日本三大花火大会とは?この3会場が選ばれている理由や魅力をご紹介!

日本三大花火大会とは?この3会場が選ばれている理由や魅力をご紹介!

夏の風物詩でもある花火も最近はテーマパークなどで1年中見られます。そして、日本各地で花火大会は数えきれないほどありますが、その中でも日本三大花火と呼ばれる3つの花火大会があるのをご存じですか?毎年、多くの人を魅了し続けるこの日本三大花火をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.日本三大花火大会とは
  2. 2.日本三大花火①大曲
  3. 3.日本三大花火②土浦
  4. 4.日本三大花火③長岡
  5. 5.まとめ

日本三大花火大会とは

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夏にテレビで放映されるような大きな花火大会を見に行ったことはありますか?夜空に何発も打ち上げられるきれいな花火は、音と光で見るものを圧巻します。毎年、日本各地で大小の花火大会が数多く開催されています。その多くの花火大会の中に、日本三大花火と呼ばれる花火大会があります。そう呼ばれる3つの花火大会の理由と魅力はどんなものなのでしょうか?

花火とは

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花火は、火薬と金属の粉末を包んで作られた玉に導火線で火をつけ爆発させたものです。種類には、打ち上げ花火・仕掛け花火・おもちゃ花火などがあります。起源は、古代中国の「のろし」といわれています。日本も戦国時代に観賞用の花火が伝来されて、その後発展してきました。

日本三大花火はここ

日本三大花火は、下記の3つの花火大会です。

  • 全国花火競技大会・大曲の花火
  • 土浦全国花火競技大会
  • 長岡まつり大花火大会
過去には一部違う大会が三大花火に含まれていたこともあります。平安時代以降はこの3つの花火大会が日本三大花火大会といわれています。

日本三大花火に選ばれている理由

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現在、規模・打ち上げ数・観客動員数などの数字だけで比べれば、もっと大きな花火大会はほかにあります。大曲・土浦・長岡の花火大会が日本三大花火と呼ばれるのは、歴史の深さ・規模・豪華さを総合的に評価してです。定まった基準がないなか認められるのは、昔から多くの人を魅了し続けている花火大会であることが大きな理由となっています。

日本三大花火①大曲

大曲の花火大会とは

明治43年に始まった大曲の競技花火大会は、花火師たちが日本一の称号を目指し競う花火大会です。「昼花火」「10号玉」「創作花火」の三つの部門で花火師たちの技量が競われます。各部門の優勝者が決められるほか、3つの部門すべてから選ばれる総合優勝者には「内閣総理大臣賞」が授与されます。

大曲の花火大会の魅力

「昼花火」は、夕方から打ち上げられ昼間の花火の美しさを色煙で表現しています。また「10号玉」は、夜空に大きな大輪の花が咲いたようです。「創作花火」は、花火は丸型という概念を破った花火で、いろいろな形の花火が見られます。花火師たちが持てる技術を最大限に発揮し、日本一を競いながら何発も打ち上げる驚くほどのきれいな花火は見るものを魅了し続けています。

大曲の花火大会の日程

大曲の花火の正式名称は「全国花火競技大会・大曲の花火」です。毎年8月の最終土曜日に秋田県大仙市の雄物川河川敷にて開催されています。2020年は、例年より下記の通り予定されています。

  • 開催日:8月の最終土曜日、2020年は8月29日予定
  • 場所:秋田県大仙市大曲花火大橋下流河川敷
  • 時間:昼花火:17時15分~ 夜花火:18時50分~
  • 打ち上げ数:約18,000発
  • 観客動員数:約75万人

日本三大花火②土浦

土浦の花火大会とは

大曲の花火大会と並び全国の花火師たちが技量を競う競技花火大会のひとつです。「スターマインの部」「10号玉の部」「創作花火の部」の3つで競われます。各部門の優勝者を決めるほか、3つの部門の優勝者のなかから最高賞の「内閣総理大臣賞」が授与されます。多くの花火大会が夏に開催されるなか、10月の開催されます。また日本三大花火のなかでは、首都圏で唯一開催される大会となっています。

土浦の花火大会の魅力

土浦の花火の名物がスターマインです。競技の部門にもなっていますが、競技とは別に大会が提供するスターマインがあります。数か所から打ち上げられるワイドスターマインの「土浦花火づくし」は、圧巻のきれいさです。

土浦の花火大会の日程

土浦の花火の正式名称は「土浦全国花火競技大会」です。毎年、10月第1土曜日に茨城県土浦市桜川河川敷にて開催されます。2020年は、例年より下記の予定通り予定されています。

  • 開催日:10月第1土曜日、2020年10月3日予定
  • 場所:茨城県土浦市佐野子地内桜川畔(学園大橋付近)
  • 時間:18時~20時30分
  • 打ち上げ数:約20,000発
  • 観客動員数:約80万人

日本三大花火③長岡

長岡の花火大会とは

長岡の花火は、大曲・土浦の競技花火大会と違い「慰霊・復興・平和を祈るため」の花火です。戦争時、新潟も空襲により焼け野原となり、その復興を祈る長岡まつり(8月1~3日開催)のおおきな行事として今も2日間にわたり開催されています。また長岡の花火の大きな特徴は、何度もよみがえる不死鳥のようにと名付けた「花火フェニックス」と直系約600mにもなる「正三尺玉」花火です。

長岡の花火大会の魅力

特徴のひとつ「フェニックス」は年により内容は変わりますが、2019年には川沿い2kmにわたり音楽に合わせ花火が3分間打ち上げ続けられ圧巻の花火でした。また、もうひとつの特徴の最大火薬量80kgが使われた大きな花火「正三尺玉」は、その大きさと爆音に多くの人が驚きと感動を感じるものとなっています。

長岡の花火大会の日程

長岡の花火の正式名称は「長岡まつり大花火大会」です。長岡復興祭として開催された長岡まつりの平和への祈りとして花火大会は8月2日・3日に開催されています。

  • 開催日:8月2日・3日
  • 場所:新潟県長岡市岡村町/信濃川河川敷
  • 時間:19時20分~21時10分
  • 打ち上げ数:約20,000発(2日間)
  • 観客動員数:約100万人(2日間)

まとめ

この日本三大花火大会は、数字だけでは日本一ではありませんが日本三大花火大会と呼ばれるだけのきれいな花火を毎年打ち上げ続けています。その特徴を知ると、一生に一度は見るべき花火大会といえます。もしまだ見たことがなければ、今年こそ行ってみませんか?遠方からなら、旅行会社のツアーなども企画されているのでいかがでしょうか。見る席の心配をぜずに見ることができます。

あつこ
ライター

あつこ

インテリアとハンドメイドが好きな主婦です。 子育ても終わり何を楽しもうかと模索中です。

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