軽トラの幌を自作する方法と注意点
①シートフレームをつくる
まずは、荷台の大きさに合わせて骨組みを組み立てましょう。その際に気をつけなければならないことは2つ。まず第一に、骨組みを必ず蝶ネジと蝶ナットなどの工具を使わずに取り外せるようにしておくこと。そして、もうひとつは、しっかりと固定をすること。幌が道路上に落ちてしまった場合は、たとえ一般道でも罰せられます。ロープやゴムバンドできちんと固定しましょう。
シートフレームづくりの注意点
- 工具を使わなくても取り外せるようにしておく
- ロープなどでしっかりと固定する
②幌シートをかぶせる
フレームができたら幌シートをかぶせていきます。ここでの注意点は、フレーム同様、途中でシートが飛ばないように固定することです。また、シートがたるまないようにしっかり取り付けましょう。そうしないと、雨などで屋根に水が溜まったり、車体とのすき間から吹き込んできたりします。
幌シートをかぶせるときの注意点
- シートをしっかり固定する
- シートがたるまないように注意する
③床板を敷く
最後に、荷台の床に床板を敷きます。幌キットには含まれておらず、ホームセンターなどで調達する必要があります。荷台の床はデコボコしていて固く、金属製で冷たいため、床板があればそれらの不満が解消されます。また、荷台の壁は平らではなく凹凸があり、そのままでは床板をはめられません。取り付けるときは、荷台の壁の形に沿った加工が必要になります。
床板を敷くときの注意点
- ホームセンターなどで調達する必要がある
- 荷台の壁に沿った加工が必要
軽トラの幌にあると便利なもの
軽トラの幌を使って車中泊をするには、ただ幌だけを用意すればいいわけではありません。快適に一泊するにはそのなかで生活するための準備が必要です。また、雰囲気のいい雑貨を選べば、殺風景な荷台も自分好みの居心地のいいプライベート空間になります。ここでは、車中泊にあれば便利なものについてご紹介します。
①照明
軽トラの幌の中は、全てシートをおろしてしまうと真っ暗になってしまいます。そのため、照明器具は必要です。軽トラは電源が確保できないため、アウトドア用の照明があれば重宝します。ランプシェードやランタンなどを屋根から吊るすなど、雰囲気のいいものを使えば、味気ない幌の中も一気におしゃれな空間になりますよ。
②寝具
幌のなかで寝るなら寝具は必須です。手軽な寝袋であれば、使わないときは丸めてスペースを広く使い、寝るときはアウトドア気分が盛り上がります。キャンプ用のマットも併用すればより暖かいですよ。また、本格的な布団一式であれば、しっかり休め、隠れ家的な落ち着いた雰囲気も味わえます。幌で寝る頻度や自分が求める雰囲気に合わせて選ぶといいでしょう。
③テーブル
ものを乗せるためのテーブルも必要です。食事をする、本を読む、ラジオやランタンを置くなど、さまざまなことに使えます。限りのあるスペースを有効活用するために、折りたたみ式や組み立て式の使わないときはたためるような省スペースのものを選べば、使わないときでも邪魔になることはありません。
次は、実際に幌の中で寝ることを想定した車中泊のアイデアについてご紹介しますよ。
出典:写真AC