はじめに
夏から冬まで使えるサーキュレーターは、使い方しだいで扇風機にはないさまざまな効果が期待できます。エアコンと併用することで、より快適な空間をつくることが可能です。サーキュレーターの上手な使い方、エアコンと併用するときのポイントを見ていきましょう。
サーキュレーターの特徴
- 直線的で強い風を遠くまで届ける
- 垂直方向だけでなく、真上まで角度調整が可能
- 風力が強い分、動作音が大きい
扇風機との違いは?
- ハネのサイズが大きく、広範囲に風を行き渡らせる
- 首振り機能・タイマー設定がある
- 比較的静音
サーキュレーターの上手な使い方
サーキュレーターは実際にどのような場面で役立てられるか、使い方を3つ紹介します。特徴を生かしサーキュレーターを効果的に使いこなしましょう。
使い方①エアコンの空気循環に
エアコンの冷暖房は風が部屋全体に行き渡らず、温度にムラが生じやすいです。エアコンの近辺だけ涼しい、なかなか部屋が暖まらない、それらはサーキュレーターで解決できます。エアコンは一定方向に風を送るため、空気が1カ所に溜まりがちです。サーキュレーターを使用すれば、部屋全体に冷たい空気や暖かい空気を拡散し温度のムラをなくせます。
冷房の冷たい空気と暖房の暖かい空気はそれぞれ溜まりやすい部屋の箇所があるのじゃ。後ほど解説するぞ。
使い方②換気・除湿・冬の結露防止に
サーキュレーターは部屋にこもった臭いや、梅雨時の湿気なども換気できます。開いた窓に向けてサーキュレーターで風を送るだけです。後ろから空気を取り込んで前に送る特性から、部屋の空気を外に逃がします。湿気が溜まりやすい窓付近にサーキュレーターで除湿をすれば、冬の結露防止にもなります。
使い方③洗濯物の乾燥に
悪天候などの理由で洗濯物を部屋干ししているときにもサーキュレーターは便利です。干している衣類やタオルに向けて風を当てることで乾燥時間を短縮できます。部屋干しによる生乾きの臭いや湿気も防いでくれるため一石二鳥です。サーキュレーターの角度を調整し、洗濯物の下の位置から風を送るのがポイントです。
季節を選ばずサーキュレーターは使えるのが便利じゃ。次にエアコンと併用するときのポイントを解説するぞ。
出典:写真AC