日本がっかり名所候補地3選
オランダ坂やはりまや橋など、日本三大がっかり名所をお伝えしましたが、実はこのほかにも、三大名所の3番目にあたるがっかり名所があるいわれることも。先ほどは札幌市時計台を取り上げましたが、こちらに代わるかもしれない名所をピックアップして紹介します。
候補地①日本三景・松島(宮城県)
日本三景のひとつ。宮城県にある最大の観光地松島。松尾芭蕉の「奥の細道」に謳われた地域で、海に浮かぶ小さな島が絶景だとされています。島の数は260を超え海と島のコントラストが楽しめます。由緒ある寺院なども集中するため、パワースポットとしても知られています。
がっかりポイント
梅雨の時期や冬など天候が不順の時に訪れると、観光のメインとなる観光船周遊ができない場合があるため、がっかりしてしまうことがあるようです。また太平洋の海はきれいな青ではないため、写真などで見るような海の色を見たいという人は、期待外れになってしまうことも。ちなみにこのエリアにある「松島城」は、観光展望台であり城郭ではありません。
見どころポイント
松島は5月のゴールデンウィークや夏の時期、紅葉の時期に訪れるのが正解です。夏は海、秋は紅葉といった日本三景ならではの絶景が楽しめます。夏場はウミネコが船にあつまる様子が見られるかもしれません。また、海鮮の浜焼きなどのグルメを観光地松島でのメインイベントとするなど、視点を変えてみましょう。
基本情報
【日本三景 松島】
- 住所:宮城県松島町松島字町内
- アクセス:JR仙石線 松島海岸駅下車すぐ
- 開館時間:通年
候補地②京都タワー(京都府)
京都のランドマークのひとつである京都タワーは京都市街で一番高いタワーです。京都の町をぐるりと一望できる展望台としても人気で、観光地巡りをする際には欠かせないスポットです。灯台をイメージしたデザインで、1964年に京都中央郵便局の跡地に完成しました。
がっかりポイント
京都は城郭や寺社が多いエリアだというイメージを持っている人は「景観とそぐわない」と感じることがあるようです。また、商業施設の上に突き出るような形でタワーが建立されているので、東京タワーのように「足元からタワーの形」ではありません。131mの高さは下にある京都タワーSANDOやホテルなどを含めてのものなので、がっかりする人も見られます。
見どころポイント
京都タワーからは、京都府内にある世界遺産に指定された城郭や寺院を見ることができます。清水寺や二条城などを地上100mから眺めた後で観光地巡りをすることもよいでしょう。また、晴れの日に見渡せば「がっかり気分」も払しょくできます。展望スペースだけではなく、商業施設なども見学しましょう。
基本情報
【京都タワー】
- 住所:京都市下京区烏丸通七条下る 東塩小路町 721-1
- アクセス:京都駅2番出口すぐ
- 開館時間:午前9時~午後9時20分(最終入場午後9時)
候補地③世界遺産・富岡製糸場(群馬県)
世界遺産の富岡製糸場は、1872年に日本初の官営模範製糸場として運用された場所です。海外へ国産シルクを輸出、海外と対等な立場であることをアピールするため、フランスから輸入された紡績機械などが導入されました。当時のままの建物がそのまま残されていることが認められ、2014年に世界遺産に登録されています。
がっかりポイント
広い敷地の中で公開されている場所がほんのわずかであることが第一に挙げられます。また広大な敷地なので、公開場所をめぐろうとすると移動時間がかかってしまう点も挙げられます。また、保存をするために修理工事をしているエリアも多く、残念な観光地として映ってしまうことがあるようです。
見どころポイント
ここでしか購入できないおみやげ物があります。おみやげコーナーなどもしっかり見ていきましょう。また当時の労働環境などを知ったうえで見学すると、違った視点が生まれるかもしれません。
基本情報
【世界遺産 富岡製糸場】
- 住所:群馬県富岡市富岡1-1
- アクセス:上信電鉄上州富岡駅から徒歩15分
- 開館時間:午前9時~午後5時まで
次は、がっかり名所を楽しむためのコツをまとめました!