テーブルDIYのコツ
理想のテーブルを手作りで完成させるまでの作り方の手順とコツについて紹介します。失敗しないためには、料理と同様にレシピ作りから始めてみましょう。
コツ①設計
寸法を測る
まずは大まかに理想のテーブルをスケッチします。置きたい場所を実際に測りながらテーブルの大きさを決めて寸法を書き込んでいきます。あとはパーツごとにばらした寸法を割り出していきますが、ここで重要なのが木材の厚みです。使用する木材が決まったら、厚みもしっかりチェックしておきましょう。
材料を検討する
次に細かい材料を検討します。例えば接続には木ネジを使用しますが、ネジの太さや長さは木材に応じて変わります。わからないときはホームセンターのかたに相談してみましょう。こだわりの材料は通信販売のほうが手に入りやすいです。価格をよく検討するためにも設計の段階で必要なものを把握しておきましょう。
コツ②材料のカット
日曜大工上級者ならジグソーやサンダーといった電動工具を揃えている場合がありますが、揃っていなくても大丈夫です!ホームセンターでは購入した木材や鉄製の部材をカットしてくれます。木製のテーブル脚を作る場合は長さに狂いが出るとガタつく原因になるので、4本まとめてスパッとカットしてもらうと上手くいきます。
ジグソー
RYOBIジグソー
参考価格: 5,217円
円形や楕円形の天板や、デザインのある木製装飾を施したいときは、ジグソーが必要です。ジグソーを使えるようになるには少し練習が必要ですが、マスターすれば日曜大工で作れるものの幅が広がります。
電動サンダー
サンダー
参考価格: 2,950円
紙やすりを装着して、木材や鉄材の切り口などを表面を滑らかにする電動工具です。つなぎあわせたテーブルの天板を滑らかに整えたり、木箱やケーブルドラムの表面や断面を滑らかにしたりするときに使用します。
コツ③工具
「コツ②材料のカット」で紹介した工具のほかに、テーブルを自作するうえであったら便利な工具を紹介します。揃えておくと、テーブルの他にもおしゃれな木製家具を日曜大工で手作りできるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
多機能コードレス電動スクリュードライバー(LEDライト付き)
電動ドライバー
参考価格: 2,549円
日曜大工好きではなくても電動ドライバーは一家に一台あれば便利です。手回しのドライバーとはパワーが全然違うので手も痛くならず、あっという間にねじ止めができます。日曜大工の楽しさが倍増しそうです。
L型クランプ
クランプ
参考価格: 1,548円
クランプは木材をカットする際に作業台に固定したり、木材同士をボンドなどで接着したりする際に乾くまで挟んでおく道具です。テーブルの天板を作るときに役立ちます。1つ1500円ほどですが、天板をつなぐときのために2~3本購入すると便利です。
水平器
水平器はその名のとおり、水平かどうかを測る道具です。「せっかく作ったテーブルがなんだか微妙に傾いていて箸や鉛筆が転がってしまう…」ということが日曜大工初心者にはよくあります。水平器は100均でも購入できるので、準備しておくとよいでしょう。
コツ④塗装
おしゃれに仕上げるために、こだわりたいのが塗装です。木製部分でも鉄製部分でも好みのカラーに変えられます。塗料の種類はとても多く迷うところですが、ここでは木材用塗料の大まかな種類と特性について簡単に紹介します。
オイルワックス
BRIWAX(400ml)全14色
BRIWAX
参考価格: 2,499円
木部に浸透して薄い膜を作る塗料です。乾いた布などで塗り伸ばしてから余分な塗料をふき取るだけなので難しいコツはいりません。上の写真はワックスタイプですがオイルも同じ要領で塗装できます。オイルやワックスでも着色できる商品があります。
ステイン
ローズガーデンカラーズ(0.8L)
ローズガーデンカラーズ
参考価格: 1,827円
ステインは、きれいに木目を出せるのが特徴です。水性と油性がありますが、水性は鮮やかなカラーバリエーションが特徴でポップやカジュアルが好みの場合におすすめです。油性(オイルステイン)は濃淡がはっきり出ます。どちらも木材の保護効果はありません。
ニス
水性ウレタンニス(0.75L)
水性ウレタンニス
参考価格: 3,103円
ニスは木材の表面に透明の樹脂塗膜を作るものです。基本的には無色で透明ですが着色できる商品もあります。木材の表面につやを出し保護する効果がありますが、きれいに塗るにはコツが必要です。「保護はしたいけれどつやが苦手」といった場合は、つや消しタイプもあります。
DIYで憧れのテーブルを手作りしよう!
自作のテーブルと生活することを考えるだけでワクワクしませんか。木製のテーブルは空間に温もりを与えてくれます。設計図を描いたりホームセンターへ相談に行ったりするなどと、作るまでの工程をたっぷり楽しむのも醍醐味です。オリジナルデザインのテーブルを手作りしましょう!