疫病封じのアマビエとは?疫病退散とSNSでも話題の妖怪(画像)を紹介!

疫病封じのアマビエとは?疫病退散とSNSでも話題の妖怪(画像)を紹介!

日本では昔から妖怪についてのさまざまな伝承があります。今回は江戸時代の熊本で疫病を封じた妖怪「アマビエ」を紹介します。長い髪ととがった耳、うろこに覆われた姿など、見かけは人魚そっくりのユニークな妖怪「アマビエ」は、SNSでも話題になっています。

記事の目次

  1. 1.妖怪アマビエとは
  2. 2.妖怪アマビエの描き方
  3. 3.アマビエがSNSで人気
  4. 4.みんなのアマビエチャレンジ
  5. 5.まとめ

妖怪アマビエとは

出典:筆者撮影

アマビエとは半人半魚の姿をした疫病封じの妖怪です。妖怪にまつわる伝承はたくさんありますが、アマビエの絵や発した言葉やお守りは名だたる資料館に大事に保管されていることから、古より感染症予防のお守りとして、多くの人の心を掴んでいたことがわかります。

妖怪アマビエの特徴

アマビエの姿は、髪が長く尾びれのさきまで伸びており、耳は菱形でとがった口をしています。身体はうろこで覆われており、残されている絵から尾びれは3本あることがわかります。イメージとしては人魚といったところでしょう。

アマビエが伝わったきっかけ

Photo bySichiRi

アマビエは江戸時代後期に熊本県の浜辺に現れ、6年の豊作と感染症の流行を予言しました。合わせて「自分の絵を描いて人々に早くみせなさい」と告げ海に帰っていったそうです。アマビエの出現はかわら版になって広く伝わり、多くの人が絵を写す・飾る・お守りにするなどして疫病封じを祈願しました。

妖怪が伝承として伝わるのはよくあること

Photo byAndrys

国内外問わず、感染症などが流行したさいは不思議な生き物が現れて予言したという伝承が残っており、アマビエに似た妖怪の話も各地で伝わり現在に受け継がれているのです。

妖怪アマビエの描き方

出典:筆者撮影

SNSではアマビエについてさまざまな投稿があります。とってもかわいくデフォルメされたイラストも豊富なので、絵を描いてみたり飾ったりするのもいいですね。描くといっても難しい技術は必要ありません。さっそくアマビエを描いてみましょう。

大きさを決める

出典:筆者撮影

まずは用紙に対してアマビエがどれくらいの割合を占めるかを決めましょう(画像は1/3程度)。絵が得意な人は目や鼻から描きますが、日ごろ絵を描かない人はまず、輪郭を描いて大体のバランスを意識するほうが上手に描けます。上記画像はアマビエの輪郭です。

髪を描く

出典:筆者撮影

はじめに描いた輪郭の外側に平行に線を描いて髪を作ります。アマビエは長髪の絵が多いので、気持ち長めに描きましょう。

顔を描く

出典:筆者撮影

顔の大きさや長さでアマビエの印象が変わりますが、ルックスはその人の好みが出ます。あなたにとってアマビエがどのような顔だったらよいか、想像し描いていきましょう。

唇を描く

出典:筆者撮影

唇がとがっているのがアマビエの特徴です。また、閉じた唇と空いた唇、さらには口角が上がっているかそうでないかで印象が変わります。特徴をオーバーに意識して描くと絵は上手に見えるので、唇を大胆に描いてみましょう。

目を描く

出典:筆者撮影

目の大きさや位置によってアマビエの印象は大きく変わりますが、こちらも好みが別れます。目をあえて離し、愛嬌のあるアマビエにするのもすてきですし、感染症退散を行うぐらいの強い妖怪と意識して、目などのパーツを真ん中に寄せて凛々しい表情にするのもおすすめです。

次は胴体の書き方からと、SNSに投稿されているアマビエを紹介します。

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アマビエがSNSで人気

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