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エアコンをDIYで設置する前に
エアコンをさあ設置しよう!となった場合に必要なのは準備です。特にエアコン工事はたくさんの工具と材料が必要です。それらが全部揃っているか確認してから作業を開始すると失敗も減りますし、なにより工事を効率的に進められます。
必要な工具を揃えよう
左から、①インパクトドライバー・②水平器・③ワイヤーストリッパー(ニッパー代用可)・④モンキーレンチ・⑤トルクレンチ(モンキーレンチ代用可)・⑥プラスドライバー・⑦六角レンチ(4ミリ)・⑧真空ポンプです。
- トルクレンチがない場合モンキーレンチでも代用可能ですが、その場合はモンキーレンチを2本用意してください。
工具が家庭にない場合は、ホームセンターの工具貸出しサービスを利用するのもいいぞ。
必要な材料を揃えよう
次に確認が必要なのが材料です。エアコン工事の業者さんは自分で配管のフレア(繋ぎ目を広げる処理)を作成しますが、フレアを作成するための工具は高価ですので、最初からフレア処理が施されている配管セットを購入する必要があります。
①フレア配管セット
まず必要なのがフレア配管セットです。エアコン取り付けに必要な部材がすべて入っています。エアコンの室外機と室内機を繋ぐ配管のフレア処理が全部施されていますので失敗しにくい利点があります。長さを選んで購入可能です。
- 取り替えの場合、外したエアコンの配管が使えそうだとしても、新しいエアコンのガスと配管に残っていたガスの冷媒が違うと故障に繋がりますので、必ず新しい配管に交換してください。
②養生毛布
エアコンの前面のパネルは非常に傷がつきやすいです。それに加えてエアコン工事は細かいゴミがたくさん発生しますので、不要になった毛布を一枚敷いて作業をすることをおすすめします。
③エアコン架台またはブロック
室外機を乗せる架台です。これがあることによって室外機が動きにくくなります。室外機が動くと繋ぎ目が曲がり、そこからガス漏れなどの不具合が生じることもあります。ブロックなどでも代用可です。
必要な確認をしよう
エアコンを取り付ける前に数点確認が必要な事項があります。ここの確認を怠ってしまうと失敗して作業が進まなかったり、エアコンの故障に繋がります。では確認必須の事項をいくつか見ていきましょう。
①穴が開いているか
エアコンには窓用クーラーなどの穴を開けないタイプのものもありますが、ほとんどは配管を通す穴が必要です。エアコンを取り替えする場合には穴が開いていますが新規で取り付ける場合には穴を開けなければなりません。
②コンセントの電圧確認
200Vのコンセントに100Vのコンセントを差すと、ヒューズが飛び最悪基盤が壊れてしまいます。基盤の交換だけでは直らない場合もあります。取り替えの場合は今まで使っていたエアコンの電圧を見れば失敗はありませんが、新規で取り付けるときは必ず設置前に電圧の確認をしてください。
- 電圧の確認は個人でできますが、コンセントの交換や電圧切替は電気工事士の免許が必要です。そちらの作業は決して個人では行わないようにしてください。
③裏板設置場所の確認
エアコンの内機を取り付けるときに、金属板の裏板を取り付けなければいけません。壁の材質が石膏ボードの場合ボードアンカーを、コンクリートの時はドリルで下穴を開けてコンクリートビスを、漆喰や土塀の場合はたて桟を使用してください。適切に取り付けないと落下の危険があります。
もちろん通常の壁なら備え付けの普通のビスで取り付けは可能じゃ。さて、それではいよいよ設置方法を紹介していこう。
それでは必要な工具と材料を紹介していこう!