暖房の設定温度は何℃がいいのか?最適な設定温度とその根拠を紹介!

暖房の設定温度は何℃がいいのか?最適な設定温度とその根拠を紹介!

暖房の設定温度は何℃が最適か、ご存知でしょうか?冬場は暖房をつけっぱなしにしがちですが、電気代がかさむ割になかなか部屋があたたまらないこともありますよね。目安にすべき設定温度とその根拠、暖房の効果を高める方法についてご紹介いたします。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.暖房の設定温度の目安は20℃
  3. 3.最適な設定温度の根拠①省エネ・節約効果
  4. 4.最適な設定温度の根拠②風邪・インフルエンザの予防
  5. 5.最適な設定温度の根拠③ヒートショック対策
  6. 6.快適なエアコンの暖房の設定温度
  7. 7.まとめ

はじめに

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みなさんのご家庭では、暖房の設定温度は何℃にしていますか?なかなかあたたかく感じられなかったり、寒がりな家族がいたりすると設定温度が上がりがち。冬が明けて電気代の明細を確認してびっくり!なんてことも。だからといって設定温度が低すぎると、季節柄病気にもなりやすく、小さなお子さんのいるご家庭では特に心配ですよね。では、適正な暖房の設定温度は何℃がいいのでしょうか?

暖房の設定温度の目安は20℃

出典:写真AC

暖房の設定温度は20℃を目安にするのがおすすめです。「えっ?低すぎではないの?」と思われたでしょうか。20℃を目安にするのがよい、その根拠とは?いくつかの理由を添えてご説明します。

最適な設定温度の根拠①省エネ・節約効果

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理由の1つは省エネ・節約効果にあります。環境省の推奨する冬の暖房時の室温は20℃。電気代の削減・環境への配慮という点でも、20℃は目安にするのに最適の数値といえます。

エアコンの暖房は冷房よりも電気代が高い

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暖房器具が電力を多く使うのは、温度を上げるときです。たとえば、冬に室温10℃の部屋を室温20℃にするのと、夏に室温25℃の部屋を室温20℃にするのとでは、冬の方がエアコンが調整する温度差が5℃大きく、エネルギーが多く必要になります。一般的に電気代は冬の方が高くなりますが、エアコンを稼働させるのに必要なエネルギーが多いことが関係しているのです。

設定温度を1度下げると電気代を10%節約

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環境省によると、暖房時の設定温度を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になるとの結果が出ています。冬場の1ヶ月の電気代が15,000円かかっているとして、その10%である1ヶ月1,500円の削減は、家計にうれしい効果です。環境への配慮としても、1℃下げるだけの省エネなら手軽で、生活に取り入れやすいですね。

最適な設定温度の根拠②風邪・インフルエンザの予防

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次に、冬ならではの理由である、風邪・インフルエンザの予防です。ウイルス対策にもエアコンの設定温度は20℃が最適です。

乾燥した空気の中ではウイルスが繁殖しやすい

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ウイルスは通常水分を含み、その重みでチリやホコリなどと一緒に床に落ちています。室温が上がって空気の乾燥が進むと水分が蒸発し、ウイルスは軽く浮遊しやすい状態に。そうして私たちの周りを浮遊して、鼻や口に入り込みやすくなります。過ごしやすさを重視してエアコンの設定温度を上げすぎると、乾燥とともにウイルスの活動も活発になってしまうのです。

のどや鼻の乾燥はウイルスの侵入につながる

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乾燥した空気はウイルスを活発にさせるだけではなく、人間の鼻や喉などの粘膜を乾燥させ、異物を排除する機能を弱めてしまいます。そこに、乾燥によって空気中に広がるウイルスが侵入してしまい、家庭内で風邪やインフルエンザが大流行…なんて恐ろしいことに。寒さのために暖房の設定温度を上げることが、ウイルスの蔓延に繋がる可能性もあるのです。

最適な設定温度の根拠③ヒートショック対策

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最近耳にすることが多くなったヒートショック。部屋ごとの気温差によって血圧や脈拍の異常が起き、失神・発作へつながる一連の現象を指します。冬場は高齢者を中心に頻発しています。ヒートショック対策にも、室温を上げすぎないことが効果的です。

冬は室内外の気温差に注意

出典:いらすとや

ヒートショックは急激な寒さと熱さが繰り返され、血圧が乱高下することによって起きます。発症事例として代表的なタイミングは入浴時です。部屋が温まりすぎていると、寒い風呂場との気温差が大きくなります。対策例として脱衣所をあたためておくというのが一般的ですが、血圧の乱高下を防ぐという点では、主に過ごす部屋の室温を上げすぎないことも有効な手立てです。

ヒートショックはどんな世代にも起きうる

出典:写真AC

ヒートショックは高齢者に多いと言われますが、どんな世代にも起きうるのが特徴です。飲酒の習慣がある、肥満である、熱いお風呂が好きである、など個々の生活や体質によってヒートショックが起きやすいということもあります。目に見えず、意識しづらい体の異常。それだけに、日頃から気温差に留意し、体に負担をかけないような生活をおくることが大切です。

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快適なエアコンの暖房の設定温度

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