手順③ お風呂場の鏡の汚れを付きにくくする
ひととおり、鏡の掃除が終わったら、きれいな状態を保つために、しっかりと仕上げ作業をおこなっておきましょう。ここを怠ると、折角綺麗にした鏡が数日で汚れてしまったり、洗った際の残った成分でカビが繁殖して見栄えが悪くなってきます。
周囲の仕上げ
よく見かける事例として、鏡を支えている部分のふちが黒ずんでいたりします。これはカビである。鏡を洗った時に流れ出てたまった汚れや、洗った際に物陰になって洗い残した汚れ成分を栄養にして発生します。洗剤の防カビ成分は栄養にしませんが、溶け込んだ皮脂などの汚れ成分はカビのごちそうです。これを放っておくと汚れの温床となるので、これも除去しておきましょう。
カビ取り剤の使い方
ここは、ほかの水周りでも使うカビ取り剤を使えば綺麗に落ちます。注意点としては、洗剤の成分に注意しましょう。酸素系の物は、さほど気にする事は無いのですが、塩素系の物の中には、浴槽の壁などの樹脂部に攻撃性が有るものもあるので、吹き残しを長期間放置するとひび割れやシミの原因になります。対策として、きれいに洗い流すことと、本体をアルミホイル等の上に於いて床への液だれを防ぎましょう。
汚れ防止の方法
せっかく綺麗に清掃しても、特にコーティングのない鏡だと、すぐに汚れてしまうので、コーティングを行うことをおすすめします。コーティングをすることによって、ガラス面に被膜を張って、油膜などを付きにくくします。これをやっておくのとおかないのでは、汚れの付き具合に断然差が出ますので、手間をかけてでもアフターケアを行なっておく事をおすすめします。
曇り防止の方法
もう1点、綺麗にしてもすぐ曇る場合は、曇り止め効果のあるコーティングをするべきです。使い方はかんたんで、曇り止め液をスポンジで塗り広げることで簡単に施工でき、施工後は湯気に当てられても曇らない鏡で快適に入浴できます。是非、これを活用したいところです。代用品として、車用を使う手もありますが、多湿環境に最適化された、浴室用をおすすめします。
曇り止めフィルムの使い方
普段から掃除しない人や、もっと簡単に曇り止め効果を体験したい人にはもっと便利なアイテムもあります。貼って剥がすだけの曇り止めフィルムです。これなら掃除後は貼ってコーティングと曇り止め効果を得ることができて、ウロコ汚れや水垢が気になってきたら剥がしてしまえば、ほぼ元通りと簡単にきれいさを維持できます。サイズ等の制限がありますので、これがマッチングする方にはおすすめです。
毎日の入浴後にもう一手間
毎日の入浴後に一手間かけておくと、断然お手入れが楽になります。入浴の際に、どうしても洗剤やシャンプーが鏡に飛散して付着してしまいます。概ね、湯気に当てられて薄まった感じで、その時はそれほど気にならないものですが、しっかりと汚れ成分が付着して、蓄積していきます。これをお風呂上りに冷水で流しておくと、きれいさを維持できます。また、冷水をかけることで、カビの抑制にもなります。
水を切ると更に効果大
更にもう一手間かけると、きれいさの維持率がアップします。冷水で洗い流した後に、ハンディのワイパーで水分を鏡からすくい取っておきましょう。そうすることによって、水の中に有る塩素などの不純物により付着するうろこ汚れの原因を鏡から取り除くことができます。
まとめ
今回の特集はお風呂の掃除で粗が目立ちやすい鏡の掃除ですが、上記の通り手順を踏んで取り掛かれば、ちょっと手間はかかりますけど、見違えるほど綺麗になります。鏡と浴室の隅のカビをしっかりケアしておくと、浴室の清潔感はかなり高く見せる事ができます。是非、お掃除上手をアピールするために皆さんのご家庭でも実践してみましょう。
- 1
- 2