ゴキブリは退治しないと増える
ゴキブリは見た目が不快なだけではなく、さまざまな雑菌を持っているため、衛生面においても根絶しなくてはならない害虫です。また、生命力・繁殖力が強い害虫なので、放置すれば増え続けます。この記事では主に家庭に出没するクロゴキブリをセルフで退治する方法や対策についてご紹介します。
クロゴキブリの特徴
クロゴキブリは日本全国に生息する一般的なゴキブリです。体長は3cm強で繁殖力・生命力ともに強い害虫です。警戒心が強いため、活動するのは主に夜間、水回りや食べ物の周りに出没します。多くは寒くなると死にますが、一部の個体は越冬、また秋の終わりに産み落とした卵は春に孵化するので、根絶が難しいのです。
ゴキブリを退治する方法
生き物にはそれぞれ特徴があります。クロゴキブリの生態を利用し対策することでセルフでも根絶が可能、下記方法を併用すれば次のシーズンを快適に過ごせます。死骸を始末するのは不快ですが、早めの対策をしましょう。ゴキブリ対策はオールシーズン効果を発揮しますが根絶に最も適した季節は春と晩秋です。
①待ち伏せタイプのスプレーを仕掛ける
ゴキブリの駆除には待ち伏せタイプの駆除剤がおすすめです。駆除剤の上を通ったり触れたりしただけでゴキブリは死にます。ゴキブリが活動する時間(夜間)を狙って水回りに仕掛けましょう。駆除剤をまくことを家族に知らせ、子供やペットがその場所へ行かないようにします。
②毒餌を仕掛ける
毒餌は効果絶大で、専門業者も駆除に用いるほどです。毒餌を食べたゴキブリが巣に戻り死滅、毒に侵された糞や死骸を食べたほかのゴキブリも死滅、その繰り返しで根絶を狙います。ゴキブリが通る場所(冷蔵庫裏や洗面所など)に毒餌を定期的に仕掛けましょう。食いつきが悪いときは、パンくずを一緒に置くとよいです。
③スプレーで退治する
ゴキブリ用の殺虫剤は神経を麻痺させる効果があるため、簡単に動きを止められます。手の届く場所にスプレーを用意しておいて、目についたゴキブリはその場で駆除しましょう。死骸の始末は不快ですが、見つけ次第駆除することが大事です。
④燻煙剤で退治する
ゴキブリの幼虫は行動範囲が狭く生まれた場所からしばらく移動しません。また、寒くなると成虫はほとんど動きません。つまりこの特性を活かして燻煙剤を使用します。季節は春(5月)と晩秋(10月下旬~11月)です。幼虫は活動前に根絶、成虫は越冬と産卵を予防します。燻煙剤を使用するさいはペットや食べ物を室内に置いたままにしないよう注意が必要です。
⑤ゴキブリの卵を退治する
クロゴキブリの卵は、コーヒー豆のような色をしていて小豆を大きくしたさや(1.5cm程度)の中に30個ほど規則正しく並んでいます。硬いさやに覆われている卵は燻煙剤では駆除できません。放置するとゴキブリは増える一方です。家具の裏や水回りの隅、植木鉢の裏などをチェックし、見つけ次第ビニールに包んで確実に潰しましょう。