防音室の自作方法!壁や床のケアからおすすめDIY材料までご紹介!

防音室の自作方法!壁や床のケアからおすすめDIY材料までご紹介!

今回はDIYで作る防音室の紹介です。ウレタンやマットを床や壁に使って、自宅に防音のプライベートルームを作りましょう。DIYで作れる防音室は、安価でできるのでおすすめです。DIYした防音室を湿気・乾燥から守る方法も紹介しています。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.防音とは
  3. 3.おすすめの防音室のDIY材料について
  4. 4.防音室の自作方法①
  5. 5.防音室の自作方法②
  6. 6.DIYした防音室のケア方法
  7. 7.まとめ

はじめに

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せっかく引っ越しをしたのに、いざ住んでみると隣の部屋からイビキや電話の会話が聞こえるのでは、部屋でゆっくり過ごせません。隣室の音も気になりますが、自分の部屋から聞こえる生活音が隣の部屋に響いていると思うと生活しにくくなります。

マンションでも防音できる

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快適な生活を手に入れたいのであれば、防音に気を付けるといいでしょう。部屋を防音室に作り替えるのは高額になるし、手間がかかると思われています。マンションでも材料が揃えば簡単に自作で防音室を作れるので、参考にしてみて下さい。

防音のDIYの材料が購入できるお店

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今回紹介する自作できる防音室は、賃貸のマンションでも防音の効果があります。壁や床を傷付けずに防音室ができるので、隣に住む人の生活音が気になりだしたら試してみましょう。防音室に必要な材料はホームセンターなどで購入できます。

防音とは

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遮音と吸音のバランスが「防音」のカギ。

防音には、遮音・吸音があります。これらを総称したものが「防音」です。遮音性能だけを高めると室内の音がビンビンと鳴り響きます。吸音性能だけ高めるとエコーがなくなり、室外へ音が漏れるでしょう。防音には、遮音と吸音の両方が必要で、バランスも大切です。

遮音

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本来、鉛・コンクリート・ゴム・鉄などの比重の重い物は音を遮ります。コンクリート・ガラスなどは水も蒸気も空気も通さないはずなのに、音が易々と反対側に聞こえてしまう原因は、重量が足りていないからです。空気圧がコンクリートやガラスを振動させてしまいます。

吸音

フリー写真素材ぱくたそ

布団を被って大声で叫んでみても、周りの人にはやっと聞こえる程度です。マスクをして会話していると、話が聞き取りにくくなります。声が繊維の中に入ると、繊維が激しく振動することで、声の大きさが減音します。繊維が音を吸音しているのが原因です。

音の正体

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音は空気の密度をまばらにを作り出して、空気を振動させます。空気の振動が耳に届いて、聞こえるのが音です。空気のない宇宙空間では、空気の振動がないので、音はありません。音は空気圧の振動なので、空気の振動を止めれば音は聞こえなくなります。

伝声音

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幼い頃に誰もが一度は遊んだことがあるであろう、糸電話が伝声音です。周りの材質高度が高いものほど吸音しないので遠くまで音が届くことになります。洞窟のはるか先で工事をしていても、洞窟の中にいると近くで工事をしているように聞こえます。

太鼓現象

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太鼓は叩いた側より、時には反対側により大きな音がするようになっています。皮を強く張ってあるものほど響き、胴の材料が堅いです。太鼓の音を消すには、胴の中に綿を詰め込んでしまうか、太鼓の皮を緩めてしまえば、太鼓の音は消えてしまいます。

伝播音

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普通に聞いている空中を伝わってくる音が空気伝播音で、床や壁などを伝わっていく音が個体伝播音です。空気伝播音は、障害物があると減衰します。個体伝播音は重くて硬い物があれば、伝わる音が小さくなります。どんな音を防音したいのか明確にしておきましょう。

衝撃音

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住まいで多く問題になることが多いです。上の階で椅子を引いただけで、階下では頭を撫でられるように感じます。上下の空間に、なんら吸音材がなくて材質が硬ければ、階下では倍の音となって聞こえるでしょう。そんな場所で暮らしていては、ストレスが増加してしまいます。

音の単位

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実際の音の強さを、エネルギーに換算したものが物理量で、人間の耳に感じる音の大きさが感覚量です。音の物理的な量は、音圧Pa(パスカル)で表します。一般的に音の大きさを表す場合の単位はdB(デジベル)です。数値で表すことで、どのぐらい聞こえているか分かります。

Dr等級

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空間の遮音性能を遮音等級(Dr等級)と呼ばれており、2000年1月からD値の表記が「Dr」に変更しました。実際の建築物の2室間の遮音性能を評価する尺度としてDr等級が用いられています。Dr等級では、同一の遮音壁で2室間の壁を作った場合でも、異なった値が出ます。

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おすすめの防音室のDIY材料について

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