自作・DIYの作業効率UP！扱いやすい超音波カッターのおすすめ7選！

超音波カッターとは、刃を超音波で1秒間に2万〜4万回ほど動かし、その振動でカットする仕組みの道具です。刃の振動回数が多いほど切断抵抗が少なくサクッと切れます。そのためDIYに非常に役に立つアイテムです。硬いものでもスルッとカットする感覚は、一度経験するとやみつきになってしまうかもしれません。

超音波カッターの先にはカッターナイフと同じ刃がついているため、紙、木材、ダンボール、ゴムといったカッターナイフで切れるものは問題なくカットできます。また、カッターナイフで切るのが難しいプラスチックやアクリルといった少し硬めのものも、サクッとカットすることが可能です。金属、鉄のような強度の強いものへは使用できません。

超音波カッターは、大きく分けて2つのタイプがあるため、使う用途や頻度にあわせて超音波カッターを選ぶのがおすすめです。タイプによって価格帯が大きく異なってきますが、安いものでは3万円台、高価なものになると10万円以上になる場合もあります。雑貨などを自作するときに超音波カッターを使う際は、価格で選ぶのも1つの方法です。

出力の大きさによってカットできる材料が変わってきます。業務用の場合は高出力で大量生産が可能です。一方、ホビー用はあまり出力が高くないものの価格帯は手頃で、初心者からでも扱えます。特殊な素材をカットするものは代用ができないので、主にどのような素材をカットするのかを考えたうえで、適切なものを選びましょう。

スイッチは手元にあるもの、足元のタイプのものがあります。手元スイッチは操作をしながらONとOFFの切り替えができる点が便利です。また、足元スイッチは誤操作を防げてより作業に集中できるという点がおすすめです。作業がやりやすいと思えるほうを選びましょう。

TAF回路搭載とは、切断物の種類によって出力パワーを自動で調節できる機能のことです。たとえば硬いものをカットする場合、最大出力にしないと効率が悪く、ずっと出力が大きいとヒートアップを起こしてしまいます。この出力を自在にコントロールできれば、DIYがより便利になります。

ホビー用に超音波カッターを使うという人は、家庭用電気を使用するので、ワット数や出力数が比較的小さいものが向いています。またカッター以外にも、さまざまなアイテムの代用として使えるような汎用性のある超音波カッターもホビーに向いています。

使いこなせればとても便利な超音波カッターですが、電気をたくさん使う刃物ということを忘れてはいけません。重大な事故を防ぐためにも、しっかりと使い方に気をつけましょう。初心者はもちろん、普段から自作に取り組んでいる方も、超音波カッターを取り入れる際に改めて気をつけて、素敵なDIY作品を作りましょう。

カットをするものによっては細かい砂塵が飛んだり、有毒なガスが発生したりする場合があります。ずっとその空気の中にいることによって、肺や内臓が悪くなってしまう場合もあります。超音波カッターを使用する際は換気をよくして、防塵マスクや防毒マスクをしましょう。

カットによって砂塵が舞ったり、破片が飛んだりすることもあります。目元を覆うような保護メガネやゴーグルをつけておくと、万が一のときも安心です。カットしている材料や超音波カッターが熱を持って、熱くなってしまうこともあるため、軍手も装着しましょう。

特にホビー用の超音波カッターの場合、10分を超えて使用すると本体が熱くなってしまいます。温度センサーや制御機能がついているものと発熱を感知して、強制的に電源が落ちてしばらく使えないようになります。これらの機能がついていないものは、熱を発した状態で使うことによって機械の寿命を縮めてしまいかねません。熱くなったときに電源を切って休めるのはもちろん、使用中はこまめに電源を切るように心がけましょう。

超音波カッターのおすすめ商品を紹介しました。個人のDIYから業務用の大量生産まで、用途に応じて適したモデルがあるので、じっくりと自分にあったアイテムを選びましょう。超音波カッターの切れ味を覚えたら、もう普通のカッターでは代用できなくなってしまうかもしれません。