選び方のポイント
多くの中から、自身の用途にどれが合うのか、外見だけでは分かりません。間違った選択をしないように、いくつかのポイントを押さえておくと、選びやすいですよね。自身のニーズに合わせたアイテム選びのコツにもなるので、よくチェックして下さいね。
選び方①タンクの容量をチェックする
圧縮した空気を貯めるタンク容量は、Liter(リットル)で表示します。家庭用電源(100V)で使える商品で、容量は少ないもので5L前後、多いもので50L前後まで貯めれる商品があります。また、タンクが無いタンクレスタイプもあるので、空気入れなど軽作業で使いたい方にはおすすめです。
もっとエアーを増やしたいときはコレ!
エアータンク容量に対して空気の使用量が多い場合、圧縮機が回転率が多くなり、本体に負担がかかり、コンプレッサーの寿命にも影響してくるため注意が必要です。また、購入後にタンク容量を増やしたいという方には、サブタンクをおすすめします。コンプレッサー本体と別にエアーを貯めることができるので、作業性もアップします。
選び方②吐出空気量をチェックする
吐出空気量は(L/min)で表示されており、1分間(1minute)に圧縮機が大気圧を吸って作りだすエアーの量を示します。また、吐出空気量の表示数が大きいほど馬力が大きく、エアーを速く貯めれますよ。
エアーツールを使用する頻度が多い場合は、吐出空気量と馬力が大きいのを選ぶのがコツじゃの!
馬力とは?
エアーコンプレッサーのスペック表示には、機種によって『馬力』ではなく、kW(出力)で表示しているのもあり、分かりにくい場合もあります。また、一般の家庭用電源(100V/15A)で使用できるのは、2馬力程度です。それ以上になると3相200Vが多く、一般家庭での使用が難しくなる場合があるので注意しましょう。
馬力とkWの数値を比較
馬力 | kW(出力) |
1馬力 | 0.75 |
2馬力 | 1.5 |
3馬力 | 2.2 |
5馬力 | 3.7 |
10馬力 | 7.5 |
選び方③最高圧力をチェックする
本体の始動後、空気が貯まると一旦停止します。この停止したときのメモリ位置がタンク内の最高圧力を示します。主に家庭用コンプレッサーには通常圧力のみが多く、ほとんどが最高圧力0.78MPaです。多くのエアーツールは0.78MPaで使えます。
エアーツールとエアーコンプレッサーの最高圧力を確認しておこう!
高圧用も必見!
エアーツールの中には、使用空気圧が0.78Mpa以上で常圧エアーでは使用できない種類もあります。その場合は、常圧兼高圧用タイプを使用しましょう。高圧用では4.5Mpaまで使えるものもあり、釘打機など使う建築現場でよく使われています。
選び方④オイル式かオイルレス式を選択
エアーコンプレッサーには、オイルを使って潤滑させるオイル式と、オイル交換など手間がかからず、コスパもよく取り扱い易いオイルレス式があります。それぞれの特徴を見てみましょう。
特徴 | |
オイル式 | 連続使用することができ、耐久性があるが、使用空気の中にオイルが混入することがあるため、使用ツールによっては注意が必要。 |
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オイルレス式 | オイルが混ざることがなく、塗装作業はオイルレスがおすすめ。連続作業でなければ、DIYでも問題なし。手間もかからず、小型タイプもあり、取り回しが良い。 |
選び方⑤静音性は要チェック
使用する際に気になるのが、音の問題です。本体を起動させたときの音には敏感になりがちですよね。住宅街で使う場合には、静音性タイプを選ぶことをおすすめします。騒音値はdbで表示されており、70db以下の表示のものが静音タイプとして扱っています。
まとめ
さまざまな種類があるなかで、ひとつひとつの選び方をクリアすると、用途に合うエアーコンプレッサーを発見できます。また、エアーコンプレッサーを使って効率をよくすることで気持ちよく作業が実現しますよ。
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使用するエアーツールの使用空気量を調べておくのがコツだね!