エアコンを自分で設置する方法!配管などDIYでの取付け手順を解説!

エアコンを自分で設置する方法!配管などDIYでの取付け手順を解説!

エアコンは消耗家電です。数年に一度取り替えの時期が来ます。そんなとき、エアコンをDIYで設置できないだろうか、と思ったことはありませんか?自分で取り付けるのは確かに難しいですが不可能ではありません。この記事ではエアコンをDIYで取り付けする方法をご紹介します!

記事の目次

  1. 1.エアコンをDIYで設置する前に
  2. 2.エアコンをDIYで設置する方法①裏板を取り付ける
  3. 3.エアコンをDIYで設置する方法②本体に電線(VVF)を取り付ける
  4. 4.エアコンをDIYで設置する方法③配管とドレンを取り付ける
  5. 5.エアコンをDIYで設置する方法④まとめる
  6. 6.エアコンをDIYで設置する方法⑤内機を掛ける
  7. 7.エアコンをDIYで設置する方法⑥室外機に配管と電線を繋ぐ
  8. 8.エアコンをDIYで設置する方法⑦真空引きをする
  9. 9.エアコンをDIYで設置する方法⑧機械内にガスを充満させる
  10. 10.エアコンをDIYで設置する方法⑨ナット・ねじ留め・パテ埋め
  11. 11.エアコンをDIYで設置する方法⑩試運転
  12. 12.まとめ

エアコンをDIYで設置する方法①裏板を取り付ける

出典:筆者撮影

まずは内機を取り付けるための裏板をつけなければなりません。水平器を使い、水平かどうかの確認をしながらビスで取付けを行います。前述したように壁の材質で使用する材料が変わりますので、それぞれのご家庭の壁に合った取付けを適切に行ってください。

エアコンをDIYで設置する方法②本体に電線(VVF)を取り付ける

本体の右側下方から電線を差し込み、上方に出します。ワイヤーストリッパーやニッパーで電線の周りの被覆を取り除き、金属部分を剥き出しにします。
出典:筆者撮影

剥き出しにした金属部分を番号が振ってあるところに差し込みます。このとき、黒・白・赤の三色をそれぞれ何番に差したかをきちんと覚えていてください。
出典:筆者撮影

なぜなら室外機にも同じように電線を差し込むところがあるんじゃが、このとき内機と同じように差し込まないとエアコンが動かないんじゃ。だからしっかり覚えておくんだぞ。

エアコンをDIYで設置する方法③配管とドレンを取り付ける

本体の裏側にはこのように配管を繋ぐための銅管が設置されています。最初はナットが付いていますのでそれを取り外してください。
出典:筆者撮影

フレア加工が施されて広くなった配管の口と、本体の銅管の口をぴったりと重なるように合わせます。
出典:筆者撮影

ナットを締めます。最初に手締めで止まるまでナットを締めたのちに工具を使います。トルクレンチを持っているのであれば、1、2回「カチ」と音がするだけで充分です。モンキーレンチで締める場合はおおよそ90°から100°の角度を意識して締めてください。
出典:筆者撮影

これで配管の取付けは完了です。
出典:筆者撮影

続けてドレンホースを取り付けます。こちらも銅管と一緒に本体から接続ホースが出ていますので、そのままドレンホースを差し込んで粘着テープでぐるぐるに巻いて留めてください。
出典:筆者撮影

エアコンをDIYで設置する方法④まとめる

出典:筆者撮影

バラバラなままだと外に出しにくいのでここで配管とドレンと電線を一つにまとめます。今回紹介したやり方では室内で配管を繋いでいますが、先に内機を掛けて外で繋いでも大丈夫です。ご家庭の状況に合わせて施工してください。

エアコンをDIYで設置する方法⑤内機を掛ける

出典:筆者撮影

裏板の上部にあるツメに引っ掛けるとあとは自重で固定されるようになっています。室内機を固定した後きちんと水平になっているかどうか確認してください。斜めになっていると水漏れの可能性が生じます。

さあ、内機まで掛けたらあとは外作業じゃ!

ここで室外機に脚を取り付けておこう

出典:筆者撮影

室外機に配管を繋ぐ際に位置をきちんと決めるためにも先に架台の取り付けをおこないましょう。ビスで止めるプラスチック性の架台が一般的ですがコンクリートでできた架台やもう少し強度のある架台もあります。ご家庭それぞれの設置場所の状況に合わせて選んでください。

エアコンをDIYで設置する方法⑥室外機に配管と電線を繋ぐ

配管を外に出したら、壁に這わせて完成の形を整え、バンドで固定します。内機と配管の接続部分が動かないようにするためです。
出典:筆者撮影

室外機の接続部分のカバーを外します。
出典:筆者撮影

外すとこのようになっています。
出典:筆者撮影

まずここの2つのナットを外します。
出典:筆者撮影

配管を繋げていきます。
出典:筆者撮影

コツは内機の時と同じです。トルクレンチであれば1,2回「カチ」となる程度で、モンキーレンチであれば90°から100°を意識してください。締めすぎると配管のフレアがつぶれ、ガス漏れの原因になります。適切に調節してください。
出典:筆者撮影

電線を繋ぎます。ワイヤーストリッパーやニッパーなどで被覆を剥いたのちに左図のところに差し込みます。
出典:筆者撮影

差した後に確認窓から金色の線が見えているかをきちんと確認します。ここがきちんと差し込まれないと電源などの信号がうまく機能を果たしません。
出典:筆者撮影

エアコンをDIYで設置する方法⑦真空引きをする

真空引きはここから行います。まずここのナットを外してください。
出典:筆者撮影

真空引きしないと配管の中に溜まっている空気や水分が抜けません。そのままガスを充満させると配管が詰まったり傷ついたりして、ガスが本来の効能を果たさなくなります。そうなるとクーラーや暖房は効かなくなります。この作業はとても重要ですのでぜひ動画を参考にしてください。

  • 真空ポンプで真空引きしない方法として、室外機の冷媒ガスを使って配管の中の空気や水分を抜く方法がネット上などで公開されていますが、個人では絶対に行わないでください。

自分で真空ポンプを購入するか、真空ポンプの貸出を行っているところできちんと借りるのじゃ。

エアコンをDIYで設置する方法⑧機械内にガスを充満させる

真空引きが終わったらポンプを外して、ガスを充満させる作業を行います。まずここの2つのボルトを外し、六角レンチを差し込みます。
出典:筆者撮影

そして矢印の方向に回転させます。このとき必ず上の方からバルブを緩めてください。上を緩めたのちに下のバルブを緩めます。シューという音と共に室内外機にガスが充填されていきます。
出典:筆者撮影

エアコンをDIYで設置する方法⑨ナット・ねじ留め・パテ埋め

最後に外していたナットやねじをすべて締め、配管穴にパテ埋めをします。虫や風の侵入を防ぐためです。雨がよくあたるところであれば、パテの周りにコーキングを施すといいでしょう。
出典:筆者撮影

エアコンをDIYで設置する方法⑩試運転

出典: https://www.pakutaso.com/20180836229post-17062.html

これですべての作業は完了です!試運転は可能であれば外のドレンホースから水が出てくるまで行いましょう。それによって水が適切に流れているかどうか確認ができます。また、全く動かない場合は電線の差し間違えなどの可能性もありますので試運転はぜひ行ってください。

まとめ

出典: https://www.pakutaso.com/20190548149sharp.html

エアコンを自分で設置しようとすると、部材購入や工具をレンタルしてもそれなりのお金がかかります。複数台を設置する場合はいいかもしれませんが、一台だけとなると手間やお金の面を考えても業者に頼んだほうがいいかもしれません。

それに自分で工事して失敗した場合の商品の交換はできないし、保証も効かんからなぁ。

それでも、個人でよく勉強してエアコンが設置できたらとても楽しいですし、DIYの自信もつきますよね。確かにエアコン工事は個人でするには難しい作業ですが、チャンスがあれば挑戦してみてはいかがでしょうか?

fregomarinbull
ライター

fregomarinbull

DIYとお酒と犬と読書が大好き。簡単なものならなんでも作ります。

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