はじめに
みなさんは環境にも、体にも優しいといわれる「布ナプキン」をご存知ですか?女性の生理用品といえばどこでも市販されている紙ナプキンがメジャーですが、布ナプキンを使うことで今感じているストレスを解消するメリットを得られるかもしれません。今回は布ナプキンの基本や使用するメリット・効果、使い方や洗濯方法などをわかりやすくご紹介します。
布ナプキンとは
布ナプキンとは、綿などの生地から作られる布製のナプキンのことをいいます。別名「月経布」と呼ばれることもあり、紙ナプキンなどの使い捨て生理用品と違い、洗って繰り返し使えるのが特徴です。生理用品としてだけではなく、吸水性があるため尿もれパットややおりものシートの代わりにも使えます。
布ナプキンの使い方
布ナプキンの使い方は、基本的に紙ナプキンと同じです。使い捨ての紙ナプキンは、ショーツに固定するため粘着テープがついていますが、布ナプキンはテープではなくボタンで固定します。使い方は上の動画を参考にしてください。
布ナプキンの必要枚数
1周期の生理で必要となる布ナプキンの枚数は、取り替える頻度や経血量などで個人差があります。最低限必要とされる枚数の目安は以下の表を参考にしてください。1周期の生理でおよそ10枚~15枚ほどの布ナプキンが必要といわれています。
経血(少) | 2~3枚 |
経血(中) | 4~8枚 |
経血(多) | 5~10枚 |
布ナプキンの種類
種類①ホルダータイプ
ホルダータイプの布ナプキンは、単体で使わずに土台となるホルダーを下着に付け、経血を吸収させる吸収パッドとホックなどで固定します。ナプキンを交換する際は吸収パッドのみを取り替えます。吸収パッドは薄手のため洗濯しても乾きやすいのが特徴です。経血量にあわせて吸収パッドを厚手のものや薄手のものに変えられるため、自分にあうものを選べます。
ホルダーと吸収パッドをしっかり固定すれば、ズレる心配もないわよ。吸収パッドは干しても一見ハンカチに見えるから見た目を気にする人はいいかもね。
種類②一体型タイプ
一体型の布ナプキンは、紙ナプキンのようにそのまま下着に取り付けて使えるシンプルな仕様です。ホルダータイプのように重ねて付ける必要もないため、はじめて布ナプキンを使うという方におすすめといえます。おりもの用・昼用・夜用とサイズがあり、大きさもさまざまです。一体型は防水布、吸収体が入っているため厚みがあります。洗濯の際はしっかりと押し洗いしましょう。
一体型は、そのまま紙ナプキンのように下着に取り付けるだけ。簡単だけど厚手だから洗濯はしっかりね。
種類③使い捨てタイプ
外出や仕事があるから紙ナプキンを使うけれど、肌が荒れてしまい困っている方は、使い捨ての布ナプキンがおすすめです。いつも使っている紙ナプキンや布ナプキンの上に乗せるだけと簡単に使えます。紙ナプキンの上に乗せる場合はまるごと処分でき、布ナプキンの上に乗せる場合は乗せた使い捨ての布ナプキンのみ処分します。
布ナプキンも使い捨てできるのね!どうしても紙ナプキンでかぶれてしまうっていう人は、一度試すといいかも。
使い方は、難しいことはないのよ。いつもの使い方と同じだから安心してね。