麻の生地の洗濯方法は？干し方まで含めた家庭でできる正しい洗い方を解説！

夏の暑い時期は汗をかきやすいので雑菌が増殖する前にこまめに洗濯をする、という頻度が好ましいですが、麻の生地は洗濯機での洗濯を繰り返すことで起こる摩擦で毛羽立ったり、色落ちの原因になることがあります。そのため、全体的に汚れが少ない場合は気になるところを部分的に手洗いするなど、洗濯機での洗濯頻度を減らすことで毛羽立ちや色落ちを防ぐことができます。

麻（リネン）を洗濯する場合、汚れがシミになっていたら、洗濯機に入れる前に「色柄もの用酸素系漂白剤」などで部分的に汚れを落とし、洗濯機で回す際は色落ちやシワ、縮みを防ぐおしゃれ着用洗剤（中性洗剤）を使うといいでしょう。中性洗剤は、先程紹介したように衣類への負担が軽いです。シミ抜きをする際は、必ず「色柄もの用酸素系漂白剤」を使うことで無駄な色落ちを防ぐことができます。

洗濯機で麻の服を洗う場合、洗濯コースは「手洗い」や「おしゃれ着洗い」など、デリケート衣類を洗うコースを選択します。衣類を裏返しにし、畳んで洗濯ネットに入れたら、脱水はせずに仕上げます。どうしても脱水をする場合は、脱水を30秒以内に抑えることで、服がしわくちゃになったり、縮むのを防げます。

手洗いの洗い方は、衣類を裏返しにして汚れが気になる箇所を先に部分洗いします。この時、色柄もの用の酸素系漂白剤を使うと時短で汚れが落とせます。きちんとすすいだら、水もしくはぬるま湯を張って、そこに少量の中性洗剤を入れ、服を入れて押し洗いします。洗い終えたら、しっかりすすぎ、水分は絞りすぎずに軽くタオルオフしましょう。