秋に快適さを感じる部屋の湿度
夏の暑さが徐々に和らぎ、エアコンを使わなくても室内が理想的な温度と湿度になる季節です。エアコンのメンテナンスに最適な時期なので、夏の間にたまった汚れを掃除しましょう。冬ほどではありませんが、秋も乾燥しやすい季節です。湿度には少し注意を払い、必要に応じて加湿器を使用して調整しましょう。
室内と寝室の目安の湿度
秋は春と同じ温度と湿度の設定で、問題なく快適に過ごせます。室内はもちろん、乾燥し始める時期なので寝室の湿度もチェックしておきましょう。秋は雨が続くこともあるので、雨が数日続いて湿度が高い状態が続いている場合は、適度に除湿しましょう。
冬に備えた早めの準備を
秋に入ると、徐々に気温が下がり始めます。急に冷え込むこともあるので、加湿器の準備やエアコンの調整を早めに行っておくことをおすすめします。しっかりと準備を整えて、寒い冬に備えましょう。
冬に快適さを感じる部屋の湿度
冬は寒さと乾燥の季節です。湿度を上手に調整して、防寒とウイルス対策を行いましょう。ほかの季節よりも加湿が重要な時期になりますが、湿度を高くしすぎてしまうとダニなどが繁殖してしまうので要注意です。
室内と寝室の目安の湿度
冬の理想的な室内と寝室の理想の湿度は、以下の通りです。
- 室内…湿度55から65%
- 寝室…湿度45から50%
加湿器を早い段階で準備
肌のかさつきを感じ始めて初めて加湿器を稼働させても、十分に乾燥を防ぐ効果を得られるまでに時間がかかります。湿度は湿度計を確認しない限りは目で見て確認することが難しいので、乾燥する時期に入る前に加湿器を取り付けておきましょう。乾燥しきった状態になる前に加湿器を使うことで、かさつきだけでなく風邪予防も同時に行えます。
湿度計を設置しましょう
乾燥対策の第一歩は、湿度計の設置です。湿度計を設置することで、部屋の乾燥具合が一目でわかります。乾燥状態が継続すると、風邪やインフルエンザにかかる確率も上がりやすくなります。また湿度を理想的な状態に保つことで体感温度も上がりやすくなり、寒さ対策もできます。加湿器を購入する際は、湿度計も同時に購入しましょう。
エアコンを使う際の注意点
夏場や冬場にエアコンを使用する際、いくつかの注意点を事前にチェックしておきましょう。エアコンは使用しなければ掃除入らずと思っていると、思わぬトラブルに遭遇してしまうかもしれません。
エアコン掃除を適度に行う
春や秋の過ごしやすい時期はエアコンを使用しないこともありますが、使用していなくてもエアコン掃除は適度に行いましょう。通年エアコンを使用している場合は、掃除の頻度を少し増やして、常にエアコンからきれいな空気が出るよう調整を行いつつ使用することをおすすめします。フィルターは1か月に2回くらい、エアコンクリーニングは使用頻度に応じて数年に1度を目安に行いましょう。
エアコン掃除をする理由
エアコンは、外からどの程度汚れているか分かりにくいものです。外見がきれいでも、実は蓋を取ってみるとカビや汚れがびっしりとついているということもよくあります。カビや汚れはエアコンの風に乗って部屋中に散布され、くしゃみや鼻水が出る原因にもなります。家族が健康で快適に過ごすためにも、エアコン掃除は必要です。
エアコンを使うときのポイント
外との気温差を考慮した温度に設定
特に夏や冬は、暑さと寒さを外で感じて部屋の温度を過剰に設定しがちです。部屋に入った瞬間は快適だと感じるかもしれませんが、外との気温差が大きくなればなるほど体に疲労が蓄積しやすくなります。血管への負担も大きくなるため、貧血なども起こりやすくなるので、外と室温の温度差をあまり大きく広げすぎないように調整しましょう。
短時間でスイッチを切り替えない
エアコンを使って部屋が快適な温度になったので、すぐに切ってしまっている。そして室温が変わってきたから再度スイッチを入れて調整するというのは、実は電気代が高くなる原因です。エアコンは室温を一定に保つ機能を持っているので、変化した室温を設定温度まで調整するときに電気を使用します。夏場は特にエアコンのスイッチを切り替えすぎると電気代が高くなりやすいです。
除湿機能を上手に活用
梅雨時期や秋の入り口、真夏ほど暑くないけれどべたべたムシムシして不快感を感じるときは、除湿機能を使用しましょう。除湿機能を活用すると、部屋にこもった湿気を除去してべたつきが解消できます。
まとめ
一年を通して、温度と湿度を理想的な状態に保つことで、快適な空間が作り出せます。温度計や湿度計、エアコンに加湿器などを上手に活用して、室内だけでなく寝室も過ごしやすい環境と作りましょう。
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