はじめに
ネイルアートは、サロンで施すとお金や時間がかかってしまいますよね。自分の好きなときに、好きなデザインでネイルアートを楽しみたいと思っている人も多いでしょう。セルフネイルは難しいというイメージをもたれがちですが、コツを押さえれば誰でも気軽に楽しめますよ。この記事では、ジェルネイルを使ったネイルアートを見ていきましょう。
ネイルアートのやり方
ネイルアートは、基本的なテクニックをしっかりとマスターしていけば、簡単にネイルサロン並みに仕上がります。ジェルののりをよくするために、爪のお手入れをしましょう。
ネイルアート前のお手入れ
ネイルアート前の爪のお手入れはとても重要です。このお手入れによって、ネイルアートの仕上がりに差が出ますよ。
爪やすりでの爪のお手入れ
爪やすりを使って、爪の凹凸をなくします。爪の端から中央に向かってやすりを動かすと、スムーズに削れますよ。
甘皮の処理
- キューティクルリムーバーで甘皮を柔らかくしておく
- プッシャーで甘皮を押し上げる
- 押し上げて余った甘皮をニッパーで取り除いていく
基本の塗り方
ネイルアートの基礎である、ワンカラー(単色)の塗り方の手順を紹介します。
- ベースコートを塗ったあと、カラージェルを塗る
- ライトでジェルネイルを硬化させる
- 乾いたら二度塗りをする
- 再度、2と同じ手順でネイルを硬化させる
- トップコートでを塗って、ライトで硬化
上手に仕上げるコツ
- サイドライン・キューティクルラインは1度目でしっかりと塗る
- 二度目に塗るときは、1度目のラインをなぞって、ムラが出ないようにする
ネイルアートの基本の道具
セルフネイルアートでおしゃれでかわいく仕上げるには、道具を揃えることが重要です。プロのネイリスト達も、技術はもちろんですが、道具をしっかりと揃えているためきれいに仕上げられます。近年は100均でもネイルアートに必要な道具が豊富に揃っています。まずは低価格のものから購入するのもよいでしょう。
ライト(UVライト/LEDライト)
ネイルアートをするときに使うジェルは、光を照射することによって乾きます。LEDライトとUVライトの2種類が主流ですが、乾きが早く、ライトの交換なども必要がないLEDライトのほうが初心者にはおすすめです。ただし、中にはUVでしか乾かないジェルも存在するため、使いたいジェルにあわせて選びましょう。
ネイルブラシ
ネイルアートには必要不可欠のアイテムです。コスメ用のブラシと似てはいますが、筆の素材が柔らかくできているので、ネイルアートには不向きです。
ネイルブラシの種類
- フラットブラシ:広範囲を塗るのに適している。単色で全体を塗る場合や、トップコート、ベースコートを塗るのにおすすめ
- フレンチブラシ:フレンチネイルを塗るのをおすすめのブラシ
- ラウンドブラシ:筆先が丸くなっていて、爪の付け根部分を塗るのに適している
- アートブラシ:ほかのブラシでは再現できない、繊細なデザインをするときに適している
クリアジェル
クリアジェルはカラージェルを爪に塗る際の、トップコートやベースコートとして使用するジェルのことです。通常は、トップコートとベースコートは別々となっていることが多いのですが、初心者の方は2つの機能を兼ね備えているものを購入してみると便利ですよ。
爪用やすり(ファイル)
爪やすりには、爪の表面を削るためのお手入れ用や、爪の長さを整えるための爪用やすりなどあります。爪に残ったジェルを取り除くために使用されることもありますよ。目の粗さも豊富です。爪の長さ調整用は、#180~#240が削りやすくておすすめです。
エタノール
ジェルを爪に塗る場合、油分や水分がついていると定着しにくいため、施術前にエタノールで余分な汚れなどを落とします。そのほかにも、筆の消毒、固まりきらなかったジェルの拭き取りにも使用できます。
コットン
コットンは、エタノールを染み込ませて使います。100均などでも簡単に購入できますが、けば立つようなものは避けてください。
ネイルアートであると便利な道具
あるとネイルアートがはかどる、仕上がりをよくしてくれるアイテムなどを紹介します。少しずつ揃えていくのも楽しんでみてはいかがでしょうか。
キューティクルリムーバー
キューティクルリムーバーは、爪の甘皮を柔らかくするためのアイテムです。ジェルタイプと液体タイプがあります。
- 液体タイプ:速乾性はあるが、甘皮以外に付着すると乾燥やダメージにつながるので注意が必要。スポイトでたらしたり、ブラシで塗布したりする
- ジェルタイプ:速乾性はないが、ジェルなので甘皮以外の部分に付着しにくい
ネイルニッパー
ネイルニッパーは、余った甘皮を除去するのにおすすめのアイテムです。選ぶ際のポイントは刃先の厚さと、シングルスプリングかダブルスプリグのどちらを選ぶかです。また持ち手もさまざまな形状があるため、自分にあったものを探してみましょう。
ネイルニッパーの種類
- 刃先が厚い場合・・・刃先が厚い分、奥まで入り込む心配がない
- 刃先が薄い場合・・・刃先が薄いので小回りはきくが、初心者は慣れていないので注意が必要
- シングルスプリング・・・耐久性はないが、小回りがきく
- ダブルスプリング・・・小回りがきかないが、耐久性がある
プッシャー
プッシャーは甘皮を押し上げたり、爪周りの薄い膜を取り除けたりするアイテムです。セラミック製とステンレス製があります。
- セラミック製:耐久性はないが、爪を削るなどの細かい作業に向いている
- ステンレス製:耐久性はあるが、爪を傷つけすぎてしまうことがある
筆置き
セルフネイルをするとき、ネイル用の筆置き場があると便利です。ブラシを机のうえに置いておくだけでは、コロコロと転がってしまうため、作業性が悪くなります。筆置き場があるだけで、スムーズにネイルアートを進められますよ。
ジェルネイルキット
ジェルネイルキットは、セルフネイルをするときに必要な道具が一式入っているもののことです。さまざまなアイテムを一から選んで、1つずつ購入していくと時間と費用、手間がかかります。選ぶのが面倒な場合、まずはキットで購入してみるのもおすすめです。ただし、買ったはいいけれど結局1回も使っていないという道具も出てくるため、無駄なものが多くないか口コミなどを参考にしましょう。
ネイル用プリンター「プリネイル」
「プリネイル」は、ネイルアートを直接爪に印刷できるプリンターです。プリンター本体をインターネットに接続し、スマートフォンアプリでデザインを選択すると、そのデザインを爪に印刷できます。専用の下地材を爪に塗る下準備が必要ですが、爪1枚あたり10秒で仕上がります。ネイル用プリンターを使えば簡単にかわいいネイルアートができておすすめです。
プリネイル
コイズミ デジタルネイルプリンター プリネイル ピンク KNP-N800/P
参考価格: 33,210円
売りネイルの専用アプリに収録されているのは、300種類ものデザイン。簡単にプリントできるため、飽きたらすぐに変えられる手軽さも人気に秘密です。爪の先までおしゃれにこだわりたい人にぴったりのネイル用プリンターです。
ネイルアートシール
ネイルアートシールには、はじめからシールに模様がプリントされていたりデコレーションが施されていたりします。爪に貼るだけで、おしゃれでかわいいネイルを気軽に楽しめます。時間のないときに便利です。
ネイルシールにひと工夫してさらにおしゃれに
貼るだけでも十分ですが、さらにトップコートやカラージェルを塗ったりすることで、よりおしゃれなネイルを楽しめますよ。直接爪にデザインするわけではないため、失敗しての落ち込まないですむのもメリットです。ラメが入ったデザインや水玉模様、複雑な柄などにもチャレンジしてみましょう。
次のページでは、基本的なデザインの種類や手順、応用編を説明していくよ。
ネイルアートの基本的なことや、必要な道具が理解できたね。