ブラウン管テレビの処分方法!費用は?無料で回収してもらう方法はある?

ブラウン管テレビの処分方法!費用は?無料で回収してもらう方法はある?

昭和を代表する家電のひとつである「ブラウン管テレビ」。アナログ放送終了と共に、今ではその役割を終えています。今回は、ブラウン管テレビの正しい処分方法や処分に必要な費用、賢くリユースする方法などについて詳しく解説していきます。

記事の目次

  1. 1.ブラウン管テレビを処分するには?
  2. 2.ブラウン管テレビを処分する方法
  3. 3.ブラウン管テレビを処分する費用
  4. 4.ブラウン管テレビを無料回収してもらう方法
  5. 5.まとめ

ブラウン管テレビを処分するには?

出典:写真AC

昔懐かしいブラウン管テレビ。2011年にアナログ放送が終了し、地上デジタル放送に移行後は、ほとんど見なくなってしまいましたね。不用となったブラウン管テレビをどう廃棄すればよいか、捨てる方法がわからない方のために、今回は、ブラウン管テレビの正しい処分方法についてご説明します。

家電リサイクル法

出典:写真AC

はじめに、ブラウン管テレビを処分するうえで、知っておく必要がある「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」についてご説明しておきましょう。

家電リサイクル法とは?

正式名は「特定家庭用機器再商品化法」。一般家庭から捨てられる家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、鉄やプラスチック、その他の材料や有用な素材をリサイクルし、廃棄物を減らす、資源の有効活用を推進する法律です。

対象となる家電製品

出典:イラストAC

家電リサイクル法の対象となる家電製品は、家庭用に作られた以下の4つの品目です。

  • テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
  • エアコン
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

ブラウン管を処分する際の注意点

出典:イラストAC

ブラウン管は、テレビだけでなくパソコンのモニターや、モニター一体型パソコンなどにも使用されています。同じブラウン管ですが、テレビとモニターでは、順守する法律が違うため、処分方法や回収方法などにも違いがあります。テレビとパソコンモニターをまとめて処分する場合には、経済産業省のホームページなどで事前にしっかりと確認するようにしましょう。

ブラウン管テレビを処分する方法

出典:写真AC

それでは、ブラウン管テレビを処分する方法には、どのようなものがあるでしょうか?具体的な処分方法をご紹介していきましょう。

購入した店で処分

1つ目は、ブラウン管テレビを購入したお店で処分してもらう方法です。昔は、地域密着型の街の電気屋さんから、家電製品を購入していたご家庭もありましたね。もし、購入したお店が今も営業している場合には、処分を依頼できます。処分にかかる費用は「リサイクル料金」と「収集・運搬料金」です。

新しく買い替える際に処分

2つ目は、家電量販店などで、新しく家電を買い替えた際に、処分してもらう方法です。廃棄する台数に制限はないので、複数のブラウン管テレビを処分してもらうことも可能です。ただし、「同種の製品」を買い替えることが条件なので、冷蔵庫を新しく買い替えたからといって、ブラウン管テレビの処分を依頼できません。処分にかかる費用は、「リサイクル料金」と「収集・運搬料金」です。

各自治体(市区町村)の処分方法を利用

出典:イラストAC

3つ目は、購入店などに依頼ができない場合、各自治体で行っている次の2つの処分方法を利用できます。

  1. 家電リサイクル受付センターに回収を依頼して処分する。
  2. メーカー指定引取場所に自分で持込んで処分する。

①家電リサイクル受付センターに回収を依頼して処分する

出典:イラストAC

お住いの自治体(市区町村)に「家電リサイクル受付センター」がある場合には、収集を依頼できます。

【受付から回収までの流れ】

  1. テレビのメーカーとサイズを確認しておく。
  2. 家電リサイクル受付センターのホームぺージまたは、電話で事前申し込みをする。
  3. 担当地域の収集会社と収集日や時間、料金などの条件を確認する。
  4. 収集当日にテレビを引き渡し、リサイクル料金と収集・運搬料金を支払い、家電リサイクル券(控え)を受け取る。

ただし、地域によっては収集を受け付けていない場合や処分方法、手続きなどが異なりますので、必ずお住いの市区町村にご確認下さい。

②メーカー指定引取場所に自分で持込んで処分する

ほとんどの自治体(市区町村)には「メーカー指定引取場所」が設置されており、廃棄する家電を直接持込んで処分できます。この方法は、自分で持込むため「収集・運搬料金」を支払う必要がなく「リサイクル料金」のみと、費用を安く抑えられます。

【処分の流れ】

  1. 各自治体にある指定引取場所と営業日を確認する。
  2. 処分に必要な「家電リサイクル券」を郵便局で振込のうえ支払い、控えをもらう。
  3. 指定引取場所に処分する家電と、家電リサイクル券の控えを提出する。

次のページでは、ブラウン管テレビを処分する費用についてご説明します。

次のページ

ブラウン管テレビを処分する費用

関連記事

記事ランキング