ホワイトボードの文字が消えない…！汚れをきれいに落とす解決策を提案！

ホワイトボードは専用のペンとイレーザーを使えば、黒板のように何度も使えます。しかし長い間使用すればホワイトボードに書いた文字も消えにくくなり、跡になって残ったりホワイトボードが黒ずんだりといったことが発生するでしょう。ここでは完全に取りきれない場合でもきれいな状態に戻し、新品のようなホワイトボードにする解決策をご紹介します。

はじめは書いた文字も残らず消えますが、なぜ時間とともに文字が消えにくくなったり、黒ずんだりしてしまうのでしょうか。ここでは考えられる原因についてみていきましょう。

ホワイトボードも消耗品のため、当然使い続ければ徐々に劣化していきます。ホワイトボードに書いた文字が拭きとれずに跡になり、消しても黒ずんでしまったりするようなら、まずホワイトボード板自体に原因があることが考えられますよ。

ホワイトボードの表面には文字が消えやすいよう、表面にコーティング剤が塗られています。しかしこのコーティングも、文字を書いたり消したりする動作を何度も繰り返すことでだんだん剥がれ、ペンのインクがホワイトボードの表面に密着して取れにくくなってしまいますよ。

ペンで書いてイレーザーで消すことを繰り返すと、ホワイトボードの表面に少しずつ傷がついていきます。表面に傷がつくことで小さな溝ができ、そこにペンのインクが入り込んで、イレーザーを使って消しても溝まで取りきれなくなるのです。

ホワイトボードの表面にゴミやほこり、手垢などが付着することも書いた文字をきれいに消せない原因となります。コーティングされた表面に書けばきれいに消すことができますが、汚れた表面の上に書いてもきれいに取りきれません。ふだんからお手入れをしっかり行っておきましょう。

ホワイトボード専用のペンには、溶剤としてアルコール、着色料には顔料、添加物に樹脂や剥離剤が含まれています。これらの成分が混ざりあってホワイトボードに文字を書いたり、消したりできるのです。しかし時間の経過とともにペンの成分が変化し、剥離剤が弱まっていきます。そのため書いた文字が密着して取れにくくなり、何度イレーザーで擦っても完全には消えずに残るようになるでしょう。

文字を書いてしっかり乾ききる前に消してしまうと、剥離剤がうまく作用せずホワイトボードに書いた文字が消えない原因となります。書いた直後に消したい場合でも、10秒または20秒ほど経って乾いたことを確認してから消すようにしましょう。

メーカーによってペンに含まれる成分が異なるので、違う製品のペンを一緒に使用すると消しにくくなる原因となる場合もあります。そのためできるだけ同じメーカーのペンを使用するようにしましょう。

最後はイレーザーの問題も疑ってみましょう。イレーザーも使い続ければ消去面が汚れて、インクが拭きとれずにホワイトボードに汚れや黒ずみとして残る原因となります。汚れた状態のイレーザーを使うと消しづらくなるだけでなく、ホワイトボードの表面に細かい傷をつけることになるので注意が必要です。

ホワイトボード上に文字が残ったり、汚れや黒ずみで本来の白さがなくなったときに試してほしい解決策をご紹介します。ホワイトボードを買い替える前に一度掃除やお手入れしてみてくださいね。

ホワイトボードについた汚れは、まず水拭きで落としましょう。水拭きするだけでホワイトボードが白くきれいになりますよ。水拭きのあとは必ず乾いた布でしっかり水分を拭き取りましょう。

水拭きだけでは取れない汚れの場合には、アルコール成分が含まれた無水エタノールを使いましょう。アルコール度数の高い状態で無水エタノールを使用すると、表面のコーティングを剥がしてしまう原因となるため注意してくださいね。度数が高い場合は水で薄めて使用するのがおすすめです。

アルコールが含まれた無水エタノールを使った掃除方法は、ホワイトボードに誤って油性マジックを使ってしまった場合にも有効です。ホワイトボードにしっかりついた油性マジックも簡単に消すことができますよ。

ホワイトボードをきれいにするためのお手入れ用クリーナーは、市販でも販売されています。水拭きや無水エタノールを使ってもうまく汚れが落とせない場合は、専用のクリーナーを使って掃除してみるのも1つの手ですよ。

裏技として知られているのが、イレーザーを使って消えない文字の上から重ねて上塗りする方法です。上から重ねることで成分が浸透し、ホワイトボードに密着したインクの間に剥離剤が入ることで、文字が消える場合があるので試してみましょう。