窓ガラスの結露を防ぐ8つの方法
それではさっそく窓ガラスの結露を防ぐ方法について、さまざまな方法をみていきましょう。どれも簡単にできる予防策なので試してみてください。
対策①部屋の中を換気する
窓ガラスの結露は温度差によって生じるため、窓を開けてこまめに換気を行い、できるだけ温度差が生じないようにするのがポイントです。また部屋の中に洗濯物を干している方は、洗濯物から水蒸気が発生し部屋の湿度が高くなっています。湿度は部屋の温度差に次いで結露を発生する原因のため、換気をして湿気を外に逃がすよう心がけましょう。
対策②除湿をおこなう
冬はこまめに窓を開けて換気をすることは、なかなか難しいでしょう。そのため換気ができないときは除湿機や除湿剤などを使って、部屋の湿気を取り除くことで窓ガラスの結露を予防できます。またサーキュレーターや扇風機を使って、窓に湿気が集まるのを防いで結露を防ぐのもおすすめです。窓に向かって風を送ることで、窓にある水蒸気を飛ばし水滴となるのを防げます。
水蒸気を発生しやすいものは窓付近に置かない
除湿をおこない窓の湿気を取り除くのも必要ですが、そもそも窓の近くに結露の元となる水蒸気を発生させる観葉植物や水槽などを設置しないようにしましょう。
対策③暖房器具は電気タイプを使う
冬の暖房器具としてエアコンを使っている方は問題ありませんが、石油やガスのストーブ、ファンヒータなどの暖房器具は部屋を暖めるときに水蒸気が発生します。湿気が多ければ結露ができやすくなるため、結露をなくすことは難しいでしょう。一方で電気で動くエアコンやハロゲンヒーターは、水蒸気を発生させることはありません。窓ガラスの結露を最小限に抑えるなら、冬は電気で温める暖房器具を使うのがおすすめです。
室内の温度は上げすぎない
エアコンなどの電気タイプを使っても、結露を完全に防ぐことはできません。結露の発生を最小限にするためにも、室内温度の設定は高くしすぎないことが必要です。窓ガラスの結露は部屋の中と外との気温差によって生じるものなので、暖房器具の温度設定には注意しましょう。
対策④食器用洗剤で窓を拭く
食器用洗剤を使って窓を拭くのは、意外と思う方もいるかもしれませんが、窓ガラスに結露ができるのを防ぐのに役立つ方法です。食器用洗剤には水をはじく界面活性剤が使われているので、水滴となって窓ガラスにつくのを防止できます。この方法を実践するときは、食器用洗剤を水で20倍程度に薄めて使用しましょう。
持続効果は短いので、定期的におこなう必要があります。
対策⑤断熱シートを使う
窓ガラスに結露ができるのを防ぐには、窓全体に断熱シートを貼るのもよいでしょう。窓ガラスに貼ることで窓と室内の温度差を最小限に抑えて結露を防ぐことが可能です。また断熱シートは1年中貼っておくこともでき、貼り直す手間が省けます。その他にもエアコンなど冷暖房機器の効きもよくなり、電気代の節約にも繋がるでしょう。
断熱シートとして活用できるもの
身近なもので断熱シートとして代用できるのが段ボールです。段ボールはスーパーなどに行けば無料で手に入るため、0円でできる対策です。使用方法も窓に貼るだけと簡単ですが、窓を全て覆うと光が入らず暗くなるので、窓の半分を覆う形がよいでしょう。
新聞紙も結露対策に使える身近なアイテム
段ボールの他にも、新聞をとっている方は新聞紙も活用できます。新聞紙は結露予防として役立つ他に吸収率がよいため、すでにできてしまった結露を取り除くことも可能です。
対策⑥タオルを窓枠に敷く
結露が発生して水滴が溜まりやすい窓の下のサッシ部分に敷くことで、タオルがしっかり吸収してくれるため結露を防止できます。それでも朝起きたときにまだ窓に結露があるようなら、そのままタオルでふき取ればカビの発生を防ぐことが可能です。タオルは日中に天日干しして乾かし、夜は窓枠に敷くことを繰り返せばお金もかかりません。
対策⑦カーテンを取り替える
夜はカーテンを閉め切ることで、窓ガラスが室内の温かい温度から遮断され、窓ガラスがさらに冷やされて結露が発生する状況を作り出します。カーテンをレースだけにするなど、窓の表面と室内の温度差をできるだけ抑えるようなカーテンにすることも対策法です。
対策⑧リフォームする
上で紹介した方法でもなかなか結露を防げないなら、リフォームも検討してみましょう。ほとんどの窓サッシにはアルミが使われていますが、断熱性に効果的で結露の発生がおこりにくとされる樹脂サッシに取り替えるのも1つの手です。また二重窓や断熱窓に交換することも、室内と外との温度差を最小限に抑えて結露を防ぐのもよいでしょう。
部屋に換気扇があるなら、換気扇を回して換気をおこうのも1つの手です。