メタルマッチの使い方「焚き火手順」
準備ができたらいよいよ着火です。アウトドアの醍醐味ともいえる焚き火作りですが万が一の事故の恐れもあるため、着火は必ず大人が行ってください。子どもにどうしても焚き火を手伝わせたい場合は、薪の準備などがおすすめです。
使い方手順①マグネシウム粉末を削る
ロッドの材料は主にマグネシウムなどの着火させやすい素材でできています。着火準備の第一段階としてストライカーやナイフをこすりつけてロッドを削り、マグネシウム粉末を着火剤にふりかけておきます。
焚き火台の上でマグネシウム粉末を削るとよいでしょう
マグネシウム粉末を削っている途中で火花が起きてしまうこともあります。ロッドは火がついてもかまわない着火剤を用意した焚き火台の上で削るとよいでしょう。
使い方手順②火花を散らす
ストライカーをロッドに滑らせて火花を散らします。ゆっくりこすっても火花は起きないので、上から下の方向にマッチをするように素早くこするとよいでしょう。そうすれば、火花がパッと散ります。
使い方手順③着火した炎が大きくなるのを待つ
着火したばかりの炎は火勢が弱く、薪を動かすとすぐに消えてしまうこともあります。着火剤を中心にある程度薪を井桁に組んでおいてもよいでしょう。薪は割りばし程度の細さの薪から通常の太い薪まで、数段階準備します。細い薪が無い場合はナイフを使ったバトニングで薪割りをしてアウトドアで現地調達もよいでしょう。
メタルマッチおすすめ紹介
①ブッシュクラフト「ファイヤースチール」
ブッシュクラフト社製のメタルマッチ「ファイヤースチール」です。ファイヤースチールはコンパクト性と丁度よいロッドサイズで人気があります。レザーリングでストライカーがコンパクトにまとめられるため携帯しやすく、より摩擦させやすい長いマグネシウムロッドで大きな火花を散らすことができます。
12,000回繰り返し使える「無限マッチ」
ファイヤースチールは、公式によると12,000回繰り返し使える、まさに無限マッチという異名にふさわしい耐久力があります。金属マッチは自然着火しないので非常用にもおすすめです。
②Ribitecbitec「火打石+火吹き棒」
火吹き棒がセットになったファイヤースチールも火おこしがしやすく便利です。火吹き棒を使うことで、顔を近づけすぎて髪が焦げたり火傷をする心配が小さくなり安心です。マグネシウムロッドの持ち手部分が大き目の木製なので握りやすいのもポイントです。
③ブッシュクラフト「ファイヤーメーカー」
超ロングサイズ200mmのロッドが特徴のファイヤースチールです。よりロングストロークで摩擦できることにより大きな火花ができやすく、初心者でも簡単に着火することができます。
「紙」にも着火が可能です
ファイヤーメーカーは長いロッドで大きな火花を起こすことができる、火力の強さに特徴があるファイヤースチールです。通常の火花では威力が足りず着火が難しいといわれていた新聞紙などの「紙」でも着火するので、キャンプだけでなく防災用品としてもおすすめです。
④Matoy「火打石+火吹き棒+ホイッスル」
携帯性にすぐれた収納袋つきのファイヤースチールです。伸縮性のあるストロー状の火吹き棒と握りやすい木製グリップのファイヤースチール、スターター、ホイッスルと収納する袋がついています。ホイッスルは着火には使用しませんが、万が一の遭難時に持っていて損がないアイテムです。
まとめ
今回は、アウトドアの醍醐味ともいえる焚き火着火の達成感をさらにアップさせる現代版火打石「メタルマッチ」のご紹介でした。技術は必要ですが、メタルマッチを使いこなすことでよりサバイバル感が味わえるブッシュクラフトに一歩近づいたキャンプが可能です。週末キャンプの参考になれば幸いです。