エンプティカロリーとは？意味・定義や気をつけたい食品を一挙解説！

お酒はエンプティカロリーだということがわかりましたが、お酒以外にも気をつけたい食べ物があります。以下に、お酒を含めたエンプティカロリーで気をつけたい食品をご紹介します。

お酒のほとんどは糖から作られ、体内で分解される過程でいち早く熱として代謝されるため太らないと思われがちです。しかし、お酒はお米のように体内でエネルギーになるブドウ糖に代わることもなく、栄養素も含んでいないためエンプティカロリーに該当します。また、酒類はアルコール以外の材料も使われており大量に摂取すれば太ります。

以下のように、実はアルコール自体にもカロリーはあります。

また、市販されている350mlの缶ビールのエンプティカロリーは以下のように計算します。

毎日何気なく飲んでいる飲み物に砂糖が入っていると、1日で想定外の糖分やカロリーを摂取していることになります。砂糖入り飲料が危険な理由は、短時間で大量の糖分やカロリーを摂取することと、砂糖への依存性が高くなり習慣化してしまうことです。また、砂糖入り飲料の常飲で一番怖いのは糖尿病のリスクです。

また、アメリカの医学雑誌が英ケンブリッジ大の博士らの研究論文を投稿しました。そこには以下のような文言があります。論文内では加糖の飲み物を1日1杯だけ水や無糖コーヒーなどに代えると、糖尿病の発症リスクが最大25％減るとされています。

トランス脂肪酸を含むマーガリンやショートニングを使った菓子パンはエンプティカロリーです。菓子パンを朝食代わりにしている人はとても多いですが、1個の摂取カロリーがとても高く、それだけではお腹が満たされません。また、白砂糖や精製された小麦粉を使う菓子パンには、タンパク質などの栄養素が含まれていません。

ドーナツやケーキ、クッキー、スナック菓子、飴、アイス、ソフトドリンクなどもエンプティカロリーです。特に、ドーナツは炭水化物を揚げたものなので生クリームなどを使うとよりカロリーが跳ね上がります。どうしてもお菓子が辞められない人はできるだけ低カロリーなお菓子を選ぶようにしましょう。

ハンバーガーやフライドポテト、ピザなどもエンプティカロリーです。これらの食べ物は炭酸飲料や甘い飲み物などと一緒に食べることが多く、食べ始めるとあとを引くような中毒性があります。エンプティカロリーを摂取しすぎると栄養素が不足し脂肪が付きやすいです。また、代謝がうまくいかず免疫力が下がり風邪を引きやすくなります。

エンプティカロリーの意味や定義などをご紹介しました。いつも何気なく食べていたものが実はエンプティカロリーだったと気づく人もいるでしょう。エンプティカロリーはダイエット中だけ控えればよいというものではなく、大量摂取や偏った食事こそが健康を損ねる原因になります。常にバランスの良い食事を心がけることがとても大切です。