タイルデッキのDIY方法!基礎の作り方から完成までの工程を詳しく解説!

タイルデッキのDIY方法!基礎の作り方から完成までの工程を詳しく解説!

庭にタイルデッキを設置するDIYの方法を紹介します。DIYに必要な材料や道具、基礎の作り方からタイルの貼り方まで詳しく解説。お洒落なタイルデッキでバーベキューなどの食事や音楽を聴いたり読書したり、快適な時間をのんびり過ごしましょう。

記事の目次

  1. 1.タイルデッキについて
  2. 2.タイルデッキの材料
  3. 3.タイルデッキDIYの道具
  4. 4.タイルデッキDIYの工程
  5. 5.簡単なタイルデッキ
  6. 6.タイルデッキDIYのまとめ

タイルデッキについて

タイルデッキは、庭や中庭でバーベキューなどの食事を楽しむテラス、のんびりリラックスするスペース、洗濯物を干すなど、いろいろな使い方があります。一般的なタイルデッキは洋風ですが、タイルのデザインを選べば和のテイストを取り入れられます。好みの雰囲気のタイルデッキで、庭の中にお気に入りの場所を作りましょう。

タイルデッキのメリット

タイルデッキはウッドデッキに比べて耐久性が高く、メンテナンスが簡単です。庭の土の部分が少なくなり、雑草対策として効果が高いです。タイルは耐火性が高くバーベキューをするときに安心でき、飲み物や食べ物の汚れは水を流すだけで簡単に掃除できます。リビングの掃き出し窓に設置してテラスすることで開放感があり、おしゃれな雰囲気になります。

タイルデッキのデメリット

タイルデッキは設置費用が高く、工事の日数が長くなることがデメリットです。暑い夏は照り返しや反射で眩しくなりことがあります。タイルに蓄熱性があり、裸足で歩くと火傷の危険があるため注意する必要があります。タイルは濡れると滑りやすく、転倒防止に滑りにくい加工がされたタイルを選びましょう。

タイルデッキのDIY

タイルデッキのDIYは難易度が高そうですが、作り方をしっかり確認すれば自作できます。基礎枠、基礎、タイル貼りと大きく3つの工程があり、必要な日数が長くなります。ゆっくり時間を掛ければ、簡単にタイルデッキをDIYで自作できます。基礎作りは、ブロックや砕石、セメントなど材料が重く重労働になりますので、時間に余裕を持って休憩をしながら作業しましょう。

タイルデッキの費用

タイルデッキはタイルテラスと呼ばれることもあり、リフォーム店などで見積もりをしてもらうと20~40万円ぐらいが一般的です。タイルの材質や基礎の高さによって金額が大きく変わります。工事に3~5日ぐらい必要で人件費が高くなるため、安い費用でタイルデッキを設置することが難しいです。DIYは材料費だけで費用を安くすることが可能です。

タイルデッキの材料

タイルデッキの自作に必要な材料を紹介します。ホームセンターで購入できますが、重量があるため運ぶことが大変です。配送サービスがあるホームセンターを選びましょう。インターネットの通販なら自宅まで配達があり、簡単で費用を安くできます。材料を置く場所を確保することを忘れないようにしましょう。

セメント

セメントは基礎を作るためのコンクリートとタイルを貼るためのモルタルの材料として使います。コンクリートは、セメント:砂:砂利を1:3:6で混ぜて作ります。モルタルはセメント:砂が1:3で作ります。体積比ですので小さなバケツで計量すると簡単に自作できます。「インスタントコンクリート」や「モルタル」などは水を混ぜるだけで使えるタイルデッキの自作に便利な商品です。

基礎枠のブロックと砂利

タイルデッキの基礎枠はコンクリートブロックで作ります。建築用のコンクリートブロックはA種、B種、C種の3種類があり、重くて強度の高いC種を使いましょう。「重量ブロック」などとして販売されています。ブロックの下に小さな砂利を敷き、安定させます。2m×4mのタイルデッキで30個ぐらいのブロックが必要です。

基礎の砕石とワイヤーメッシュ

出典:筆者作成

タイルデッキの高さを確保するために、基礎枠の中に砕石(さいせき)を敷きます。ホームセンターなどで販売されていますが、必要になる量が多く運搬が大変になるため、砂利砕石業者に注文するほうが費用が安くて簡単です。インターネット通販や電話で注文できる砂利砕石業者が増え、便利に利用できます。砕石の上に敷くコンクリートの強度を高め、ひび割れを防止するためにワイヤーメッシュを使います。

タイル

タイルデッキの自作で一番の楽しみはタイル選びです。タイルの色やデザイン、サイズを選びます。サイズは300mm×300mの正方形が人気があり、大きくて貼る枚数が少なくなりDIYに最適です。家の外壁の色など雰囲気に合わせて選びましょう。洋風のテラスやモダンな和風などイメージを決めると、タイルを探しやすくなります。表面がざらざらで、滑り止め加工されているタイルがおすすめです。

タイルデッキDIYの道具

タイルデッキを自作するために必要な道具を紹介します。DIY用の道具は安くて便利なものが多く販売され、インターネット通販が探しやすいです。タイルデッキだけで使用する道具は、中古やレンタルを検討すれば、費用を削減できます。道具がないと作業が中断しますので、しっかり準備しましょう。

測定する道具

タイルデッキの自作に必要な測定する道具は、5m以上のメジャーと水平器、水糸などです。タイルデッキの形と水平を正確に測定することが大切です。水平を測定するレーザー墨出し器は、価格の安いものが増えています。正確な水平を簡単に測定できるレーザー墨出し器は、いろいろなDIYに使えるので、おすすめです。

基礎を作る道具

浅香工業 スライド式ハンドダンパー 6.4kg

参考価格: 6,104円

出典: Amazon
出典: Amazon
出典: Amazon
Amazon6,104円
楽天

タイルデッキの基礎を作る道具は、スコップとハンマー、転圧するためのダンパーです。基礎枠のブロックを設置する庭の地面を少し掘り下げるためにスコップやツルハシなどを使います。掘り下げた部分に砂利を敷きダンパーで固めてから基礎枠のブロックを設置します。ブロックの水平の微調整にハンマーがあると便利です。

コンクリートを作る道具

セメント、砂、砂利と水を混ぜてコンクリートやモルタルを作ります。タイルデッキの自作は多くの量が必要になるため、大きな容器のトロ舟(プラ舟)と左官用くわで練ります。均一にしっかり混ぜて練ることは重労働です。大きなタイルデッキなら電動のコンクリートミキサーの購入やレンタルを検討しましょう。

タイルを貼る道具

タイルデッキの自作で仕上がりに重要なタイル貼りの道具は、コテ、コテ板、くしコテ、ゴムハンマー、ゴムヘラ(目地用ゴムコテ)、スポンジ、タイルカッターです。コンクリートやモルタルなどの塗り材を乗せるコテ板。目地材を入れるためにゴムヘラ(目地用ゴムコテ)とスポンジを使います。タイルを直線に切るためにタイルカッターが便利です。

次のページで、タイルデッキDIYの工程を詳しく紹介します。

次のページ

タイルデッキDIYの工程

関連記事

記事ランキング