ハクビシンの撃退方法！屋根裏・天井から追い払うための具体策をご紹介！

忌避剤やハクビシンの嫌いなものを使用した撃退方法を行っても、屋根裏に戻ってきてしまい被害が続く場合は、ハクビシンの捕獲を検討してください。

多くの自治体で、害獣を捕らえるための箱わなを貸し出しています。まずはハクビシンの被害状況を伝え相談しましょう。指定された申込書を提出したら、職員や委託事業者が現地調査をします。そこで被害が認められると、委託事業者によって箱わなが設置されます。わなにハクビシンがかかったら、委託事業者に連絡してください。

貸出期間は自治体ごとに異なりますが、2週間から長くて2カ月です。箱わなの依頼が多い場合、貸し出し期限よりも前に返却する必要があります。わな自体の設置は委託事業者が行いますが、わなに設置するエサは自己負担と定められている自治体が多いです。

家事や仕事で忙しくて対策を講じる時間が無かったり、忌避剤などで駆除を試みても上手く追い出せなかったりした場合、専門業者に駆除を依頼するという方法があります。害獣駆除のスペシャリストである専門業者に任せることで、状況に応じた対策で確実にハクビシンを撃退できます。

駆除や捕獲だけではなく、捕獲したハクビシンの処理や侵入口の遮断、屋根裏の清掃や消毒も依頼できます。例えば行政から借りた箱わなでハクビシンを捕獲し、その後の処理を業者に依頼することも可能です。駆除にかかる費用の相場は8万円～25万円です。決して安くはありませんが、その分負担が軽減されるでしょう。

不安を煽ってしつこく契約を迫ったり、ハクビシンの駆除とは関係のない工事を勝手に行い追加料金を請求してきたりする業者もいます。また契約のキャンセルを求めても拒否される被害も発生しています。早く撃退しようと焦って契約をして高額な料金を支払ってしまうことのないよう、まずは複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

ハクビシンは「鳥獣保護法」に指定されている動物であるため、早く撃退したいからといって勝手に捕獲できません。勝手に捕獲すると罰せられる可能性があります。個人で捕獲する場合は、鳥獣保護法で定められている狩猟免許と各都道府県に提出する許可申請書などが必要となります。

ハクビシンの嫌いな音として超音波がありますが、同じ周波数を流し続けると慣れて屋根裏に居座ります。異なる周波数を備えた撃退グッズもありますが、駆除作業が長期化しさらなる被害が生じる可能性も高くなってしまうのです。また光で追い払うことも科学的な根拠は確認されておらず、適切な撃退方法とはいえません。

ハクビシンはかつては山間部に多く生息していましたが、近年増加傾向にあり、都市部にも姿を現しています。屋根裏から追い払う対策をとらずにいると、住宅や健康に被害が及びます。さらなる被害を防ぐためにも、屋根裏のすみかを把握し侵入口の封鎖、状況に応じた駆除対策を講じてハクビシンを撃退しましょう。