電波時計がずれないようにするには?
ここまでは、電波時計が進む、遅れるといったずれの原因となる理由についてご紹介してきましたが、「それじゃあ、電波時計をずれないようにするにはどうしたらいいの?」と感じた方もいるでしょう。そこで、ここからは、電波時計がずれないようにするためにできる対処法をご紹介していきます。簡単な方法ばかりですので、電波時計のずれに悩んでいる方はこの方法を取り入れてみてください。
充電を十分にする
電波時計のずれを防ぐのにもっとも簡単な対処方法が充電を十分にするということです。電波時計の電池をどれくらい前に交換したかを確認し、時間が経っているのでいるのであれば交換するようにしましょう。また、ソーラータイプの電波時計の場合、長時間使用する、太陽光の当たらない場所に保管しているとなると、充電がなくなりやすく時刻が遅れる、進む、狂うといったずれの原因になります。できるだけ光の当たる場所で保管し、十分に充電しましょう。
環境を変える
電波時計が電波を受信するためには、受信しやすい場所に時計を置いておくことも大切です。電波時計がよくずれるという場合は、時計の置き場所に問題があることも多いのです。家の中では、窓の近くが電波を受信しやすいとされています。特に、鉄筋コンクリートの住宅は電波を受信しにくいといわれているので、窓の近くに時計を設置するように心がけましょう。
磁気を避ける
電波時計が狂ったということを避けるために、磁気にはできるだけ近づけないようにしましょう。どんなに対処しても、磁気が原因で時計の時刻が合わないということがあります。現代社会では、磁気を発生させる電子機器が多く普及しているので、気づかないうちに磁気を帯びてしまいます。テレビ、スマートフォンなどから時計を遠ざけるように工夫しましょう。腕時計タイプの電波時計を使用する場合は、磁気アクセサリーを避けるよう対処しましょう。
受信の時間を設定する
電波時計の中には、自分で時計が電波を受信する時間を設定できるものもあります。電波を受信しにくい建物に住んでいる方は、こうした機能を利用することで時刻がずれるという現象を回避できるのです。天気の悪い日よりもよい日や、日中よりも深夜など電波を受信しやすいとされている環境があるので、そのタイミングを狙って設定するのもおすすめです。
基準位置合わせを行う
電波時計は、毎日ある時刻になると時刻を合わせようと電波を受信します。このとき、基準位置と呼ばれる0時00分がずれていると、そこを基準に時刻がずれていってしまいます。基準位置が0時10分だった場合、時刻が10分進むということです。この基準位置をしっかり0時00分にしておくことで、次回電波を受信するときに時刻がぴったり合うようになります。時計の取扱説明書には、この基準位置合わせの方法が書いてあるので一度確認してみましょう。
定期的にメンテナンスをする
電波時計の時刻が合わないということをなくすためには、定期的にメンテナンスをすることが必要になってきます。電池の交換だけでなく、定期的に時計を拭いてほこりをはらったり、汚れを落としたりということも電波時計を長く使用するためには必要なのです。自分で行うのが不安な方は、時計屋さんへクリーニングや修理の依頼をしてみてもよいでしょう。定期的なメンテナンスで長くきれいに使っていくことで、時計への愛着も増すのです。
最後に
私たちは、普段から無意識に時計を見て過ごしています。時計の時刻が1時間、1分、1秒でもずれると、私たちの生活には大きな影響が出てきます。今回は、電波時計のずれが起こる原因とその対処法についてご紹介してきました。電波時計のずれを引き起こさせず、長く使用していくためには普段から時計を正しく扱う必要があります。今後も安心してより素敵な時間を過ごしていくために、時計を大切に扱い、今回ご紹介した方法を実践していってみてください。
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