふさいでしまいます。保冷剤を取り付ける場合は、扇風機の裏に付けるようにしましょう。保冷剤を使用していると結露が出てきますので、保冷剤の水滴を吸収できるように布で包んで使いましょう。
保冷剤扇風機を使った効果
保冷剤扇風機を使うときは締め切った部屋で使っても熱風をかき回すだけで、いつまで経っても涼しくなりません。まずは熱気を外に出すために換気してから使いましょう。保冷剤扇風機を使えば、いつもの扇風機よりも約-2℃冷たい風に当たれます。
自作で保冷剤扇風機を作るときの注意
保冷剤扇風機は風は冷たくなりますが、扇風機だけでは夏の猛暑は、体調を崩してしまいます。保冷剤扇風機はクーラーの設定温度を上げて、クーラーと併用して使うのがおすすめです。熱中症にならないように気を付けて、楽しく夏を涼しく過ごせるやり方を見つけましょう。
保冷剤の水滴
使用していると保冷剤から水滴が出てきますが、水滴が扇風機のモーターにかかると故障の原因になるだけでなく、モーターがショートして火花が散れば火事になってしまいます。火事を防ぐためにも、保冷剤にタオルを巻いて使うようにしましょう。
扇風機は放水加工になっていないから気を付けてね!
室内の除湿
保冷剤扇風機は、保冷剤の冷気を使って風が涼しくなるようにするやり方です。室内に冷気と一緒に湿気が室内に充満します。湿気は室内の湿気の溜まりやすい場所にカビを発生させる原因です。室内の湿気を取り除くために除湿シートなどを使うようにしましょう。
除湿グッズ
室内に使う除湿グッズは、100均などで購入できます。保冷剤扇風機を作る時の材料と一緒に、除湿グッズも購入しておきましょう。どこでも持ち運びができて、簡単に使える除湿シートがおすすめです。保冷剤扇風機と除湿グッズを一緒に使いましょう。
では、次のページからさっそく保冷剤扇風機を作っていきましょう
保冷剤って、ふだん冷凍庫に眠っているアレだね!