お風呂は毎日掃除が必要?
お風呂がきれいだと気持ちがよいですね。みなさんはお風呂を毎日掃除していますか?お風呂は毎日掃除が必要なのでしょうか?今回は、お風呂掃除の頻度やきれいに洗う方法、楽して清潔に保つ方法をご紹介します。お風呂を使うときのかんたんなひと手間でお風呂をきれいに保っていれば、普段の掃除や大掃除がとても楽になりますよ。
掃除しないとどうなる?
お風呂は湿気があり、カビや水垢が発生しやすい場所です。お風呂を毎日洗うようにしないと、汚れがどんどん溜まって落ちない汚れになってしまいます。最近は継ぎ目のない浴室も増えましたが、パッキンなどにカビが根を張るとなかなか取れません。
適切なお風呂掃除の頻度は?
もちろん毎日のお風呂掃除がベストです。特に、浴槽は汚れやすいので毎日洗うようにしましょう。人が使ったお湯には汚れや皮脂などが浮いています。追い焚きをして同じ湯に入るという方でも、浴槽をからにするたびに洗うほうがよいでしょう。床や天井、排水溝などの細かい場所は週1回程度がおすすめです。
みんなのお風呂掃除の頻度は?
実際にみなさんはどれくらいの頻度でお風呂を掃除しているのでしょうか。お風呂を使う頻度、浴槽につかる頻度もそれぞれでしょう。しかし、お風呂の汚れは確実に、たまっていくのです。
お風呂を使う頻度は?
日本人はお風呂好きといわれ、ご家庭の浴室にも浴槽が備えてある家がほとんどです。ほぼ毎日シャワーを使用する他にも、冬場は7割、夏場は半数以上の人が浴槽に毎日つかっています。つまり、毎日少しずつ汚れが付着するということになります。
お風呂の掃除の頻度は?
毎日お風呂を掃除している人は約35%、2日に1回は掃除している人は約15%ほどのようです。つまり、合わせると半数が2日に1回は掃除していることになりますね。2日目のお風呂は追い焚きをしているという人などもいますので、大半の人は浴槽の湯を抜くたびに掃除していることでしょう。
お風呂の洗い方
お風呂は毎日ちゃんときれいに洗って汚れをリセットしたほうが、蓄積した汚れを落とすより結果的に楽になります。お風呂のかんたんな洗い方、必要な洗剤や便利な道具もご紹介しますね。
必要な掃除道具
掃除をするのに、あると便利な道具をご紹介しますね。
- スポンジ…浴槽を洗うスポンジです。浴槽に傷をつけないよう、柔らかめのものがおすすめです。しっかりこするには柄なしがよいですが、浴槽の外からでも届く柄ありのものも便利です。気になる方は床用と分けてもいいですね。
- スリッパ…しっかり洗うには浴槽の中に身体ごと入れるスリッパが便利です。
- ブラシ…排水溝などをこする柄つきブラシです。使い古し歯ブラシでもよいでしょう。
- スクレイパー…壁などの水気をかんたんに拭き取れる道具です。乾拭き用雑巾でも大丈夫です。
必要な洗剤
洗剤の種類は、普段の掃除にはそれほどたくさんは必要ありません。混ぜると危険なものもありますので、よく成分を確認しましょう。
- 浴槽洗剤…普段のこまめなお掃除には中性洗剤が素材に優しくおすすめです。酸性やアルカリ性の強い洗剤は浴室を傷めることもあるので、ピンポイントなカビなど、用途に合わせて使いましょう。
- クエン酸…鏡や蛇口の汚れ落としに便利です。
- パイプクリーナー…パイプの詰まりの予防や解消に役立ちます。
浴槽の洗い方
入浴後の温かいうちに掃除をするほうが、汚れが取れやすいです。シャワーでしっかり流せば皮脂の大半は取れますが、洗剤とスポンジで一周するように優しくこすります。蓋の溝なども要注意です。週に1~2回は洗うようにしましょう。浴槽掃除は毎日、他は週1回程度とメリハリをつけると維持がしやすいです。
床や細かいところの掃除の仕方
床や浴室の隅などはカビが生えやすいため、タイルの目に沿ってスポンジやブラシでこすります。天井も定期的に掃除をしたほうがよいでしょう。洗剤を溶いた水で雑巾をしぼって軽く拭き、洗い流して拭き取りをしましょう。排水溝は歯ブラシなども活用し、こまめにきれいにしたほうが汚れをためずにすみ、結果的には維持がかんたんになります。
鏡や蛇口の曇りにはクエン酸パック
スポンジでこすっても取れない水垢にはクエン酸パックがおすすめです。蛇口などの銀色の部分が曇っているとお風呂がきれいに見えません。キッチンペーパーをかぶせた上から、水に溶かしたクエン酸をスプレーし、キッチンペーパーを貼り付けます。その上からラップでくるんで固定します。2時間ほどしてからスポンジでこすれば、きれいな銀色が復活します。
定期的にオキシ漬け
オキシクリーンなどのつけ置き洗剤で浴槽をつけおきし、ついでに蓋や桶、椅子、おもちゃなどすべて入れてしまうことで、まとめて洗うこともできます。浴槽だけでなく床までオキシ漬けする猛者もいます。汚れがおどろくほど落ちますよ。
お風呂を清潔に保つポイント
ここからは、お風呂のきれいを維持する方法をご紹介します。毎日のお風呂の管理で、お掃除がとても楽になりますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
追い焚きより毎日お湯はり
エコのため、翌日に残り湯で追い焚きをする方もいらっしゃいますね。浴槽の残り湯は一晩で雑菌が1000倍に増えるといわれています。また、夏場に比べて冬場は浴槽の湯の温度が下がり、また40℃程度に温めるのにコストがかかります。冬場は新しくお湯をためたほうが安い場合もありますし、汚れ防止になります。
毎日の換気
毎日の入浴後、掃除後には、換気扇やお風呂の窓で換気をしっかり行いましょう。すばやく乾燥させることで菌を繁殖しにくくさせます。24時間、風呂の換気扇をまわしてかかるコストは13~15円程度です。換気扇を少しの間切っただけでも浴室の湿気がぐんとあがりますので、常に換気をしておくことがおすすめです。
床にものを置かない
シャンプーボトルや椅子を床に置くとぬめりが発生します。ボトルはラックを使うか釣れるものにし、椅子は溝が少なく浮かせて置いておけるタイプを選ぶようにしましょう。裏側までしっかり乾燥させることが必要です。
おもちゃは釣り干し
お子様のおもちゃはネットに入れたり、かごに入れて吸盤で壁につけたりして、浮かして保管しましょう。浴室の壁に貼るタイプのシートには、キッチン用のタオルかけが便利です。隙間をしっかりあけて干し、乾燥させましょう。
くん煙剤
お風呂のカビ防止に、1~2ヶ月に1回程度、防カビのくん煙剤を炊いておくと、よりきれいを維持できます。手順もかんたんで、必要なものは防カビ剤とお水だけです。箱の説明を守って使用しましょう。お風呂が濡れている状態でも使用できます。
まとめ
今回はお風呂の掃除や清潔の維持方法について解説しました。少しの工夫で普段のお掃除が楽になります。気持ちのよいバスタイムを過ごしましょう。
出典:筆者撮影