畳をフローリングにする方法②フロアタイル
無垢風のフローリング床に、自分で手軽にリフォームできると人気なのが「フロアタイル」です。形状は5mm以下に薄くスライスされた長方形の板で、木材や塩ビ製などいくつか種類があります。タイルのように並べて床に敷き詰めて使います。
賃貸なら糊なしタイプがおすすめ
フロアタイルには、裏面に接着糊のついたタイプと糊なしタイプがあります。糊をきれいにはがすのは難しいので、原状復帰が必要な賃貸住宅には糊なしタイプがおすすめです。全体にしっかりと敷き詰めれば糊なしでも十分使えますよ。
自分で張り替えるやり方・手順
- 畳をしっかり掃除します。
- 畳の上にミラマットなどの緩衝材を敷き詰めます。
- 1列目は和室の長辺の壁際から始めます。
- 端から順番に敷いていき、部屋の角や柱など半端部分は長さにあわせて切断して敷きます。
- 2列目は切断した残りからスタートして並べます。
- 部屋の対岸部分に到達した際、幅が半端なら長さを合わせて細長く切断して敷きます。
参考動画紹介
フロアタイルの敷き方イメージがつかみづらいなら、実際の作業風景を参考にするとよいでしょう。こちらはDIYアイテムの販売業者による、塩ビ製のフロアタイルの敷き方紹介です。
費用の目安
6畳分のフロアタイルの費用目安は30,000~50,000円前後です。素材や商品仕様により価格は大きく異なりますのであくまで目安ですが、本物のフローリングよりかなり費用をおさえて施工できるため人気です。
メリットのご紹介
1.見た目に高級感
安っぽくないこともインテリア好きに支持される理由です。種類が多いので、ブルックリンスタイルに似合うダークカラーやホワイトウッド風、木製の無垢風床などインテリアのイメージに合わせて選択できます。
2.簡単にリフォームできる
基本的な施工豊富は「並べて敷くだけ」ととても簡単です。フロアマットは一枚一枚が軽くコンパクトで、文房具のカッターでも切断可能なものが多い特徴です。力の弱い女性でも簡単にリフォームできます。
3.メンテナンスが簡単
飲み物をこぼしてもサッと拭くだけでお手入れができます。普通のフローリング床のように掃除機もかけやすく、万が一破損してもその部分だけ取り換えられるので状態キープも簡単です。
4.畳のケアが簡単
フロアタイルを部分的に取り外すと、畳の掃除や換気が手軽にできます。きれいな畳がキープできれば退去時にフロアタイルを外すだけで賃貸住宅の原状復帰も完了して便利です。
畳をフローリングにする方法③ウッドカーペット
不織布などをベースに、フローリング風に並んだ薄い化粧板を並べたフローリング風敷物が「ウッドカーペット」です。コツ不要で通常のカーペットのように敷くだけで素早く畳を板張りにリフォームできます。
自分で張り替えるやり方・手順
- 畳をしっかり掃除します。
- カーペットを敷く容量で畳の上にウッドカーペットを広げて完了です。
費用の目安
6畳分の費用の目安は20,000円前後です。メーカーや仕様により価格は前後しますが、6畳サイズには1枚で敷く大型タイプと3畳ずつ2枚に分けて敷く分割タイプがあるので購入時は価格だけでなく形状の確認も行いましょう。
メリットのご紹介
1.簡単スピーディにリフォームできる
下地を準備しなくても裏面に不織布がついているので、畳を傷つける心配が不要です。絨毯を敷くように広げるだけで、圧倒的に素早く自分で板張りに張り替えできる簡単さが魅力です。
2.天然木よりも低価格
フローリングに比べて、安い費用で和室を板張りに張り替えできます。畳を外すことなく板張りにでき、工具や技術が必要ないのも魅力です。
3.外すときも簡単
釘や接着剤で固定されているわけではないので、絨毯のように敷いたウッドカーペットをめくるだけで外せます。賃貸の原状復帰や模様替えも簡単にできますよ。