【ベランピング】ベランダキャンプのはじめ方！狭いベランダも快適な空間に！

ベランピングとは、ベランダとグランピングを掛け合わせた造語です。ベランダで豪華なキャンプをすることを指しています。『ソロキャン』や『グランピング』などというキャンプに関する用語が注目される中、キャンプ場やホテルリゾートに出向かなくても、家にいながらキャンプ気分を楽しもうという趣旨があります。

マンションや戸建てのベランダでできるグランピングとまではいかないけれど、キャンプ感覚で楽しんでいるという人たちは「ベランダでキャンプ」「ベランダキャンプ」というように位置付けているようです。狭いベランダで非日常を味わうといった点は、ベランピングの概念ともいえるでしょう。

マンションや一戸建てのベランダに椅子やテーブルを配置して、疑似キャンプ体験をすることが一般的なベランピングの方法です。グランピングのように、本格的なキャンプ用品やテントなどを狭いベランダに設置して楽しむことも、方法のひとつといえます。

近年では、ベランピングを意識した間取りがなされている一戸建てもありますが、マンションや古い戸建てなどは、ベランダが狭いといった難点があります。どのような空間でも、居住空間と位置づけるのがベランピングの基本です。工夫によって居住できるスペースがつくれます。

ベランピングを楽しむ人の数だけ、そのスタイルがあります。キッチンで作った食事をベランダで食べるほか、ベランダでの調理をベランピングととらえるひともいます。昼寝や読書を楽しむ場所にするほか、ベランダをテントに見立ててキャンプスタイルで就寝するのもベランピングのひとつです。

一人暮らしならベランピングを取り入れ、自宅にいながら普段と違った環境を楽しむのもよいでしょう。また、環境を整え子どもだけをベランダで宿泊させるというのも、ちょっとしたイベントになります。ただし、ベランダ泊する場合は治安などの周辺環境に注意してくださいね。

『グランピング』というリッチなキャンプが定着しました。自宅のベランダもグランピング同様、おしゃれな空間に変えて居住性を高めたいと考えるかもしれません。少しでも居心地の良い空間にするために、ベランダをベランピング仕様に改造することは可能です。もちろん、ベランダに穴をあけるなどの行為は不要で、賃貸でも安心です。

人工芝シートをベランダサイズにカットし、敷き詰めるだけです。水はけに配慮された製品を購入すると長持ちします。また、口コミなどを参考に、へたりにくい人工芝を選びましょう。マンションのベランダ幅にあわせた人工芝もありますよ。

ウッド調パネルをベランダに敷き詰めて、ウッドデッキのようにあしらうのもよいでしょう。コンクリ敷の場所と分けたいときにおすすめです。狭いベランダでも収まりよく配置できます。チェアなどを置く場合、金属サビがコンクリートに移ってしまう可能性があるため、パネルを敷いて予防するのも一案です。

ベランダの柵の形状によっては、地上から様子が丸見えになってしまいます。また、日の高い時間帯に直射日光が入り込んでしまう場合には、目隠しやサンシェードを準備するとよいでしょう。ベランダ柵の目隠しは、撥水性と通気性がよいものを選びます。

ベランダが避難通路とされているマンションやアパートがあります。また、消防車の避難はしご設置場所として指定されている場所もみられます。何らかの避難が必要になった場合、グランピングスペースを解消して、スムーズに避難できるようにしなければいけません。