可動棚のDIYアイデア20選!玄関や洗面所でのダボレールの活用例などご紹介!

可動棚のDIYアイデア20選!玄関や洗面所でのダボレールの活用例などご紹介!

みなさんは可動棚をご存知でしょうか?収納力もバツグンで、クローゼットや玄関など場所を選ばず設置できます。新築の家にも多く使われ、DIYも可能なので人気です。可動棚のおしゃれで便利な活用法やDIYで設置する方法をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.可動棚とは
  2. 2.可動棚のDIYアイデア①キッチン
  3. 3.可動棚のDIYアイデア②リビング
  4. 4.可動棚のDIYアイデア③洗面所
  5. 5.可動棚のDIYアイデア④玄関
  6. 6.可動棚のDIYアイデア⑤クローゼット
  7. 7.まとめ

可動棚とは

引用:pixabay

可動棚とは、壁に取りつけたダボレールに、棚受けを板棚をひっかけて設置する棚のことです。可動棚はその名のとおり板棚の位置を自由に変えることができ、用途にあわせて高さを決められます。最近では新築のときに前もって取りつける人も多く、玄関や洗面所など、家のいたるところで収納スペースがぐんと増えるのでおすすめです。また、作り方をみればDIYでも比較的簡単に取りつけられるので、いろいろな可動棚の活用法をみていきましょう。

ダボレールとは

可動棚

これがダボレール(支柱)です。
壁面に埋め込むので場所をとらずすっきりしています。壁面に埋め込まずに設置できるタイプもあります。
引用:写真AC

ダボレールとは板棚を取りつけるための穴のあいた金属性の支柱のことです。壁面をレールが入る深さまで削り、はめこむタイプと壁面に直接ねじで固定するタイプがあります。直接ねじで固定するタイプは手軽につけられるメリットがありますが、壁面にはめこむタイプは見た目がとてもすっきりとした仕上がりになるのでおすすめです。

棚受けとは

板棚の下につけるL字型のパーツのことです。板棚にしっかりと固定できるので強度面で安心です。大きめな収納スペースや重いものをのせる棚には必ず棚受けをつけるようにしましょう。デザインやカラーバリエーションも豊富ですが、自分でペイントするなどしておしゃれな自在棚にするのもいいでしょう。

棚受けをつけないタイプもある

棚受けをつけずに可動棚をつけることもできます。作り方は簡単で、角やくぼみのある壁面部分に4ヶ所~6ヶ所レールを取りつけます。そしてレールの穴ににダボと呼ばれる小さなV字のパーツを取りつけ、その上に板棚をのせます。値段は棚受けよりも安いものが多いので、材料の費用をおさえられます。

いくつでも欲しい!可動棚の魅力

  • 場所にとらわれずに設置できる
  • アイデアしだいで収納力が大幅アップ
  • 取りつけが簡単
  • シンプルでおしゃれ
  • へやのかどに設置することで頑丈さもアップ

材料となる板棚と棚受け、ダボレールは、ホームセンターやネットで購入することができます。また、可動棚はガチャ棚ともいわれます。板棚やレールのサイズ・バリエーションも豊富で、玄関やキッチン、洗面所などのちょっとした空間にも欲しいサイズで自在棚を作ることができます。ただ、ダボやレールは数百円で購入できますが、板棚は1枚数千円と値段が高いものもあります。板棚の費用は差があるので慎重に選びましょう。

可動棚設置のときの注意点

DIYのなかでも、他にくらべて取りつけが簡単な可動棚ですが、いくつか注意点があります。ビスどめは甘かったり、取りつけ場所によってはけがや破損の原因にもなりますので取りつけ方法をよく確認し、特にいちからDIYする人は慎重に作業しましょう。

下地がない場所にはつけられない

可動棚を取りつける場所はビスを打ちこむための下地(壁の中の柱)が必ずないといけません。最近の住宅では、防火対策のため石膏ボードが家全体に使われています。石膏ボードがある部分に画鋲をさすとスポッと簡単に抜けてしまい、先端が白くなります。ビスをしっかり固定するために、取りつけ場所を決めるときにちゃんと下地探しをして、そこに取りつけましょう。

スイッチも近くにはレールをつけない

コンセントまわりの壁には電線が配置されています。レールのビスを打ちこんだときに断線してしまうこともあり危険なので、コンセントからは30cmほど離して取りつけましょう。コンセントからの電線の位置は、ACセンサーで確認することができます。

大きな可動棚を作りたい時にはレールを増やす

便利なダボレールですが、1本1本は細く、そこまで強度はありません。大きな板棚自体にも重みがあるので、重いものを載せるなどしてさらに重くなった板棚を支えるには、レールの本数を増やして強度を上げておく必要があります。できるだけレールの数を多くし、レール同士の間隔は広くても90cm程までとしましょう。

可動棚のDIYアイデア①キッチン

キッチンにはパントリーのDIYがおすすめです。パントリーとは、食器や食品類をたくわえておくキッチンの隣にある小部屋のことです。収納スペースをたっぷりとれる可動棚なら、キッチンの壁面をも有効活用してパントリーとして使うことができますね。収納したいもののサイズにあわせて簡単に取り付けができるので、収納上手なみなさんのアイデアを見ながら作り方を調べてみるといいでしょう。

パントリーほどの大容量の収納棚でなくても、少しの壁面スペースを有効活用することができます。色を暗めにするなど色を変えるだけでも存在感がでますし、少し余裕をもたせて物をならべ、みせる収納やスパイス棚としてもおしゃれです。季節ごとにお花やリース、オブジェなどを飾れば、キッチンだけでなくおうち全体のポイントにすることもできますね。もちろん、同じ収納ボックスをならべてムダなく収納することも可能です。

まるでカフェのようなおしゃれな可動棚ですね。棚の上にもおしゃれな食器や調理器具がならべてられていて、使い勝手もよさそうです。板棚が木なのでフックなどをとりつけて機能的にも使えますし、落ち着きや温かみも感じられます。もちろん高さも調整できるので、まわりの調理器具にあわせてオーダーメイドのように仕上げられるのも嬉しいところです。

思わずお客さんに見せたくなるような、おしゃれなパントリーです。新築のときにはじめから小部屋のパントリーを作りたい場合は大工さんに相談しておきましょう。ダボレールをつけたい位置に下地をつけてもらえるので、可動棚をつけたいことも伝えておくことをおすすめします。自分でパントリーをDIYしようと考えている場合でも、小部屋までは難しいので大工さんやリフォーム屋さんに相談した方がいいでしょう。

パントリーを作るときの注意点

引用:イラストAC

パントリーはおしゃれで機能的な収納スペースですが、いくつか注意点もあります。重い瓶詰めや調味料を置きたい場所には棚受けをつけ、レールの取りつけ時にはレールや棚がゆがまないように水平計を使って垂直に設置することや、下地探しをしっかりして強度対策をしましょう。

次はリビングでの可動棚のアイデアも見てみましょう。

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可動棚のDIYアイデア②リビング

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