自作のオイルランタンで雰囲気作り
キャンプなどのアウトドアでは、照明などでオイルランタンは欠かせない道具です。最近ではオイルランタンはそのお洒落な見た目からインテリアとして部屋に置く人も。優しい暖色系の明かりと炎のゆらぎが落ち着いた雰囲気を醸し出します。そんなオイルランタン、実は自作できます。身近なものを使ってオイルランタンの自作方法をご紹介します。
オイルランタンとは
オイルランタン(ランプ)は液体、固形、ガスなどを燃料とした照明器具です。小型で持ち運びやすい。中央のガラスに囲まれた中で火をともすので雨風にも強く、「ハリケーンランプ」とも呼びます。それゆえにキャンプなどのアウトドアでは大変役立つのです。燃焼時間は市販のもので5時間~24時間以上と、容量によって長時間使えるのもメリットの一つです。
オイルランタンに使用する燃料
ホワイトガソリン
オイルランタンの燃料として一番メジャーな燃料です。風や湿気にも強い火力を維持できるのが特徴です。また添加物が少なく煤(すす)が発生しにくいため、キャンプ用の調理バーナーやストーブにも使用されます。キャンプ用品店で購入できます。一般の自動車を走らせるガソリンとは種類が違うので注意です。
白灯油
家庭のストーブなど暖房器具で用いられる一般的な灯油と一緒です。ランプにも使用できますが、匂いが発生するので苦手な方は屋内での使用は控えましょう。キャンプ用品店でもガソリンスタンドのものでも大丈夫です。ちなみに白灯油のほかに茶灯油がありますが、家庭用か工業用かの違いです。工業用の茶灯油は一般に出回ってはいません。
アルコール
学校などで一度は手にしたことはあるアルコールランプ。その燃料であるアルコールは、エタノールとメタノールの混合物です。オレンジ色の炎の中に青い炎が見られるので、火を目で見て楽しみたい人にもおすすめですよ。火力は弱いので調理向きではありません(お湯を沸かせる程度)。燃料用アルコールはドラッグストアで購入可能です。
パラフィン系オイル
馴染みのない名前ですが、虫よけやベビーオイルにも含まれているオイルです。引火点が高く揮発性が低いので安全性が高く、持ち運びに適しています。無色透明で無臭の液体、付けた火もほぼ無臭で煤(すす)も発生しにくいです。ただし、灯油と比べてコストと燃費が悪いのが難点です。こちらはホームセンターなどで購入できます。
次のぺージでは、いよいよオイルランタンの自作方法をご紹介します。