水筒の手ごわい汚れの落とし方
それでもできてしまうカビやサビ汚れ。長く大事に使うためにもスッキリ綺麗に落としておきたいですね。ここではステンレス水筒によくみられる白い汚れや、黒いカビ、赤くなってしまったサビの落とし方を紹介します。
ザラザラした白い汚れ
ザラザラする白っぽい汚れは、水に含まれるカルシウムなどが原因です。ザラザラ汚れには、クエン酸1~2%程と40度ほどのぬるめのお湯をボトル本体に入れ、フタをせず3時間ほどおいておきます。そのあと、よくすすいだら内側を乾かせば終了です。
黒いカビ
黒いカビ汚れは、ボトル内に乾ききらずに残っていた水分が原因です。こすって取れることもありますが、強くこすりすぎると傷をつけてしまうこともあります。そんな黒カビには酸素系漂白剤が効果的です。
漂白剤と言っても色々ありますが、ワイドハイターなど、台所用ハイターが一番わかりやすいかと思います。40度ほどのぬるめのお湯と小さじ1の酸素系漂白剤をボトル本体にいれ、約30分程おき、よくすすいで内側を乾かせば終了です。実はコーヒーの汚れにも効果的なので、コーヒーで真っ黒になってしまったときもお試しください。
赤いサビ汚れ
赤くサビているような汚れは、水に含まれる鉄分などが原因です。赤サビには、40度ほどのぬるめのお湯に10%程お酢を入れたものを本体ボトルに入れます。もしお酢がなければクエン酸小さじ1程度でも代替可能です。お酢の場合は約30分、クエン酸の場合は約1時間ほど経ったら、よくすすいでしっかり乾かしましょう。
どうしたって面倒な時は洗浄剤!
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そんな時間はない!お金がかかってもさっさとやりたい!という方には最終手段として水筒洗浄剤があります。1錠いれておけば済むものになっています。お疲れの時に洗うのは辛いので、たまにはこういうものに頼ってみてもよいかもしれませんね。
つけおきのときの注意点
本体内部のつけおき洗いをするときは、ふたを閉めないようにしましょう。内部の圧力により、ふたが飛んでしまうことがあります。とても危険ですので、つけおきをしているときは他の人に分かるよう注意書きなどを貼っておくといいですね。
水筒のやってはいけない洗い方
割れたりへこんだりしてしまうまでは、割りと丈夫に見える水筒。既に実行してしまったことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、実はやってはいけない注意点もあります。
塩素系洗剤を使う
カビいえば塩素系漂白剤がとても効きます。強力な分塩素系漂白剤を使うと、金属がとけだしてしまったり、更に錆びたり穴が開いたりすることも。しかも塩素系は臭いもキツいです。飲むものですから、あまり強烈な臭いが残っても困りますね。
ゴムパッキンの劣化や、ボトル外側の塗料やシール、印刷なども剥がれてしまう事もあるので、酸素系と塩素系を間違わないようにし、塩素系は使わないようにしましょう。
重曹は使ってはいけないの?
漂白剤、クエン酸ときたらお掃除する方にはお馴染みの重曹。クエン酸と同じように、重曹を小さじ1入れたお湯でのつけおき洗いでも汚れや臭いは落ちます。しかし、重曹には研磨剤効果があるため、こすり洗いは厳禁です。使用する際には、こすり洗いをしてしまわないよう注意してくださいね。
食洗機を使う
水洗いで手間隙かけて洗うよりも、食洗機で洗えば楽チン!と誰もが考えてしまいますが、食洗機は高温で洗うため水筒が熱で変形してしまう恐れがあります。ボトルの塗装も剥がれてしまう可能性もあるので手洗いが無難と言えそうです。
まとめ
どうでしたでしょうか?今回は水筒の基本の洗い方をお伝えしました。少しでも雑な扱いをするとすぐに汚れてきてしまいますが、ていねいにお手入れして少しでも長持ちさせたいですね。漂白剤を使うときは塩素系ではなく酸素系、傷付けないように優しく洗うなど、やってはいけない事に気を付けながら、マイボトル生活を楽しんでいきましょう。
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