DIYでのコンテナガレージの簡単な建て方
コンテナガレージづくりは、建築用コンテナをベースに内外装をカスタマイズしながらオリジナルガレージをつくります。以下に、DIYでのコンテナガレージの簡単な建て方をご紹介します。
①コンテナを選ぶ
コンテナを選ぶ前に、コンテナガレージにふさわしいコンテナやサイズについて知っておくことも大切です。
コンテナガレージは建築用コンテナが主流
ひと昔前までのコンテナガレージは、中古の貨物コンテナや海上コンテナが流用されていました。しかし、現在コンテナハウスは建築基準法で定める建築物であり、役所に建築確認申請が必要で申請後に確認済証を受理しなければなりません。未申請のコンテナガレージは違法建築とみなされます。
JIS規格の建築用コンテナとは?
国土交通省「コンテナハウスは建築物だから法律に従って」
— タートルンバを見守る会 (@hevohevo) February 14, 2020
・土地に基礎必須
・基礎に固定必須
・住宅専用地域に倉庫型コンテナハウスは違法
・中古の海上輸送コンテナはJIS鋼材使ってないので建築基準法違反
・壁全体で支える構造なので壁に穴開けて窓は建築基準法違反https://t.co/hUU8wbJasW
JIS規格の建築用コンテナとは同規格の材料を使い、JIS認定の工場で溶接されたものです。そして「ラーメン構造」という骨組手法を用いて建築基準法をクリアしています。しかし、輸送用コンテナは住宅に必須の柱や梁がなく、建築基準法をクリアできず建築確認申請が通りません。
コンテナガレージが10平方メートル(6畳分)以下の場合は建築確認申請は必要ないよ。
建築用コンテナのサイズ
JIS規格のコンテナはISO海上輸送コンテナとは別物ですが、規格サイズは同じです。20フィートと40フィートの2種類があり、それぞれのサイズは以下のとおりです。
- 20フィート 幅2,438mm×長さ6,058mm×高さ2,591mm
- 40フィート 幅2,438mm×長さ12,192mm×高さ2,591mm
建築用コンテナってどこで買えるの?
建築用コンテナは専門業者で購入するんだよ。業者によっては基礎工事なども請け負ってくれるよ。
②専門業者に発注する
コンテナガレージを業者に発注すると、業者は工場で必要な施工を施してから納品します。業者によっては建築確認申請から設計、基礎工事、内外装工事、メンテナンスまで行ってくれます。価格は業者のプランにより違いがあるため、あらかじめ見積もりをとって比較検討しましょう。
③足りないものをDIYでつくる
コンテナガレージの設置が終わったら、DIYで必要なものをつくりましょう。以下にDIYの事例をいくつかご紹介します。
事例①換気扇や窓を設置する
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金属の研削などに使うディスクグラインダーです。あとから換気扇や小窓を設置するときは、ディスクグラインダーなどを購入し壁をカットします。できるだけ鉄構造に影響のない部分をカットしましょう。また、詳しい窓枠施工などはネットや雑誌を参考にしてください。
事例②自動点灯ライトを設置する
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シンプルでおしゃれな小型のライトです。ガレージなどでは自動点灯する人感センサーがよくあいます。また、電池式のLEDライトなら面倒な電気工事が不要です。
事例③棚や小物掛けを設置する
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コンテナガレージに棚をつくりたいときは、ペグボードを購入し棚やフックなど組み合わせましょう。写真はペグボードのスタンダードセットで、初めて有孔ボードを使う人にもおすすめです。
まとめ
コンテナガレージはアイデア次第で無限の可能性を持っており、自分好みの空間のつくることができます。自宅に倉庫や車庫などをつくるときは、中古の海上コンテナではなくJIS規格の建築用コンテナを使いましょう。
出典:o-dan