ガンブルーとは?
ガンブルーとはピストルの表面に施す「黒染め」加工からできた言葉で、主に鉄業界の用語です。また、別名「ブルーイング」ともいわれています。ブルーイング仕上げをしたピストルは青に近い黒に染まるため、「ガンブルー」と呼ばれるようになりました。この記事では、自作でできるエアガンの上手なブルーイング処理方法をご紹介します。

自作ブルーイングについて

左はブルーイング処理された鉄のフライパンです!
ガンブルー液を使った自作ブルーイングにはどのような処理なのでしょうか。以下に、自作ブルーイングについてご紹介します。
黒さびを作る
鉄やアルミなどの金属は空気に触れると腐食し、さびが出てくるものです。それを防ぐために、金属の表面を「ガンブルー液」という溶剤で染めて黒カビを発生させます。ガンブルー液で染まった金属は「酸化被膜」である黒カビで覆われますが、その仕上がりが黒に近い青に見えるのが「ブルーイング 」の由来です。
金属をさびから守る
ブルーイングで黒錆処理するかすごく迷っていたけど、今回は花咲かGで防錆処理だけしておしまいにする! pic.twitter.com/kA5PExxbZH
— ゆーきうさぎ (@sikibur) March 22, 2018
「酸化被膜」は黒さびの一種であり、金属を黒さびで覆うと内部にさびが広がるのを防ぎます。この処理が結果的に金属をさびから守るのです。例えば、鉄の赤さびが内部に進行するのを防ぐには、金属の表面をガンブルー液で染めて黒さびを発生させます。このようにブル-イングは厳密にいうと塗装ではなく染める処理です。
ガンブルーが使える素材
ガンブルー液でブルーイングができる素材は鉄やアルミ、亜鉛などの金属です。また、亜鉛などの金属粒子が混ぜられたヘビーウェイト樹脂(HW樹脂)も、ブルーイングができます。
ガンブルーが使えない素材
ガンブルーは塗装ではなく、あくまでも金属に酸化被膜を作り仕上げるために染める処理です。そのため、鉄やアルミなどの金属以外のものには使用できません。また、エアガンやモデルガンなどでよく使われている合成樹脂のABS樹脂はそのままではブルーイングが不可です。

ブルーイングできないABS樹脂でも、ある下準備をすることでブルーイングが可能になります。詳しくは「エアガンの上手なブルーイング処理の方法」のところで紹介しますね!
ブルーガンのブルーイング
妖精の中古特集・その3(╹◡╹)
— LIBERATOR@トイガンショップ (@liberator8127) March 10, 2019
ブルーガン F2000
かなりレアなブルーガンだと思います!
重量感がとても良いのでトレーニングにうってつけです‼️
FNファンの方、いかがですか?ヾ(๑╹◡╹)ノ" pic.twitter.com/2AfWE7cXjh
ブルーガンは実銃のような雰囲気を持ったプラスチック製のモデルガンです。実銃と見分けがつくように青色をしています。ブルーガンは主に警察などでトレーニング用として使われています。ブルーガンは鉄やアルミなどの金属ではなく、プラスチックのポリウレタン製のためガンブルーでの黒染めは不可です。
まず最初にガンブルー液を使ったブルーイング処理とはどのようなものなのかを詳しく紹介します。