壁面に棚を作るDIYとは?
部屋がモノであふれるとラックなどを買い足す人が多いです。しかし、壁面のデッドスペースを有効利用し棚を自作して取り付けると、その場所に必要なモノを収納できる新たな空間が生まれます。また、壁面はただ収納するだけでなく、見せる収納にも活用可能です。この記事では壁面に棚を作るDIY方法や参考アイデア実例をご紹介します。
壁面DIY前にやっておきたいこと
壁面にラックや棚を自作する前にやるべきことは、DIYを行う壁の構造を知ることと壁の下地を調べることです。そして、壁の下地を調べたうえで(※)、どのような棚やラックのDIYが可能かを考えます。また、分譲マンションなどでは管理規定を見直し、どこまでDIYが可能かを確認しましょう。
壁面ラックを取り付ける前に
- 壁の下地を調べ、どんなラックや棚が取り付け可能かを考えましょう
- 分譲マンションなどの場合、管理規定に違反しない範囲でDIYをしましょう
※壁の下地を調べる方法は、のちほどご紹介します。
壁ラック・棚の強度を上げるには
DIYで自作する壁面ラックや棚の強度を上げるには、壁の下地を調べてから寸法をしっかりと測り、ズレが出ないようにすることが大切です。また、ラックや棚だけでなく、パーツの強度や耐荷重も考慮する必要があります。特に、壁掛けタイプのハンギングシェルフの強度を高めたいときは、ピンではなくネジやビスを使いましょう。
住宅種類別・壁面構造の違い
一般的に戸建て住宅は木造で、マンションは鉄筋コンクリート造が多くそれぞれ壁の構造が違います。壁の構造を知ると壁に棚を自作する際、使えるアイテム選びがラクになります。以下に、それぞれの壁の構造の違いをご紹介します。
①木造戸建て住宅
木造住宅では壁に「石膏ボード」が多く使われています。そのような壁は「間柱」を一定間隔に配置しそこに石膏ボードを取り付けて、さらに上に壁紙を貼ったり塗装を施したりして作られます。石膏ボードの壁に自作で棚を付けるときは、柱にネジ止めするか石膏ボード専用のアンカーボルトを使用します。
②マンション
賃貸マンションの場合は壁に穴が開けられません。また、分譲でも管理規定によっては穴が開けられない場合があります。DIYが可能なマンションも、部屋によって壁の構造が違う場合があり、それによって使えるネジなどが違います。手順としては最初にドリルで下穴を開けて、コンクリ専用アンカーに付属のネジで棚を設置します。
穴が開けられない壁でも棚を取り付けられるおすすめの方法があります。のちほど紹介しますね。