研ぎ方③砥石を使う
砥石セット(初心者向け)
砥石 両面砥石 包丁 初心者 向け基本5点セット #1000/#4000 家庭用 荒砥 仕上げ 砥石セット 包丁 砥石 鋼やステンレス製の包丁に対応
参考価格: 2,680円
準備するもの
- 砥石
- 液状研磨剤
- 布
- 新聞紙または、タオル
研ぎ方の手順
- ①砥石を水につけておく
- ②はさみを分解する
- ③サビや汚れを落とす
- ④刃を研ぐ
- ⑤水ですすぐ
- ⑥ハサミを組み立てる
1.砥石を水につけておく
刃物は、研ぎ汁をたっぷりと使うことが必要なため、砥石を10~15分くらい水につけ、しっかりと水分を含ませておきましょう。
2.はさみを分解する
はさみが分解できるものは分解し、分解できないものは刃の部分を大きく開き、できるだけ刃の部分を研ぎやすくします。
3.サビや汚れを落とす
サビや汚れがついている場合は、あらかじめ液状研磨剤を含ませた布で拭きとります。汚れを落としたら、はさみに液状研磨剤が残らないように、布でしっかりと拭き取ります。
4.刃を研ぐ
濡れたタオルや新聞紙を敷き、砥石が滑らないようにします。小刃を砥石にあて、もともとの角度に合わせて均等な力で、ゆっくりと滑らせながら研いでいきます。ときどき水をかけながら、研ぎ汁を使って10~20回程度研ぎます。
5.水ですすぐ
はさみに砥石の研ぎ汁が残らないよう入念にすすぎ、乾いた布で水分をしっかりと拭き取り、乾燥させます。
6.はさみを組み立てる
もとどおりに組立たてたら完了です。
はさみのお手入れ方法
はさみが切れにくくなったり、切れ味が悪くなったりしないためには、日頃からお手入れをしておくことが大切です。長くはさみを使うためにも、心がけたい注意やお手入れについてご説明します。
①用途に合った使い方をする
はさみを長持ちさせるには、そのハサミの用途以外の使い方をしないようにすることがいちばんです。例えば、裁ちばさみは布などのやわらかいものを切るものなので、紙やその他のものを切ると刃を劣化させてしまいます。紙を切るときは、紙専用の文具ばさみを使うようにしましょう。
②取扱いに注意する
ステンレス製のはさみなどは軽くて丈夫ですが、長く使うためにも、落としたり無造作に扱わないように注意してください。また、裁ちばさみはとてもサビやすいので、ネジの部分や刃の部分に油をさして滑りをよくしたり、カバーなどをしたりして、刃に余計な負担がかからないようにしましょう。
③水分や汚れをそのままにしない
キッチンなどで使うステンレス製のはさみなどは、サビにくいからといって、つい濡れたまましまっていませんか?ステンレスはサビにくい材質ですが、濡れたままや汚れがついたままにしておくと、やはり劣化の原因となってしまいます。そのままにせず、アルコールやウェットティッシュなどで必ずきれいにし、乾いた布などで拭いてからしまうようにしましょう。
④保管場所に注意する
はさみのいちばんの大敵はサビです。頻繁に使わないはさみは、なるべく湿気の少ない場所で保管してください。また、用途別にはさみの保管場所をきめておくと、用途以外に間違って使うことも防げます。
まとめ
今回は、はさみの研ぎ方やお手入れなどをご紹介しました。私たちの生活に身近な刃物であるはさみは、紙を切る文具用のはさみや布を切る裁ちばさみ、料理に使うキッチンばさみなど、用途によってさまざまな種類があります。皆さんのお宅にあるはさみの切れ味はどうでしょうか?できれば長く愛着を持って使いたいものですよね。いちど見直してみてはいかがでしょうか?
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分解できないハサミは、刃の部分に砥石が当たりやすいよう、限界まで開きましょう。